すべてのおすすめ
ここに来たのは
いったいどれくらいぶりだろう
遅い昼下がり
海岸沿いの辺鄙な道の駅は
物産品を買い求める人々や
ソフトクリームやドリンクを注文する人々で溢れかえっている


少年たちが ....
これは墓まで持って行く。
そういうひみつがひとつくらいあるのではなかろうか
わたしにはそれがある。
これは墓まで持って行く、と
目をつむり見つめる

ひみつを見つめたあとに
見あげた空は ....
静けさ 揺れる
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ  ....
寝返りを打てば
星が消えるような夜

邪魔者になって
夢の中から
光を奪ってやる

暗い部屋には
悪いことばかり
襲ってくる気がして

枕ひとつでは
身体を守れずに

腕を ....
街を越えて
町を越えて
村に辿り着く

山間の静かな場所
湖があり広い心になる

都会の渦に巻き込まれ
狭い心になっても
故郷に戻れば楽になる

都会を離れて村に戻る
全身が喜 ....
幼さ
若さ

無鉄砲
向こう見ず


傷痕
教訓
女のお尻は男よりも丸い
僕に耐えられぬ、痛みをも知るひとよ
あのなかにはもしや
青い小さな惑星が回っているやもしれぬ
さよならが
折り目のない小説みたいに
積み重なっていく

その時はきっと
少しの哀しみで
瞳の色と同じくらい
光を受け取れるから

前を向けるように
全てを忘れるわけじゃない

 ....
思考が蠢く
蟻塚に居るかのよう
思考は生きて息していて

感覚を楽しませるために!生きている
感覚を楽しませるために!生きている
そして抜け落ち墜落していく
そして抜け落ち墜落していく
 ....
吊革につかまる
リュックを背負った妄想の列

モノクロフイルムの
買い出し列車
一応に皆、リュックを背負い
何があってもリュックを手放さない
網棚には何も無い
大したものが入ってい ....
雨が降っている。奇麗な雨が。
大人はみんな砂遊びをするべきなんだ。
ルールなんて無い。
森がさわさわ鳴っていて、
空虚な丸を両手に掴んで、
いつか砂底に現れるドアを、みんな夢見てて。

 ....
きみの笑顔が欲しくて
生きてきたのかもしれない
きみの苦しみは あたしの外側にある
その時が流れ去るのを待っているしかない


いくら寄り添ってもたどりつけない
深い井戸の底から見上 ....
目的を失くしたように
ただ帰りの道しか
歩いていない

瞳の色が
乾かなくて
さよならはいつでも
濡れた頬に
似合う指を探す

ここにはもう届かない
確かな答えに
リボンを掛け ....
手を合わし目をつむり
「みなさま
 今日も一日 ありがとうございました
 今日もこうしてお休みできます
 ありがとうございます
 みなさま
 お休みなさい またね」
と夜の布団の中で声を ....
一列目の私は
前を向いているのに
人に触れると
改行ばかりして
道を外れてしまう

これが文字なら
私は手紙を書くことが
出来ないだろう

最後に名前を
残すのが夢なのに

 ....
この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館

そこで僕らは
 ....
背後には誰もいない
開け放した窓から雨が降りそそいだ
部屋には部屋がなかった
区切りのない家に不可視の声ばかりこだましている
迷宮ですらない
音楽を挿れたら違う生き物になる
誰も別人でなか ....
今日もまた多くの感染者が出た
でもそれ以上にたくさんの
手を洗う人がいる
マスクをつける人がいる
人混みを避ける人がいる
報道はされない
数の把握もできない
ありがとう
きょうもまた無 ....
カツサンドを食べて
心臓を強化しようとしたが駄目だった
美味しいんだけどなあ
強化の効果はない
お茶を飲んでしばしの休憩をとると
夢の中でキスをされて
有頂天になっていた
つまり私は寝て ....
何となく良い流れが見える
眼を閉じても見えそう

悪い流れは黒々して
重々して気持ちが悪い

良い流れは直ぐに身体に馴染む

ポジティブに過ごしていれば
自分の過ごしやすい世界になる ....
哲学者と詩人と新宿のホームレス
もしも資質があればなんにでも

応用数学者と宇宙物理学者あるいは
ドビュッシーとツトム・ヤマシタ

こんな問題意識で生き伸びても
脳力もないのに戸惑うだけ ....
ぼくは
もう
だめ、
なのです
ほとんど
機能していません
なにもかも、がです
終わっているのです。
なにもかも。

みとめたくなくて
こんな
どうしようもないことを
まいに ....
夜に
道行く人の顔、白く浮き上がり
満月
孤独な魂が、彷徨する
道に沿ってぽつぽつと点灯する黄色い灯り
追いかけて、追いかけて
刹那開かれる永遠に
そっと息継ぐ精霊を みる



 ....
知らなかった
何も知らなかった
貴女は知らなかった
貴男は知らなかった

知らなかった
彼は知らなかった
知らなかった
彼女は何も知らなかった

私は知らなかった
私も知らなかっ ....
おばさんから愛が溢れて
アがこぼれ出たのが
おばアさん

おじさんに愛が沁み込んで
イがにじみ出たのが
おじイさん
限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む

顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に

無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され ....
タイヤキ
頭or尻尾?

No
This is
イマガワヤキ

No No
オーヴァンヤキ
夜の遅い時間
心が静かになって
二人だけの時間が濃くなる

線香花火に火をつける
流れる時間がゆっくりになった

ゆったりした心で
余計なことは考えず
二人だけの時間を過ごす

 ....
身体感覚に素直に従って生きてゆきたいのですね
回答の得られない食べきりサイズの人生でもそれでも

新たな無限のドアを自ら鎖してしまわないように
太陽が遍照する微妙なバランスの不自由にありがとう ....
ともした線香の香りが連れて行く
どこかへ行ってた盆の夜
鏡を見れば どことも言えず
いとしい人の面影がよみがえる


今生の人よりも はるかに多い
過去の死者と 未来に生まれてくる者 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金星- 本田憲嵩自由詩521-9-6
どこかのここ- こしごえ自由詩7*21-9-6
造形流- ひだかた ...自由詩521-9-3
夜明け- ミナト ...自由詩121-9-3
山間の村- 夏川ゆう自由詩321-9-3
成熟- ヨロシク自由詩121-9-3
ある夜のメルヘン- 服部 剛自由詩721-9-3
いつか- ミナト ...自由詩121-9-1
トビラ- ひだかた ...自由詩521-8-31
朝の列車- ……とあ ...自由詩7*21-8-31
世界が歌であったなら- 由比良 ...自由詩121-8-30
避暑地の恋- 藤原絵理 ...自由詩321-8-29
alone- ミナト ...自由詩121-8-29
お礼- こしごえ自由詩8*21-8-29
- ミナト ...自由詩221-8-29
夏の風景- 塔野夏子自由詩14*21-8-29
壁のない家- 凪目自由詩221-8-29
手を洗う人- 木屋 亞 ...自由詩1*21-8-28
カツサンド- 間村長自由詩721-8-28
良い流れ- 夏川ゆう自由詩421-8-27
発掘幻想曲- 梅昆布茶自由詩1221-8-27
あなたに- 草野大悟 ...自由詩321-8-25
精霊の夜- ひだかた ...自由詩5*21-8-25
知らなかった- こたきひ ...自由詩421-8-25
老いるオイル- イオン自由詩2*21-8-25
岸辺- ひだかた ...自由詩621-8-24
間食- ヨロシク自由詩221-8-24
二人だけの時間- 夏川ゆう自由詩321-8-20
旅人のうた- 梅昆布茶自由詩14+21-8-19
送り火- 藤原絵理 ...自由詩6*21-8-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279