すべてのおすすめ
どうやったら解くことができるのだろう
幾重にも結んだのであろう縄の結び目を
彼は自慢げに僕に見せ付けてくれる
確かに凄いのだろうけれど
同じところを結ぶだけだったら
そんなに難しく ....
明日
わたしは
食べにでます
あなたの知らない
穴場の店へ
いつか
行きたいと思っていて
なかなか行けなかった
まだ開店間もない
トンカツ屋へ

トンカツ屋に入って
先ず感じる ....
わたしの黒が
ひかりを拒んですすみつづけた
広大なじゆうで感じた
はじめての深海のおもみに
いまにも息をつぶされそうな魚みたいに
いのちの淵からあえぐ自分がよぎった

黒いへやでわたしは ....
車窓の光速が
わたしたちに注いでは剥離して
ガタンゴトン
一枚残らず後方へと失踪する
朝はいつも同じ方向への目眩だ


通過駅をことごとく踏み外す その
転落音 ....
素直になれなくて

上目遣いに頼る夜
今日がしぬとき俺もつれていってほしい 夢の中の少女は夜毎、僕に向かって「殺して」と笑む。


ひどく渇く、ああ、僕たちは渇いている。君が。あなたが。僕が。渇いている。渇望している。

そう、欲している。

この日々を塗り替え ....
みとめてやる
みとめてやる
たとえおのれを否定することになっても
他人にオレがそのレベルだと思われても

人は信念とともに若く疑惑とともに老ゆる

ちんけな言葉だなと思っていたら

 ....
 会えてよかったですあなたが遠いところに行ったみたいで淋しかったから一つずつ小さな部屋の窓ガラスが静かに開け放たれていくようなお話かしらあなたがこれからも清潔な歌をうたいますように瑞々しい歌がうたえま .... 厚い雲に覆われた首都に
おとずれる月曜日の朝は
不機嫌で繊細に過ぎる
君の不在を覆い隠してる
久しぶりに区民プールに行く。全然気づかなかったが、この街にはあちこちにプールがあるんだよね。そんなにニーズがあるんかしら。プール。

水泳にはあまりいい思い出はない。中学の授業ではおぼれかけた。高 ....
塩分の
うすい膜が
少年、
夏は飛んでこない。



眼を充血、
陸のリンゴ。
焦りすぎだという警告
与え、
外って、どこだ?外って
水をたたえて
おれは



遠す ....
去ってしまったあの人は、拙文に対しても
作品として本質を見出そうと温かく優しい眼差しを以って
努力して読んでくれていました

去ってしまったあの人は、現代詩が成立するには
作者と読者の双方に ....
シーリングファンを眺めていたから神経衰弱 わたしは眠る
何処に

毎夜訪れる生贄の儀式
わたしは焼かれて
再生させられているのかもしれない
夢を往復するために
いや
目覚めこそ幻覚
わたしは起きている感触 ....
あまりにも苦しいから
もう子供なんかいらない
そう叫んだら生まれた

あなたは私にいう
生まれてから記憶があるまでの私は
私でないと思うようになった

だから
なぜ生まれたかを思い出 ....
キューブの内側は白い部屋
上の面は解放されていて
太陽の光が
四十五度斜め上方から降り注ぎ

部屋の内部は
濃いグレーの三角柱と
白い三角柱に二分され
その中央に球体の女が
在る。
 ....
鏡の中に

鏡の中に、ともに映った
妻の姿と僕
にっこり微笑んで
買い物のため
二人で訪れた,スーパー

明日は。その後は
君と僕
きっと幸せだろうね
三十二年一緒だ
君には少 ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
 ....
小学校から家に帰ると
母の店に勤める悦ちゃんが来ている
兄たちは学校からまだ帰らない
今のうちに二人で遊ぼう
きっと楽しい時間になるだろう
ぼくはランドセルを投げだす
悦ちゃんは少年少女世 ....
霧が晴れる頃に土星の位置を確認する
優美さと沈着さを兼ね備えた惑星より
1610年のはじめましてから今日まで
こんにちは ありがとう ありがとう

話は変わって古びた書物のページに
以前の ....
いいんだ、もういいんだ
これまでのことは
産まれてきて、居場所はなくって
どうしようもない日々ばかり続いて
気がついたら
何処でもないここへと辿りついて
でもいいんだ
次のひかりは見えて ....
「このまま
 デブネタを続けられるということは
 結局のところ
 あたしに
 未来はないってことでしょう
 
 右を向いても
 左を見ても
 デブには生きづらい
 ことばかりじゃあり ....
ぼくの手は機械だ
ちんこをさする機械だ
頭のなかじゃきみのこと考えてるのに
ただひたすらにちんこをさする
この手でふれたいきみはうつくしい
ちんこなのかもしれない
そんなふうにぼくのちんこ ....
きっと世界は
音と手を取り合って結ばれている
僕の中で
聞こえてくるのは静けさ

初めて世界に触れたとき
教えてくれたのは無数の音の生まれ変わり
そのときから
僕は独りを知った
 ....
それは水晶の月が照らす場所

星が流れる一瞬の間にだけ現れる

清らかな幻想の大地

そこにいるのはサファイヤの瞳に白銀の髪の麗しき姫

「さあ、旅人よ、この聖水をお飲みなさい ....
今日も風呂に入った
心がさびしくて
妻が、頭を背中を顔を
洗ってくれる

それが楽しくて
ありがとう、ありがとう
ただそう言った
{引用=

6月の雨が
まだどこかに残っていて
それが7月の終わりになっても
降り注いでいる
一月以上寝かせたからだろう
いらないものがたくさん混じってる
人間の気持ちに置き換えたら
 ....
ただひたすらに暑いから
手をつなぐのも
抱き合うのも
なんだか嫌になってしまうね

どこかのアニメじゃないけど
ドロドロに溶けてしまえば
手もつながなくていいし
ましてや抱き合わなくて ....
どんなことがあっても そこが 帰る場所であること
深呼吸して すとん おちつくところまで

ごまかさないで 嘘つかないで まっすぐに

最後までこの場所を守ることに力をおしまない ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
縄の結び目- くなきみ自由詩2*10-8-4
トンカツ大王2号店- 花形新次自由詩5*10-8-4
ブラック・コンディション- 乾 加津 ...自由詩3*10-8-4
百日紅の失踪- A道化自由詩510-8-4
さびしがり- ゆず自由詩2*10-8-4
_- 十二支蝶自由詩410-8-4
渇き- 水島芳野自由詩2*10-8-3
みとめてやる- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-3
六月- 豊島ケイ ...自由詩17*10-8-3
エアクラフト- 瀬崎 虎 ...自由詩110-8-3
水のテーゼ- umineko自由詩5*10-8-3
跳躍したき- 榊 慧自由詩510-8-2
かくすればかくなるものと天邪鬼- 板谷みき ...自由詩1*10-8-2
カルテ- 光井 新自由詩110-8-2
眠り- 乱太郎自由詩21*10-8-2
いつでも海のように- 朧月自由詩310-8-2
ブリキ部屋の悲しい女- ……とあ ...自由詩7*10-8-2
鏡の中に- 生田 稔自由詩6*10-8-2
おれはおまえでくるしみたい- 吉岡ペペ ...自由詩710-8-1
焼かれすぎた胸のフライパン- 殿岡秀秋自由詩410-8-1
寂しさの温度- 瀬崎 虎 ...自由詩110-8-1
創書日和【離】離床- 大村 浩 ...自由詩8*10-7-30
散々な夏- 花形新次自由詩2*10-7-30
ぼくの手- 光井 新自由詩110-7-28
聞こえてくるのは- 乱太郎自由詩17*10-7-28
綺麗なものに憧れて- 麻生ゆり自由詩2*10-7-28
入浴(2)- 生田 稔自由詩7*10-7-28
雨の残りもの- 真島正人自由詩9*10-7-28
猛暑- 三上あず自由詩3*10-7-28
『家族になる』ということについて。__その1- はなもと ...自由詩5*10-7-27

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