すべてのおすすめ
みのむしが
細い糸を
必死に
上っている

何度も
何度も
上っている

今日は
風が
強く吹いていた

北風が
みのむしに
向かって
吹き付けてくる

くるくる
 ....
その神様は
ちっとも偉大じゃなく
小柄で、痩せた手足をしていて
けれども表情は生き生きとして
老人の顔をした少年のよう
優しく、時々いたずらっぽく微笑み
白い雲と暖かい日差しとそよ風とチョ ....
今再び王子は蘇る
地獄の釜から這い出てきた
君は空を飛べるんだ
地獄界から人間界に
飛んで戻ってきた

向う所敵なし
理論で全て説明して
神に祈る
改心せよと
ゴミ箱から膿を吐き出 ....
Helpという記号
Usという記号

私たちは言葉をまとい
言葉の中で
死ぬ

Stayという記号
Hereという記号

想いは
言葉に置換され
不正確なまま
空へと 
放 ....
かわいそうって言われて複雑なのは
障害者の姉のことか自分のことか
よくはわからない視線にあうから

くすりと笑う姉の笑顔は
子犬がじゃれるようでかわいい

計算された親切の前で
こわば ....
春、のような水脈を
五線譜に記したく


少年は
夜を鏡でうめ尽くす
そして、
怯え



柔らかな
こころに角が
生えるとしたら、

それは
芽吹いたばか ....
腹が立ちすぎて鬱

揚げ足ばかりとられて、
見過ごされてる形のないもの
つぶされていくものの多さ
自分以外の人のことでも
木の幹に守られた樹上の猿みたいな
生活が必要だ
 ....
夜光の界隈は大人の情事
そんな恥ずかしいこと
言えるはずもなく


わたしの
視力が役立つ範囲は狭い
それにしたって
腰をおっことしてまで
見る ものの価値ほど
十二分にも
役目 ....
サワメの 『サ』 は


サカナみたいに大きく、
おいしくなりたいの 『サ』




サワメの『ワ』 は



ワクセイの中の地球の中のわけのわからん枠組みに住む ....
朝自分で焼いたパンに
いっぱいの具をはさんで
大ぐちを開けて頬張るとき
君は一番輝いている

ボーナスが入って
我慢していた
お気に入りの化粧品を
次から次に買い込むとき
君は一番輝 ....
今日から生まれ変わった と。



これで心機一転 と。



誰にも見られないで済む と。



なんでも書きたい放題さ なんて。



い ....
{引用=





人間には
なあ〜んにも
わかっていない


 赤が赤であることも
 赤とは何であるかも

 自分が何もわかっていないことも
 何がわかっているのかも
 ....
月が大きく自己主張した夜
私の家出はまた延期される
わかっているのだもの
どこへもゆきたくはないと

見知らぬ男の両の足の間に置かれ
身動きとれない それが
子守だと知ったのは母の笑い話 ....
ぎゅうぎゅうに凝り固まった脳みそのなかに
気泡が浮かんでくる

ぷかり、ずきん
ぷかり、ずきん

ため息

左の耳が聞こえない
中耳炎の海なかに
気泡が浮かんでくる

ごぽり、 ....
目に見えないあなたを

ぼくはなんどもコピーした

そして

年端もゆかない精神に

ぼくはなんども貼りつけていた

あなたの苦しみや痛みを

ぼくはじぶんのものとしたかった
 ....
梅の花がふくらんだよ
家族みんなでみにいった
あの梅の花が

山あり谷ありと いうほどでもない傾斜なのに
つえをついたおじいちゃんやおばあちゃんを
誘導する母や父には 救助隊みたいな緊張が ....
教壇から頭ごなしに説教をするタイプでもないので
例によって教室を歩き回りながら僕は話す
半年、あるいは一年ほどの付き合いで学生について
何ほどのことが分かるかと問われれば返す言葉もない

も ....
今日も聞こえる。
あの声が…「人なんてくだらない。騙せ。裏切れ。嘘をつけ。」
今日もうなされ、
声が出る…「うるさい。黙れ。ほっとけよ。」

僕は、声の主を探す旅に出た。
行く先々で出会い ....
放課後の訓練室で
暇をつぶしていた僕たちを
待ち受けていたものは
熱放射だった
侮ってはいけない
強い熱は人を焦がす
ほら、僕の腕にはシミがついている



なす術もなく暮れなず ....
良かった、と呟いて
それからまた手を離すんだろう

そしたら宇宙の端から呼んでくれよ

必ず応えるさ、

まだ本当にそこにいればね



ニルヴァーナ、

そこにたどり着こう ....
そうさ
ぼくらはキスをした
みんながもう寝た頃に
電車の終わった線路を歩いて
手をつないで
歩いた道を振り返って
ふたりを遮る
理由のすべてを振り切って
思えばそれが
ぼくらのささや ....
パステルブルーのまあるいボールが目の前を
ぼんっ
と跳ねてった

あなたが待っているのがボールの向こうに見えたけれど
私はボールを追いかけた
追いかけた

ぼんぼんボールは跳ねていく
 ....
金属が
金属の腹をこする
わたしが生れ落ち
さみしく 生きてゆく
ただいま おかえり
今日は給食おかわりしたよ
そう言いながらニコニコ笑う
愛しい笑顔を抱きしめた

ただいま おかえり
今日はクジラ山に登ったよ
そう言いながらニコニコ笑う
 ....
これだけなだらかな
流線型の谷を下るあいだに
私はすっかりと忘れてしまっていたのだ
これが谷であるということを
私は視覚的な美しさを楽しみ
そこにはすべてがこめられていると思い込んでいた
 ....
 京浜東北線に乗ったら、隣に乗り合わせた男がガムテープを鞄から取り出した。黒い生地の埃っぽく薄白く汚れたビジネス鞄。黒い繊維で側面の汚れたガムテープ。

 ビリビリ、ビリビリ。

 引っぱがし ....
気絶しそうな海が春の鼻先で
壊れたり生まれたり寝返りを打ったりしていた
レイン・ツリーと何度も口にしながら
飛行機雲を保存する方法を考えた

音が消えると振動がなくなるので
悲しみは無意味 ....
耳元で囁く I love you
貴方が少し照れたように微笑むから
私はとても幸せで
泣きたくなる


微かな機会音が貴方の命を繋ぐ
誕生日まであとふた月
指折り数えているけれど
病 ....
消極的に一晩中
消去していたが
どうにもこの方法では
心の皮膚が元に戻らない
いっそ
千切ってしまおうか
柘榴、また実がなるかな?
とか思ったが
それも夢のまた夢だろう
僕は
あわ ....
車にのっていこう

途中の緩やかな景色の流れも

沢の水の冷たさも

いろいろな情報を過ぎて 車で行こう


目的地こそ意味があるから

あのお店に行きたいから

あれが見た ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みのむし- そよ風さ ...自由詩7*10-2-2
そんな神様だったなら- 靜ト自由詩410-2-2
怨念- ペポパン ...自由詩5*10-2-2
Stay- umineko自由詩5*10-2-2
エンジェル・ステップ- 朧月自由詩4+10-2-1
星祭り- 千波 一 ...自由詩4+*10-2-1
木の幹に守られた樹上の猿みたいな生活が必要だ- フミタケ自由詩5*10-2-1
まどわく- 窓枠自由詩3*10-1-31
サワメ- サワメ自由詩310-1-31
もう止めにしたいんだけれど- 花形新次自由詩410-1-31
世界一オマツリ- サワメ自由詩310-1-31
赤の林檎- まどろむ ...自由詩7*10-1-30
自己主張の月- 朧月自由詩510-1-30
偏頭痛- なき自由詩2*10-1-30
ぼくはあなたをコピーする- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-29
梅花観賞- 朧月自由詩610-1-29
それでは試験を配ります- 瀬崎 虎 ...自由詩5*10-1-29
声の主- 逆鱗社長自由詩1*10-1-29
電解質イエロー、あるいは触媒世界- 真島正人自由詩3*10-1-29
三千世界- 自由詩4*10-1-28
ぼくらはキスをした- ふくだわ ...自由詩310-1-28
- なき自由詩5*10-1-28
ノート(金属)- 木立 悟自由詩210-1-27
おかえり- 仁惰国堕 ...自由詩4*10-1-27
憧憬- 真島正人自由詩4*10-1-27
皮膚の境目- なき自由詩1*10-1-27
飛行機雲を保存する方法- 瀬崎 虎 ...自由詩510-1-26
I_love_you- まさたか自由詩310-1-26
君にキッス- 真島正人自由詩3*10-1-26
車にのって- 短角牛自由詩110-1-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279