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会いたいあなたがいる
きょういる
いまいる
けれど
会えないあなたがいる
きょういる
いまいる
きょうのいまのこの風の吹く夢のなかに
つらい

大切な言葉なんだろう
滅多にゆっちゃいけないんだろう
切り札なんだろう
切符と言えるのかも 愛よ
また遠ざかったらしい
また薄めてしまったらしい
それでもほかに なかったです ....
意味もなく
手探りで歩いてゆく
情ない
情ない
こんなことしかできないぼくは
とぼとぼと歩いてゆく

言葉が百枚の枯れ葉になっても
この身が化石になっても

崩れない何かがある
 ....
君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。

ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ....
喋ったり書いたりしていた僕らは、どんな言葉だって使えた。
こんな言葉だってそんな言葉だって使えた。

「うれしい」「またね!」「ごめんね…」「さよなら。」

いろんな言葉を使えた。彼女の言葉 ....
夕陽はきっと溶けるように
水平線に抱擁されて 海の底
人魚の里で明日を孕むのだと思う
そこでは どんな哲学をさかのぼっても
たどり着けないとわをしる風が
淡水の泉を可愛がっている
つぎつぎ ....
ことばを探していたわたしを探している
なんかほかにもっと探さなきゃいけねぇもんあるんじゃねえか?って思いながら、ことばを探すわたしを探す。
そこにはきっと、あかりがあった
わたしはひかりたい。ね ....
境界線は今日も

曖昧さを保つようにして

空は青と白の始まりと終わりを

見失ったまま浮かんでいる



朝と昼を跨いだはずなのに

わたしはその境目を

 ....
柔らかい土
柔らかい手
指の腹からにゅういと
しぼりだされ
自然な形が出来ていく
少し不格好な佇まい
流れる時間と整う気持ち
優しい炎と温かい気持ち
山の向こう側で煙がもくもくと
空 ....
一方が

やさしければ

長続きする
「なぁ、あの会社の面接で聞かれたよ
 一流企業の三流社員と
 三流企業の一流社員
 あなたならどちらを選びますか?って」
「えっ、それってきついな」
「だろう、答えられないよな」
「一流企 ....
トンビが、空の深いところで回っている。
 
仰向けで、それを眺めている。
 
今、僕は死ぬところだ。
 
 
 
トンビが、空の深いところで回っている。
 
-無音。
 
静か ....
嫌いな人に
嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、なんて何回も言うのはそういう自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言う自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言 ....
ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに

赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。

たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ....
いけてる おばあちゃんでした
特筆したエピソードはない
けれど

名前が 池 てる

唯一無二の
おばあちゃんでした

寝言でドロボー!と叫んで
夜中におふくろを
震え上 ....
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている

[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]

白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青 ....
文化の日の朝
平塚駅のホームにて

初老の男性と
若い男性が
手を繋いで歩いていた

行き交う人々のうち
気付いた人は
一様に訝しげな
表情を浮かべていた

しかし私には分かっ ....
わかるよ
わかってない
わかる
わかっていない
わかっているよ
簡単に言わないで
(…言って)
もう
花を摘まない
それが素敵だからといって
紫に心を奪われた時があった
あれはいつだったのか
井の頭線で下北沢に向かう途中だったのか
定かではない
そういえば
最近虹を見ない
きみ ....
私をあまり怒らせないでくれないか
おとなしく愛の詩集を手にするときに
透き通る言葉を考えようとするときに
人の郵便物を盗み見る者たちよ

その手紙には父の遺言が
その手紙には母の筆跡が
 ....
黒く世界を支配する夜の空
月は宇宙を彷徨っている
感情は深く、深く
悲しみの涙を流し
落ちた水滴は雨となり地面を濡らす

意味は分裂され
言葉は空白の余韻に打ち砕かれて
死ぬ
昨日の ....
好きを好きな時に言いたい
好きを好きなだけ言いたい
君が毎日好き
毎日君が好き
母猫が事故死して母乳の味を覚えることなく、
共に産まれた兄妹が運ばれた行方も知らず、
ただ何となく頭を撫でてくれる手を信じて、
呼びかけてくれる瞳の輝きに返事して、
春はご主人様たちと ....
いくつもの美しいあかりが
真夜中の街路で飛び散る
若者たちは短い騒乱の中に飛び込んで
明日など要らないとうそぶいて見せる
ひび割れた舗装に隠された置手紙には
取るに足らない歌い手が書き殴った ....
透明と躁鬱を
重ね合わせた肉体
そう比喩ってもエモらないだろうね
人間失格な肉体
の方がエモってくれるのだろうか
というかそもそもエモるの定義が
おじさんにはわからないのだろうね
客観視 ....
詩の尾っぽを見つけて
しまったら
原稿用紙の海へ
すぐさま舟を出したくなる
昼だろうが 夜だろうが
凪だろうが 嵐だろうが
あくまでも
must、って感じで

置かれた受話器から ....
まとまらない
まとめたくない

心 自由に泳がせて

瞼の裏の水辺に浮かぶ
貝殻は過去のぬけがら


まとめる気がない
今日という一日を
どんな糸もすり抜けていく ....
          161103
そこに
あったはずのものが
見あたらない
そんなことが続いて
数十年
子どもから大人に
そして老境を迎え
あの世に戻るのだと
人はいう
横町を挟ん ....
葉が咲いている
膨大な緑素の内側に隠されていた
すがすがしい高熱が
いま葉をじりじりと焼いている
葉を継ぐものたちへと自らを遺すため
いま葉は美しい自殺を持続している
葉は世界の画素と ....
波に乗る時、少しの自信と勇気が必要で
そこには盲目と興奮があって、他者とのコミュニケーションと座標の変換がある
記憶細胞がざわめいて、あらゆる事物を結び付けようと試みる
その結び付け方はメタファ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いまいる- もっぷ自由詩216-11-8
いまも泣いてるもの- もっぷ自由詩416-11-8
日輪- レタス自由詩316-11-8
瞳のように触れる、君へ。- 青木怜二自由詩316-11-7
- 水宮うみ自由詩1*16-11-7
みどりごの海- もっぷ自由詩1216-11-7
ひかりたい- 水宮うみ自由詩2*16-11-6
マーブルは静かにとけていく- 葉月 祐自由詩6*16-11-6
器をつくる- 灰泥軽茶自由詩416-11-6
夫婦- ホカチャ ...自由詩116-11-5
一流企業の三流社員- イオン自由詩1*16-11-5
空の深いところで- 元親 ミ ...自由詩316-11-5
なの- 5or6自由詩3*16-11-5
通り過ぎてった笑み- ときたま ...自由詩216-11-4
いけてる- もり自由詩8*16-11-4
フルサト- ひだかた ...自由詩516-11-4
声を掛けた- 花形新次自由詩316-11-4
わかるよ- もっぷ自由詩2*16-11-4
下北沢- 5or6自由詩3*16-11-3
手紙- 為平 澪自由詩416-11-3
季節- 鷲田自由詩816-11-3
たくさん好き- リィ自由詩2*16-11-3
白猫語り- 為平 澪自由詩7*16-11-3
ブローニングM1910- ホロウ・ ...自由詩4*16-11-3
太宰、もうじき選挙だってよ- 5or6自由詩1*16-11-3
詩人の彼は- もり自由詩4*16-11-3
ほどいてしまおう- 葉月 祐自由詩9*16-11-3
みあたらない- あおば自由詩15*16-11-3
紅葉- 葉leaf自由詩416-11-3
私たちは果てしなく化け物になるしかない- 狩心自由詩1*16-11-3

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