すべてのおすすめ
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ

何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ

キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
 ....
気が付いたら、朝だった。


いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ。
夜遅くまで起きていて、昼過ぎまで眠っている。


何もすることが無い。
窓の外を見ると ....
絶望を信じてたって
何にも変わらないんだ
僕らの前にあるのが
巨大な壁だとしたって

使い古された未来に
希望なんか抱いてみたり
まだ追い付けない過去に
訣別を迫ってみたり

大海 ....
踊るように、街を歩くひとがいた。 
両手首に輪を嵌めた、杖をつきながら。 

僕の肩越しに密かな風をきり 
横切った、彼の背中はおそらく求めていない  
これっぽっちの、同情も。 

不 ....
白磁の球体のただひとつの穴に

青磁の円錐の先端を突っ込んで

女性に見立てた

右手の親指と小指で円錐をはさみ

残りの指の腹で球体を愛撫した


触れるか触れないかの所で
 ....
風の行方を見にいこうよ
名前も告げずに電話口
あいつの気まぐれ 僕の楽しみ

気乗りしないふりをする
あいつからチョコレートをせしめるために
風に飛ばすものを鞄につめたら 丘のうえ
風の ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
 
 
恐竜の鼻先に
トンボが一匹止まっている
それはただの偶然
恐竜はトンボを食べないし
トンボも食べられるとは思わない

わたしたちは生きていくために
必要のないことばかりして
 ....
アルコールの整髪剤を塗り
マッドをつけて
香水をかける。
脇の下にも

ジッポで
タバコに火をつけ
サングラスをして
バイクで一っ飛び

ステーキ屋で
ワインを飲み
カラオケに ....
撲殺の感触のような中枢の痛み
地の底まで沈みこむ心情を他人事みたいに傍観しながら
彼方の空にあるのは白に消えそうな青
白痴のような未熟がゆっくりと左胸を叩く
死を見るからこ ....
蝉時雨の光。七色の雨が降り注ぐ街にて、潜水艦が飛行する夜。
寝静まった住人が起きだし、徘徊する街にて。夢を壊さないようにぼくらは
足音を立てずにこっそり歩き続けた。赤い風船が飛ぶ、夜。
窓から窓 ....
プルトップにゆびをかけて

あたしのめのまえで

うれしそうにトマトジュースを開けるきみと

ちいさな破裂音と

あたしがいて


とじこめられた空気が

はじけて

で ....
苦しい時には
助け舟がでる
と信じて航海
にでて行く男

好きな子へと
電話を掛けた
誰れもでない
楽になれない

外には七人の
敵がいるから
油断できない
褌を締め直す
 ....
目覚めて闇 朝
まだ夜の明けてない六畳の部屋で
叫びたくなる
何かをしらせたいのではなく
ただ叫びたくなる

背中をつき破って羽化したいんだ

人がひとでなしになるのは
あまりにも世 ....
言えないことがある
幸福だと 断言できるわけではないの
話したいことは たくさんあるの


あなたに伝えたい言葉
探して 探して
見つからないまま 最寄り駅で電車を降りる


 ....
あしたからさくら咲くころまで

毎週ゴルフ場にゆくことになってる

ぜんぶ山んなかのコースだから

毎週自然に会いにゆくようなものだ

これから二ヶ月の山の自然の移ろい

季節とは ....
苦しみから
楽しみ
楽しみから
慈しみ

笑顔から
始まる。
優しさから
感謝で終わる。

意地悪は大嫌い
楽しく素直に
真剣に
喜んで
敬って

常にサプライズ
い ....
夕空がずっとあのままになってる
写真みたいだね
僕は脹らんで大きくなってる
従来の僕が驚いているよ
僕は僕になるんだね
僕自身だから
また小さくなれるかな?
二つは嫌だね
夢の中で見た ....
あぁ
なんだ
キミだったのかと
ふりかえり
時計は
こっちこっち
と手招きをして
左手から
右手まで
フジ壷みたいにびっしりと
わだかまりです
花が咲いてる
俺は今夜は
どこ ....
何かを失うたびに思うのは

自分の愚かさと

失ったものの大事さで





さよならダーリン


君が歩けば道が出来るよ










 ....
あたたかい紅茶にはちょっとだけ
はちみつを入れておいたよ、砂糖のかわりに
水玉パジャマのきみはまだ半分夢の世界
昨夜はずいぶんうなされていたね
 
朝食の香りに鼻をくすぐられて
ふんわり毛 ....
雪だ、雪が降っている
真夜中に降り続く しんしん降りてくる

雪降る夜はワクワクする
台風の朝のように心が躍る

そして今日とは違う明日の景色を待つ
窓に張り付く淡白い結晶を眺 ....
机の上に、一つの箱がある。 
密かに胸の高鳴るまま 
蓋を開けると小人になった、
星の王子様が僕を見上げて 

「ほんとうに大事なものは、目に見えない」 

と呟いてから
煙になって、 ....
痩せて行く月を眺めながら
君はにこやかな笑みを魅せ
二人っきりの時間はそんなに無いはずなのに

黒猫は二人の間を取り持つように
しっぽを足に絡み付け媚を売り
君はそれににこやかな顔で応 ....
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ....
都会を知らないじゃがいもは
わけもわからず大阪方面の電車に乗り込み
その行く先を疑いながら
車内アナウンスだけを頼りにしている
スポーツ新聞の大きな見出しは
仕事とばかりにこちらに笑いかけて ....
今日は待ちに待った
サーカスの日
シルクドソレーユ
象にライオン
猛獣のオンパレード

太鼓や笛の音
何か楽しくなってしまいます。
車の宣伝カー
町がにぎわう

飴を貰って
ハ ....
   『あのね、ぼく、おおきくなったらね、まりちゃんとケッコンしてあげるんだ』

             

           小さい時にあなたが言ってくれたこの言葉を

  ....
ゴリラは騎馬戦をやりながら
俺も四十歳になったのかと
昔の初恋を思い出しながら
川の中に設置された
飛び石橋を渡って居た

ゴリラは{ルビ嘗=かつ}て沈黙の神と
恐れられたものだ
岩崎 ....
ミミズはミミズクと音素を共有しながら
このように馴れ合っている場所では
すべてが熱死に向かっていると悟って
突如北北西に進路をとる

そのような映画があったのか小説だったか
詳しいことはわ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8467)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬のからだ- nonya自由詩18*10-2-9
RPG- 音遥自由詩210-2-9
声がするほうへ- 葛西曹達自由詩310-2-9
踊り歩くひと_- 服部 剛自由詩9*10-2-8
スフィア_フェティッシュ- ハイドパ ...自由詩5*10-2-8
風の行方を見にいこうよ- 永島大輔自由詩110-2-8
息_してる- 朧月自由詩1010-2-8
余生- 小川 葉自由詩210-2-7
マッドマックス- ペポパン ...自由詩6*10-2-7
冬の夕暮れに便所に立つまでのひとつの乱雑な考察- ホロウ・ ...自由詩1*10-2-7
赤いプラネタリウム- 岡崎師自由詩810-2-7
トマトジュース- 水町綜助自由詩5*10-2-7
楽になれない- ペポパン ...自由詩8*10-2-6
今日も空は青いじゃないか- within自由詩7*10-2-6
- なき自由詩2*10-2-5
あしたゴルフ- 吉岡ペペ ...自由詩310-2-5
心の底から- ペポパン ...自由詩7*10-2-5
欲望みたい欲望じゃないみたい- 真島正人自由詩1*10-2-5
凍りついた序章- 真島正人自由詩1*10-2-5
吊るされた男- 自由詩2*10-2-4
土曜の朝のソネット- ma_non_tropp ...自由詩210-2-4
真夜中の雪- 仁惰国堕 ...自由詩4*10-2-4
贈りもの- 服部 剛自由詩4*10-2-4
魔法- ……とあ ...自由詩19+*10-2-4
この世のはじまり- 朧月自由詩1010-2-4
じゃがいもの小旅行- 中原 那 ...自由詩10+*10-2-4
サーカス- ペポパン ...自由詩8*10-2-4
幼き日の- くろきた自由詩410-2-3
ゴリラの感慨- 間村長自由詩3*10-2-3
ミミズ- 瀬崎 虎 ...自由詩710-2-3

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