すべてのおすすめ
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ....
都会を知らないじゃがいもは
わけもわからず大阪方面の電車に乗り込み
その行く先を疑いながら
車内アナウンスだけを頼りにしている
スポーツ新聞の大きな見出しは
仕事とばかりにこちらに笑いかけて ....
今日は待ちに待った
サーカスの日
シルクドソレーユ
象にライオン
猛獣のオンパレード

太鼓や笛の音
何か楽しくなってしまいます。
車の宣伝カー
町がにぎわう

飴を貰って
ハ ....
   『あのね、ぼく、おおきくなったらね、まりちゃんとケッコンしてあげるんだ』

             

           小さい時にあなたが言ってくれたこの言葉を

  ....
ゴリラは騎馬戦をやりながら
俺も四十歳になったのかと
昔の初恋を思い出しながら
川の中に設置された
飛び石橋を渡って居た

ゴリラは{ルビ嘗=かつ}て沈黙の神と
恐れられたものだ
岩崎 ....
ミミズはミミズクと音素を共有しながら
このように馴れ合っている場所では
すべてが熱死に向かっていると悟って
突如北北西に進路をとる

そのような映画があったのか小説だったか
詳しいことはわ ....
指紋を眺めると、そこに宇宙があった。切 
株を覗くと、そこに宇宙があった。時計を
見上げれば、秒針の音が絶えず響いていた。  
日常の風に紛れていつも周囲に渦巻いてい
る、それぞれの宇宙。肩を ....
生まれる前日の私は
今日の日のことを知っていた
今日に憂いて泣くことを
先に私は知っていた

愛を求めて痛むことも
求めぬ愛に泣くことも
先に私は知っていたのだ

父よ母よ
あなた ....
 
 
なんとなく
繰り返されていく今を
なるべく続けられるように
わたしたちは願い
歌うことさえした

歌うことよりも
大切な今があると知った
わたしたちは押し黙り
声を失いさ ....
「あなた」

あなたは歩み
わたしに残されたものは
ただの影法師


「ひみつ」

そっと、唱えてみた
遠い昔の
あなたとわたしだけの呪文


「ひとりぼっち」

時が ....
* まご

孫という字は
花に似ている
近くで見れば
込み入っているのだが
遠視眼で見れば
花に違いないのだ

わたしは間違っていた
孫を見ていれば
それがわかる
虫けらもあり ....
あどけない湿度

風ほどけてそぞろに

空では光や影がであっている

来世への階段を幻視する


遠い空に

春に

屹立せよ風

自殺に憧れるその鼻を

岬のむこう ....
懐かしい夢ならそれきり忘れちまいなよ
それはお前をどんな所にも連れていったりはしない
コンビニエンスストアの裏口に放置された
錆びた自転車を見ているうちにそんなアドバイスを耳打ちしたの ....
『あのね、お魚さんがかわいそうだから、たべれない』



・・・・はぁ?
なに言ちゃってんの?
仲間と切り離されて、卵も産めないまま
勝手に釣り上げられて、市場でてきとーな値段で売られて ....
ステージに立つ華やかなスーパースター
観客席の一番後ろから眺めていた
惜しみない声援 鳴り止まぬ拍手
段幕が下りた後も続いていた

誰もが認める素晴らしい才能
ほんの少しだけ分けてほしい
 ....
愛され方にコツがあることを
実はあんまり知られていない
自分の願う愛され方と違っていても嘆かないで

愛されるために笑顔でいることは
実はあんまり有効でない
つくり笑いをした後の顔の筋肉は ....
雪の上に残る
踏みしめた足跡
一つ増えるごとに
私は素直な心を
取り戻していきます

小さかった手が
だんだんと大きくなるにつれ
大きな愛情から
逃げるように
離れた強がりの私は
 ....
夢や希望も見失い 
怒りと憎しみ傷付け合った
その拳には一体何を 
握っているのだろう

共に始まり共に終わる 
思い出して欲しいことがある
どんなに詰まらないことだって 
それが暮ら ....
みのむしが
細い糸を
必死に
上っている

何度も
何度も
上っている

今日は
風が
強く吹いていた

北風が
みのむしに
向かって
吹き付けてくる

くるくる
 ....
その神様は
ちっとも偉大じゃなく
小柄で、痩せた手足をしていて
けれども表情は生き生きとして
老人の顔をした少年のよう
優しく、時々いたずらっぽく微笑み
白い雲と暖かい日差しとそよ風とチョ ....
今再び王子は蘇る
地獄の釜から這い出てきた
君は空を飛べるんだ
地獄界から人間界に
飛んで戻ってきた

向う所敵なし
理論で全て説明して
神に祈る
改心せよと
ゴミ箱から膿を吐き出 ....
Helpという記号
Usという記号

私たちは言葉をまとい
言葉の中で
死ぬ

Stayという記号
Hereという記号

想いは
言葉に置換され
不正確なまま
空へと 
放 ....
かわいそうって言われて複雑なのは
障害者の姉のことか自分のことか
よくはわからない視線にあうから

くすりと笑う姉の笑顔は
子犬がじゃれるようでかわいい

計算された親切の前で
こわば ....
春、のような水脈を
五線譜に記したく


少年は
夜を鏡でうめ尽くす
そして、
怯え



柔らかな
こころに角が
生えるとしたら、

それは
芽吹いたばか ....
腹が立ちすぎて鬱

揚げ足ばかりとられて、
見過ごされてる形のないもの
つぶされていくものの多さ
自分以外の人のことでも
木の幹に守られた樹上の猿みたいな
生活が必要だ
 ....
夜光の界隈は大人の情事
そんな恥ずかしいこと
言えるはずもなく


わたしの
視力が役立つ範囲は狭い
それにしたって
腰をおっことしてまで
見る ものの価値ほど
十二分にも
役目 ....
サワメの 『サ』 は


サカナみたいに大きく、
おいしくなりたいの 『サ』




サワメの『ワ』 は



ワクセイの中の地球の中のわけのわからん枠組みに住む ....
朝自分で焼いたパンに
いっぱいの具をはさんで
大ぐちを開けて頬張るとき
君は一番輝いている

ボーナスが入って
我慢していた
お気に入りの化粧品を
次から次に買い込むとき
君は一番輝 ....
今日から生まれ変わった と。



これで心機一転 と。



誰にも見られないで済む と。



なんでも書きたい放題さ なんて。



い ....
{引用=





人間には
なあ〜んにも
わかっていない


 赤が赤であることも
 赤とは何であるかも

 自分が何もわかっていないことも
 何がわかっているのかも
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8443)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この世のはじまり- 朧月自由詩1010-2-4
じゃがいもの小旅行- 中原 那 ...自由詩10+*10-2-4
サーカス- ペポパン ...自由詩8*10-2-4
幼き日の- くろきた自由詩410-2-3
ゴリラの感慨- 間村長自由詩3*10-2-3
ミミズ- 瀬崎 虎 ...自由詩710-2-3
ひとつの宇宙_- 服部 剛自由詩5*10-2-3
生誕前夜からの手紙- 朧月自由詩510-2-3
- 小川 葉自由詩4+10-2-3
未練- 殿上 童自由詩11*10-2-3
花ことば- 合歓木自由詩310-2-2
春に屹立せよ風- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-2
ハード・ブロウ- ホロウ・ ...自由詩1*10-2-2
いただきます- くろきた自由詩610-2-2
スポットライト- 1486 106自由詩3*10-2-2
愛され方のコツ- 朧月自由詩410-2-2
足跡- ミツバチ自由詩22*10-2-2
優しさと愛を感じて- 板谷みき ...自由詩3*10-2-2
みのむし- そよ風さ ...自由詩7*10-2-2
そんな神様だったなら- 靜ト自由詩410-2-2
怨念- ペポパン ...自由詩5*10-2-2
Stay- umineko自由詩5*10-2-2
エンジェル・ステップ- 朧月自由詩4+10-2-1
星祭り- 千波 一 ...自由詩4+*10-2-1
木の幹に守られた樹上の猿みたいな生活が必要だ- フミタケ自由詩5*10-2-1
まどわく- 窓枠自由詩3*10-1-31
サワメ- サワメ自由詩310-1-31
もう止めにしたいんだけれど- 花形新次自由詩410-1-31
世界一オマツリ- サワメ自由詩310-1-31
赤の林檎- まどろむ ...自由詩7*10-1-30

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