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声で伝えることが誠意なら耳を失えばあなたの誠意は伝わらない。

直接会うことが誠意なら目を失えばあなたの誠意は伝わらない。

触れ合うことが誠意なら灰になってしまえばあなたの誠意は伝わらない。 ....
      あなたが浸る湯船にうかぶ
      ひとつのゆずになりたいと
      からだの芯まで温めて
      すこやかなれと
      やすらかなれと
       ....
太陽が見えなくなると黒くなった川面からたつ川の匂いが確かになった。
風が吹いてもそれはどこへも去らずただ辺りを湿らせ懐かしがらせ暗くさせ刹那の思いに姿を変えたりもした。

普段聞かない音が川の匂 ....
おしゃべりな君の愛してるは
雲みたいに飛んでいってしまうから
掴めない
だから
君がいくら愛してると言っても
雨のように触れられない
遠い雲を掴むみたいに
虚しい

言葉にするより手 ....
神格化しすぎですと言われて
そういえばそうか
でもなんか
かみなので
みつぎものとか
あげるから

いって
みつぎものを
あげるとして
やっぱり
1まんえんとか
じゃないと
 ....
リグレットを放棄し
     カルマを軽視したままで
おらは忘れていないだろうか 
     アベニューの路肩に
      生き残っている
       ぺんぺん草の沈黙を・・・
そのう ....
いま、音楽かけてるか?

ちらかってなんかないよ、星空を、ちらかってるなんて言うか?

ほんとうだよ、これはぼくとふたりだけの、ほんとうだよ、

でも、セロファン系のゴミや、キャップや、ま ....
初々しいと言えば
きこえはよいが
あのころの私はとても無知だった

結婚して初めて過ごす夫の実家でのお正月
おせちに「くわい」を炊くという
新種の宝石のような
淡い水色でつやつやの丸い物 ....
小さなツリーに飾りつけ ケーキを食べて
プレゼントを期待して眠った子供の頃
夜中に聞こえてきたのは 言い争う声

弟達は眠っている 耳をすますと台所で
父と母が言いあっている
なんだろうと ....
足軽の思惑が逆巻く 丘のひだ
かがり火の消えた 鎮守のほこら
そこから
思惑の黄ないランプに照らされて
追憶に焼き付けられた 泥沼が浮かびあがる

そして そこから見えてくるのは
枯れた ....
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六月の朝に好きな人に会う。

新しいときの創造は過去を手放すことなのに、音をたてて崩れる国のまえで、いまは少しも淋しくなれない。

ほんの小さな単語たちにも特権は与えられる。神は完全な意味で公 ....
あの頃よりも綺麗になった君を
呼び止められなかった右手

苦し紛れの甘い褒め言葉に
不覚にも照れてしまった右手

掴み損ねた夢みたいなものを
慌てて誤魔化そうとした右手

振り返 ....
もういくつ寝る
もういくつ起きる
あとなんどほほえみ
あとなんど涙こぼるる
とりたてて
言うこともない一日も
にどと来ない一日
ひさかたぶりのふるさとの
整備された寂しい通り
ときは ....
なんだろう
死の予感だ
俺には
いつもそれがある
血を吹いて
嵐のように
くず折れて
紙のように


我身にぶちまける
観念的なファシズム
軋む、軋む
軋む脳細胞
 ....
書き散らかした
言葉のきれはしを集めて
布団にしていたけれど
とうとう
足の踏み場もないほどになってしまったので
優しく重ねて
クリップで留めておく

クリップが
あなたの詩集だよ、 ....
ひどいところもすきですというか
ひどいところがすきですという
年賀メールを
おくって
たとえば
すごい
ふきげんそうな
かおをして
たにんをほめているところとか
はなしかけると
か ....
耳が三角なだけで かわいい
縁あって飼い猫も 道端でひょっこり見つめる猫も

一方的な私の挨拶に 光速凝視永遠のシカトでも かわいい

 時にトラなる事もあるけれど かわいい
 内出血の私 ....
軍手の布地が手の水分を奪う

支給品は きゅと引けば地肌が見える粗悪品

レースの手袋じゃあ無いんだから

指紋の汚れを爪で掻き出そうとしても これは染み付いた汚れだ


あかぎれの ....
あの歌が気軽に歌われていたころ
あの歌のことはみんなが
わかっていた
あの歌が
気軽に歌われていたころ
あの歌は
線路の上で寝そべったって平気だった
あの歌は
いくらお酒を飲んでも
 ....
真昼の目覚め
白い光が降ってくる
氷りつく冬の正午
透き通るガラス窓の向こうに
陽が覗く
全てがかえる
  (卵から)
私 − いや、独りで
(たち)
ゆっくりと生えてくる
伸びて ....
無量無辺のこのことを
寄る辺なき時代の卵白が包んでいる

さかさまつげを背にして眠る
わたしたちの
やさしい負けはいつの日も決まっていて
いつか必ず
だれの目にもとまらない場所で
 ....
大学時代、サークルや下宿やバイト先など、様々なところでトラブルを起こし、神経衰弱になって実家に帰ってきたことがあった。私は、冷帯に生えたヤシの木のように、自らの組成と環境との調和を図ることに失敗した。 .... 充填された
ミルクのような霧の中で問う

片付かない問題を抱えて
森の中

足を浸した水の中に
見たことのない生き物が棲んでいる

勢い込んで走る特急列車に
その側面にこの身を添わ ....
私がこうして何かを書けば

あなたは“それ”を読んでくれる。



きっと、そんなに面白くもない

たぶん、どちらかっていうとつまんない

口語体が多い“それ”を

いつか ....
ベッドの縁で夜は明けた

琴線は頭蓋骨の中に

そしてそこかしこに

この身が果てなければ

与えられる今日を知る

いまだにそちらを選べない

あきれるような本能からか

 ....
背中のチャックおろして羊毛ふとんにもぐりこむ

きのいい羊たちに手まねきされたら

なつのチョコレートのように眠っているきみが、ともだち。
(S(HE)) (創傷/創唱)

ことばが砂のようにサラサラ
つぶの気泡になって
おちてくるね
でも痛くない

痛いときはどうぞ
万能なぼうしをどうぞ
きずまみれにしないでね
いつかとけてゆくけれ ....
日本語と言う言語のすごさを私は
知りつつある。
まぁ 自分の命が絶えれば 私の中の思想は
また 誰かに純粋には伝わらないのは
百も承知であっても
その悲しみにきっと打ち勝ってくれるだけの力を ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-5
ひとつのゆず- 石田とわ自由詩11*13-1-5
川の匂いの告白- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-5
I_love_you- 小原あき自由詩6*13-1-5
グデーリアン元帥- 6自由詩213-1-5
不在の中に・・・- 信天翁自由詩113-1-2
音楽- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-1
くわい- そらの珊 ...自由詩30*13-1-1
メリー・メリー・クリスマス- 砂木自由詩12*12-12-31
氷柱の越年- 信天翁自由詩212-12-31
檸檬爆弾(大画面専用)- こひもと ...自由詩5*12-12-30
六月の朝と植物- 乾 加津 ...自由詩15*12-12-29
まねきねこ- nonya自由詩20*12-12-29
砂利道- 三田九郎自由詩4*12-12-29
魔人- ホロウ・ ...自由詩3*12-12-29
クリップ- そらの珊 ...自由詩18*12-12-29
オロナル- 6自由詩1*12-12-28
三角の耳- 朝焼彩茜 ...自由詩1012-12-28
あかぎれ- ぎへいじ自由詩18*12-12-28
線路- 藁谷 正 ...自由詩512-12-28
LOVE- within自由詩4*12-12-28
陰をあたえる- 平井容子自由詩1712-12-27
花火- 葉leaf自由詩512-12-27
君に取り戻そう- 瀬崎 虎 ...自由詩212-12-26
私を育ててくれているのは、あなた。- 元親 ミ ...自由詩1012-12-26
スローライフ(not_throw)- 村正自由詩1*12-12-26
ともだちはどこ?_ - 阿ト理恵自由詩5*12-12-26
彼女のなかに彼がいる- 阿ト理恵自由詩8*12-12-26
ふゆのひに- 唐草フウ自由詩11*12-12-26
日本語・・・- 玄一自由詩312-12-26

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