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車の中のあなたは雨 避けがたくとりとめもなく

一つの今と一つの場所が移動する 相づちは質量を残さない

「モノローグ」そう題された つめたい彫像として心臓まで

こと切れたままのラジオ  ....
曲がり角の雨
踊り場の雨
常に潜む雨
葉を照らす雨


理由もなく
人のかたちをしている蛭が
街を造り
歩きつづけている


空の子蜘蛛
低い青
かすか ....
昨夜も空高くに見つけたのだが

朝まだ空高く

月が浮いていた

文字どおり海月のように

どうもなんだか滞空時間が長すぎる


駅に向かうひとびとの列

左、右、左、右、ま ....
失ってから本当に大事な物に気付くんじゃなくて

失ったから本当に大事な物に化けるんだよ


なんだじゃあ負けゲーじゃないか
無理ゲーじゃんか


そう ....
寂しい気持ちになるのを
誰かのせいにしてた
流れ星の行方が
願わない場所にばかり向かうから

二人の思い出は
全ての言葉より
もっと脆いものだった
一人の気持ちが
頑なすぎて笑え ....
偽ること無く 生きろと言う

隠れることも 逃げることすら

あなたはけして 許しはしないだろう

照らされる度に 濃さを増す

影と孤独 私の姿は

恥じるものでは無いの ....
なぜ秋が嫌いかと言うと
気が滅入るからで

なぜ気が滅入るかと言うと
多分単純に温度のせいだ

簡単なことなのに

毎年盛大にこの罠に足を突っ込み
ため息をついたり
嘆いたりしてる ....
ホロリと涙 ひとしずく
枯らし ぴーぷー 吹いてきた

貴女は何処へ行ったのか
風の便りも途絶え消え
ホロリホロリと 泣き濡れる

一人ぼっちで日が暮れて
夢見る明日もありゃせんな
 ....
いつからだろう
やらなくてはならないことが
できていなくても気にならなくなったのは

宿題や持ち物を
絶対に忘れることなどなかった
あれはもう遠い昔

いい加減にしても誰にも怒られない ....
独りでいたいのです
休んでいたいのです
ゆっくり
のんびり
秋の黄昏のなか
孤独を身にまとい
一言も語らずに
ただただひっそりと暮らしたいのです
騒がしい世の中に背を向け
超高速の時 ....
電車のなかにいるときいつも音楽を聴いていたが、音楽聴かずに電車に乗れば、いろんな音が聴こえてきて、楽しかった。風景が動いて綺麗だった。
するべき事たくさんあるけど、なにもせずに乗るのが楽しい。
 ....
          161012

柿の種を跳ばす時
僕は世界のチャンピオン
次郎柿に法蓮坊
黄色く色づく初秋の朝日
俺の領分侵したね
カラスのかあちゃん
まっくろけ
白い鳩を追いか ....
  朝 林檎をかじる
  椅子に掛かった駱駝色の
  ストールから君の匂いがする


  笑いと寂しさが 僕の気持へ
  記憶よりやさしく注がれていく
  ……何故? 魔法のよう ....
虹の混じりかたをみていた
天気雨のバスで
バスは曲がって
虹は見えなくなった

言葉や心で世界をみれば
少しづつ燃えているようだ
陽炎はほんとうに燃えている

世界の混じりかたと虹の ....
独居老人二人が
道の真ん中で立ち話をしていた
「夕べはほんとに死ぬかとおもったわよ、
思わず遺書を書いたわよ」
「あたしもこのあいだほんとに死ぬかとおもったわよ、
あたしも遺書を書いたわよ」 ....
一生なおらない病気であるならば
それは病気ではなくわたしの一部なのだろう

そう気づく秋の景色のなか
定期的に通う道の
木は色をかえて
それでも同じ木に安心して歩く
足の先から
頭のてっぺんまで
おしゃれづくしだが
心は
スッピンのまま
「てめえーふざけるな!」
なんて平気で言っている
あなたはコバルトブルーをみていた
隣でわたしはあなたをみていた
夢よりも夢 涯を超えて夢
異国の太陽はその日
確かな二つの影をほがらかに謳い
風は七つの空から燦燦と
かつてを想うあなたと
 ....
心の真ん中/Big Ben

陽の落ちた後のロンドン

ライトアップされたビッグベン

大時計の針の音が
この街の心臓であるかのように脈を打つ

時計台の裏の古びた工具が無数に置か ....
「ことばなんていらないよ」
彼女は楽しい言葉を使う。
彼は言葉を探すが、楽しい言葉が見つからない。
彼のなかには、他者の悲しい言葉しかなかった。
「ことばなんていらないね」彼は、彼女の言葉 ....
雨が嫌なら素敵な傘を買えばいい

晴れの日にも差したくなるような傘を

やな奴も多いけど人はやはり素晴らしい

キスをしたり
抱き合ったり
暮らしたり
雨やどりし ....
トムハンクスや宮沢りえが月を見つめていたように

ぼくも夕暮れの黄色い雲のむこうに月を見つめている

昔の全米ヒットチャートをにぎわせていたバンドの映像を見つめていると

まだ汚れてない時 ....
両開きのメニューにすっぽり収まった君の顔

新幹線のプレートを指さして

「これがいい」

って無邪気に笑う君

少年時代は特急から眺める景色みたいに一瞬で過ぎ去るけど

一つ一つ ....
常識って
当たり前で
つまんない
ぶち壊すために有るって
思ってたけど
違うよねって
感じるようになりました

お肌も曲がり角過ぎたしねぇ

なぁんだ
イケてない奴って
思われ ....
本屋のレジに並んだ瞬間から
何か違和感みたいなものはあった
まわりを見回してみると
誰も僕の前後には並んでない
並んでいるのは4、5メートル離れた
向こう側だ
しばらくするとレジの店員さん ....
あなたの激しい煌めきは

蓋をしても隠しきれない

マグカップで足りる程の

光しか持たないわたしは

指をくわえ憧れるよりも

一体どうすれば

今以上輝きを放てるの ....
心臓に張巡らされた無数の血管のように
言いたいことがあるのに
それが言葉にならないって
きのう電話できみに話したね

勿論、お互いの苦悩や孤独のこととか
きみへの愛や関係性とかい ....
うれしい言葉だけおぼえているように
心身をむしばむくだらないやり取りや
こずるい軽口の数々は
聞かれるそばから次々と消えてゆくように
心の谷底に
大きな口をした動物が
いつもいるように
 ....
未来を祈る

こんなことは初めてです

どうしても晴天であって欲しい

こんな思いは初めてです

初めての祈りだからこそ

大切にしたい

初めての出来事だからこそ

 ....
いつも通りの町を、いつもとは違う時間帯に散歩してみたら、夢みたいに、いつもとは違う現実みたいに見えて、何年かぶりに詩人になれたような気がした。
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダブルスライド- ただのみ ...自由詩15*16-10-19
しずく_手のひら- 木立 悟自由詩516-10-19
浮月- 吉岡ペペ ...自由詩216-10-19
- TAT自由詩3*16-10-17
後悔- 竜門勇気自由詩4*16-10-16
太陽- 葉月 祐自由詩3*16-10-16
ひのこ- ガト自由詩4*16-10-15
北の街- 星丘涙自由詩2*16-10-15
スパイシー- 坂本瞳子自由詩2*16-10-14
教えてください(2016.秋)- 星丘涙自由詩2*16-10-14
駅の待合室- 水宮うみ自由詩1*16-10-13
秋のそら帰りみち拾いものする少年のメリーバッドエンド- あおば自由詩2*16-10-12
きみのにおい- 草野春心自由詩116-10-12
7.- Qg3!!自由詩416-10-12
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- 朧月自由詩716-10-11
おしゃれ- ホカチャ ...自由詩216-10-11
ポーツマス- もっぷ自由詩316-10-11
心の真ん中/Big_Ben__- 自由詩216-10-10
向き合う- 水宮うみ自由詩3*16-10-10
銀色の蠍- TAT自由詩2*16-10-9
汚れた精神- 吉岡ペペ ...自由詩216-10-9
お子様ランチ- 自由詩4*16-10-9
コモン・センス- まいこプ ...自由詩516-10-9
ボケモンGO!- ホカチャ ...自由詩116-10-9
今日も振り出しに戻る- 葉月 祐自由詩2*16-10-8
天体とこころ_Ⅱ- 白島真自由詩11*16-10-7
愛言葉- やまうち ...自由詩316-10-7
週末天気- 佐白光自由詩4*16-10-7
いつも通りの町- 水宮うみ自由詩3*16-10-7

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