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ふたかかえもする
庭石のくぼみが淀ませている
枯れ葉を腐葉にして
「時」のひかりをふくむこともせず
「空」の叫びにこたえることもなく

やがて 湛えたあまみずもさよならするだろう
そして ....
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する


おいおい ....
 運動会に
 宇宙船の円盤が降りてくる
 
 雲一つ無い快晴の空に
 組み体操の人々の束が
 何らかのメッセージを
 送っていたのかもしれなかった

 しか ....
やたらと動きのよい男は
チーフを取り出して涙を拭う
そして顔を傾けて囁く
女は台本通りに今宵二度目の愛を誓い
嗚呼、悲劇などないのだ、と


そして舞台袖の暗がりでは
黒髪を撫でつけた ....
さようなら僕は君を見失う
責任転嫁にも慣れたころに
手を振った君は笑顔だった

さようなら君が僕に告げる
夕方過ぎに飲んだコーヒー
零れた雫なら染みになった

色々なものを急ぎすぎては ....
愛してると言われたけど試されちゃったり
拒否されちゃったり全部無かった事にされちゃったり
疑り深い奴になっちゃったのは
週刊誌の所為じゃなくて君の所為でしょ?
それともそんな君を好きに ....
わたしが終わらせたがるものを
あなたはいつも始めたがった

わたしが言葉に似せたものを
あなたは言葉に戻してしまう

同じ魔法をかけられたのに
あなたは青、わたしはくらやみ
懐かしい友人が会いにきた
数年間の経験と知識を持って
新しい海を渡ってきた
昔話も苦いことばかりなのに
どうしようもない俺に会いにきた

姿勢のいい奴はよくしゃべる気がする
知らない言葉 ....
根菜を切る
すとん、と
やわらかく
響くまな板

根菜を切る
おおまかに
あたりをつけて
あとは
力を込めるだけ

そんなふうに

もう
あなたに告げるのだ
楽しかった
 ....
お鼻の高いおくさんが
キャリーを曳いて家を出る
きらわれ者のかあさんは
むすめの手引いて家を出る
きれいなあしたを夢に見て
あるべき門出をやり直す
首なし亭主の死体つめ
青いお墓に捨てに ....
カスタードの耕耘機が紫の戦場を掘り起こしていく
哀れな鉄兜に包まれた頭蓋骨を軋ませながら

ガチャ目の夜盗が畝の中から拾い上げるチョコレートは
蝕の下で飲む麦酒よりももっとほろ苦いのに
頭上 ....
〜1番〜

立ちっぱなし
満員電車に負けた

いえ、3階にあるオフィスの
上り下りに負けた

右ひざがイカれた
きっと左ひざももうすぐね

必死になって
ダイエットに励んで
 ....
君の道は今ここから始まるのさ

辛いことばかり背負って生きて来たけれど

人生がここからじゃ遅いなんてことはないのさ

君が今この瞬間から始めようと思ったなら

そこが君の再出発なのさ ....
どちらとも言えない表情で
どちらとも言えない言葉で

誰かを騙して

自分の本当の言葉を濁していたら
いつの間にか自分でも
本当の気持ちが判らなくなってた
唯一の理解者が判らないならば ....
赤ん坊は泣く
抱いてよう 抱いてよう
ほんとうにそうなのか

生まれたことを嘆いて泣いている
のではと思ってしまうのは
生まれたくなかった私

赤ん坊のつきだす両腕は
求めている
 ....
君の街も
晴れてるかい?

こちらは青空
突き抜けて
春が夏を
探していたよ。

きみと初めて出会った季節はすぐそこで
相合い傘を思い出す

寂しがり屋のわたしはいまも
この青 ....
わたしはくっぴーというものです


海からやってきて


きっと


海へ返っていくものです


それは私がきめたことではありません


おてんとうさんとうみさんがお話合 ....
街角ごとに違う風が吹いている
蜃気楼の街灯をぼうっとひらめかせて
サーカスが来るまでに子供たちはベッドへ
サーカスが来るまでは子供たちもベッドへ

どこからたどり着いたのか知らないが
気が ....
 どろどろした嫌なものは、ばっさり切り捨てた。 切られている時の光景は今でも忘れていない。
 ばらばら落ちてゆく黒い塊。 それに比例する開放感。 首筋を風が撫でる気持ち良さは真夏の風鈴みたいだ。
 ....
何度でも思う
これは奇跡だと
春まで生きていて
本当によかったと


{画像=100413110014.jpg}
 立ち去る君にかける言葉も無く、
立ちつくす僕は一匹の蛙だ
やっと啓蟄になったのに
気が付いた時に
桜の蕾はパンパンに膨らんで
僕らの別れを祝うように
枝は軋んでいた。

僕が声をかけ ....
きのうはだかを撫でてくれていた
そのちいさな手のひらに
射精してしまってもいいですか
あなたがいないだけで
ぼくは罰を幻視してしまうのです

ゆくさきを見失った熱が
ぼくの真ん中で氷をつ ....
なぞはすべて解ける
だが振り出しに戻っているのが気に食わない
俺は宇宙が気に食わない
人間と宇宙の関係のあり方が気に食わない
宇宙ったって
何なんだ?
星が動いてるだけだろ
ほとんどは空 ....
夜遅く 家に帰る
澄んだ夜空 揺れる花々
風を切って 月に話しかける
猫が鳴いてる部屋に着く

鍵を開ける カチャリと響いた
隣の部屋にも 上下の住人にも
わかるくらいに静かに響 ....
夜の骨格
白く品性を保った
孤独

孤立とは
アイソレイションとは
ただ向かい合うために
悲しみが訪れるのであれば
僕も君も壊れた宇宙の
円盤で
いつまでも
ロンドを踊っている
 ....
個体であることが煩わしいなら
生皮を剥いでなにもかも垂れ流せばいい
おれはおまえの内にあるものと話をしてる
おまえがどんな生のリズムに翻弄されていようとも


ひとつの ....
寂しくとも

悲しくとも

背筋を伸ばし

顎(あご)を引き

奥歯を噛み締めて

ゆっくりと歩め
好きなのに
近付けないんじゃなくて

好きだから
近付けない

わざと冷たくしてしまう

本当はもっともっと
色んな事知りたい
触りたい
心の中も頭の中も体も全部知りたいのに
 ....
読んで 呼んで
私の声を

ぽつ、ぽつ、と


聴いて
自由にして
翔んでいって

とぷん、と


緑の床に沈んで
葡萄色の世界に溺れて

眠り

たゆたう 海
 ....
 
 
カニの甲羅に
雪が降り積もる

ブランコは揺れる
誰かの言葉の
力を借りて

食べ飽きてしまったね
紙の形は

自分の目を覗き込むと
動いている人の
背中が見える ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8467)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
凍てついた炬火(九)- 信天翁自由詩210-4-15
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モンスタ—- ヨルノテ ...自由詩310-4-15
観劇- 瑠王自由詩9*10-4-14
- 雄太自由詩110-4-14
ヒトトシテ- 虹村 凌自由詩1*10-4-14
blue_and_ash- mizunomadoka自由詩410-4-14
昨日をさらっていくよ- 粉末自由詩2*10-4-14
宙(そら)への願い- umineko自由詩8*10-4-14
イドのまわりのわらべうた- salco自由詩5*10-4-14
耕耘機- シリ・カ ...自由詩110-4-13
要は太りすぎ- 花形新次自由詩3*10-4-13
門出- 桜 歩美自由詩210-4-13
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使者- 朧月自由詩210-4-13
春が- こころゆ ...自由詩3*10-4-13
くっぴーからおつたえします- しだ   ...自由詩1*10-4-13
月の美しい夜だから- 瀬崎 虎 ...自由詩310-4-13
かみきった- 志賀羽音自由詩110-4-13
花の季節- うめバア自由詩310-4-13
別れの蛙- ……とあ ...自由詩13*10-4-13
- 吉岡ペペ ...自由詩7*10-4-13
タペストリー- 馬野ミキ自由詩1210-4-13
デリケートな惑星- 自由詩510-4-13
___痛みが訪れるのはそれから- 瀬崎 虎 ...自由詩410-4-12
ペインキラー- ホロウ・ ...自由詩1*10-4-12
attitude- 蒲生万寿自由詩3*10-4-12
むずがゆい_好き- くゆら自由詩210-4-11
stray- 宙空 心自由詩210-4-11
降雪- たもつ自由詩610-4-11

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