すべてのおすすめ
君の外周をぬける
君という
確信が欲しくて

虎がバターに
ブログがツイッターに
急げば急ぐほど
混然として

君の外周をぬける
なんて遠回り
うなじから耳元
腸骨から正中線
 ....
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い

吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ

一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる


 ....
黒揚羽が跳ぶ

墓場の霊気を浴びながら


黒揚羽が跳ぶ

思い出の蜜を吸うために


黒揚羽が跳ぶ

生前の悔いを晴らすために


黒揚羽が跳ぶ

必死で誰 ....
へんしんがなかった
だめだから
ひととして
くずだから
なかった
へんしんが

あしたも
ない
あさってもない
しあさってには
ある
ほうふくが
くぎばっとで
なぐられる
 ....
はだかんぼうな大銀杏の木
それでも寒々しさは微塵にもなくて

なんだか凛々しい

思わずさわりたくなって
てのひらで逞しい幹にふれてみれば

生きているんだ

木なんだから動きもし ....
頷くことに数千の
首ふることに数千の
意味があること知っている

あなたへ触れた私の手のひら
たくさんつまった気持ちの手

ぜんぶ わかる
ことに意味はない

お互いが
ここにい ....
わたしが動かなくても
雲は西へと流れてゆく

わたしが動かなくても
みつばちは花を求め
8の字に旋回する

わたしが動かなくても
大地はわたしを乗せて
星の周りを回り続ける

わ ....
 
 
列車も停まらないような
ホームの一番端でひとり
ご飯を食べている
ちゃぶ台は誰かが置いていってくれた
多分、親切な人なのだと思う

納豆や根菜類の煮物など
好きなおかずを並べ ....
だきょう
だせい
どんづまり

1366×768ドットの檻の中で
ゆうゆうと座り込んだままの
気障な行分け文章

だみん
だつりょく
できそこない

TFTカラー液晶の眩い ....
みんなこいよ直腸で爆竹炸裂さすパーティが印旛沼の近くでやってるって噂だぜ!
男も女もみんな素っ裸で肛門から直腸に爆竹を挿入してるって噂だぜ!
みんなにはいつも世話になってるから特別に教えてやるから ....
御岳百草丸を20錠飲んで
俺は今日も健康に生きる
黒い革のジャケットを着て
黒い革のブーツを履いて
咥え煙草でバイクに跨り
人間ドックを受けに行く
バリウム剤をしこたま飲んで
真っ白な糞 ....
悲しいような甘さ
だ液に含んだキャンディをひとつ
あなたにあげたい

人の吐く息の波に
飛ばされてここにいるから
空が見えない

ふるえたように電話をかけた
いつもあなたに
揮 ....
東京の東の場末の少し前

相撲とりと競馬狂い
ちょっと一杯ひっかけようと、
そぞろ歩きの錦糸町南口

客引きの中国人の女やら
街頭ライブの若い子やらが
ネオンの極彩色にまみれながら
 ....
寝息は心を溶かしていく

水に入れた角砂糖のように

もろもろとたゆたいながら漏れ出していく

寝息をたてて

あなたは朝を迎える

僕は 眠くて

濃い目のコーヒーに 角砂糖 ....
発しない言葉で
君に贈る気持ち
君が君の場所でがんばるのみてるよ

私の居場所で
私が疲れた時には
君が君の居場所で
汗してるの想うよ

ひとりの
歩幅は足りないこと示すけど
つ ....
曲線
ゆるやかなR
なだらかなN

わたし
一番じゃなきゃいやなんです
一番で

愛が
ひとりに一つずつなら
夜が
不意に消費する

曲線
貴方のゆるみに
ゆびを添えて
 ....
歩いていこう

自分たちの速さで

少し息が弾むこの道のりを

白い息を吐き出して

頬が赤らむのを感じながら

手の温かさを確かめながら

歩いていこう

願わくばその先 ....
僕が言葉を紡ぐには

ある程度の孤独と

大きな喪失が必要なのかもしれない


そんな気がしている 満たされた夜


よろこびの歌で

たっぷりたぷたぷな充足感を唄うには

 ....
ちょっと変な感じなんだ
この股間の疼きがね
僕は性欲が露骨に
股間に出るタイプなんだ

僕は大きさに
そんなに自信はないけれど
もし大きかったら
今すぐ君に声を掛けてみるのにな
二人 ....
ミシシッピーの船着き場よりも

遠くへ


出せなかった手紙の宛先よりも

遠くへ


イチローの安打よりも

遠くへ


国境線の結び目よりも

遠くへ


 ....
馬鹿野郎



愛を知らない、
訳がない。
私は私の愛の形を、
発信し続けているのだが、
誰か一人くらい気づいてもいいのではないかな。

二人の愛から私は生まれた。
 ....
雪だ
雪だ
窓いっぱいに
あふれるように
こなゆきは舞う

一心不乱だ
目的もなく
それが
私の恋だったのに

誰かのことばを気にしている
失う事実に揺らいでいる

雪だ
 ....
あの蛸あまり出てこないね
と水族館で水槽を叩きながら君が言ったから
水の中では音が反響して
ひどいことになっているんだと思うよ
と答えた
言いたいことも言えないこともあって
そういったことをごまかして ....
弱さと強さは左右の手足
同じ速さで動きます
かた ことと

弱い心は
雪のよに細くて
願ってもかなわないと
すぐに震えるの

強い心は
拒絶ばかり繰り返し
人の想いをすぐに
見 ....
天狗面
今突き出てるぜ
天狗面
君の口の先に
天狗面
もうしゃぶるものは
あるんだから
天狗面
さあ咥えてごらん
天狗面
目を見開いて
天狗面
恥ずかしいことなんか
ないんだ ....
昔の女などとゲスなことをいう僕
君の唇は
刺身を受け入れるため開かれて
刺身を咀嚼する際の唇の動きに
見とれている僕は

一個の変質者


一〇年ぶりにあった君は
食事の手 ....
手話言語を基本としたノンバーバルコミュニケーションの講義を
福祉医療系の専門学校でほぼ十五年間ほど続けていた。

その間に出会った生徒一人一人を
鮮明に覚えているかというと覚えきらない現実があ ....
さて
「手話を基本にした
ノンバーバルコミュニケーション」って
一体どんなんだろうと
前回思った人も居たと思いますが
二講目の今日は
テキストを使います。

手元に札幌聴力障害者協会か ....
騒がしすぎる街角の雑踏を
見渡せる場所にあるベンチから
晴れやかな薄曇りの下を
右に左に行き交う人を見てる
たくさんの方向から浴びせられる会話
待ち合わせの時刻を気にして先を急ぐクラ ....
しあわせは
ふしあわせのはじっこに
そっと隠れている

血をはくくらしのなかで
蛍となって
水色にそっとひかるかもしれない

あしたへの夢が
きょうも
よんでいる
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そとまわり- umineko自由詩6*11-1-27
御葬式- 一 二自由詩711-1-25
黒揚羽- Seia自由詩311-1-25
セリロレ- 6自由詩211-1-24
ふれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*11-1-24
冬の今日- 朧月自由詩211-1-24
わたしが動かなくても- 佐倉 潮自由詩311-1-24
お代り- たもつ自由詩2011-1-23
3D- nonya自由詩12*11-1-22
めし食ってた- セガール ...自由詩211-1-22
触診- セガール ...自由詩311-1-22
推敲したら嘘が残る- かんな自由詩8*11-1-22
錦糸町マークⅡ- ……とあ ...自由詩11*11-1-22
寝息をたてて- 短角牛自由詩311-1-22
ありがとう- 朧月自由詩311-1-21
貴方の中にある直線- umineko自由詩6*11-1-21
やさしさに包まれたなら- 短角牛自由詩111-1-21
ゆめみごこち- 短角牛自由詩311-1-21
My_song- 花形新次自由詩4*11-1-20
遠くへ- 佐倉 潮自由詩311-1-20
馬鹿野郎- 田園自由詩311-1-19
ゆきしるべ- umineko自由詩8*11-1-19
蛸にイヤホン- クローバ ...自由詩8*11-1-19
かた_ことと- 朧月自由詩411-1-18
天狗面- 花形新次自由詩111-1-18
理由もなく昔の女と食事して- ……とあ ...自由詩8*11-1-18
ゆびもじ算数- 板谷みき ...自由詩2*11-1-18
十五年間続け終えた講義のこと- 板谷みき ...自由詩3*11-1-18
Solitude- 寒雪自由詩311-1-18
しあわせ- 草野大悟自由詩3*11-1-17

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