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はねるような昂揚と

けつまずくような直進性で

新幹線、がむしゃらにすべっていた

車窓にはひとがげのない

等身大のミニチュアの町が

きょうの幸福にひらいていた


町 ....
思い悩み
どうしても考えがまとまらないときは
一歩外に出て、深呼吸をしたらどうですか

この星は
内なる熱に悩まされ
運行の遅れをとても気にしていました
でも、やはり
一夜で辻褄を合せ ....
チーズは永遠ではない

チーズは私たちの所有物ではない

私たちは絶えず

このことに備えてゆくのだ

私たちは絶えず

新しいチーズを探し続けてゆくのだ


怖れるな

 ....
未来には まだ誰も居ない

存在は過去と今だけ

未来には まだ誰も居ない
 
 
 
真夜中の
高層ビルを写真に収めると
ワンフロアだけ
灯りが点いている
残業してる
君がまだ
一人だけそこにいる

+

掌に宇宙
君の掌にも宇宙がある
手をつなぐと ....
初めて君の手のひらに触れた





ちょっとカサカサしてて

でも、あったかくて



君の優しさが伝わってくるような…そんな感じ








 ....
午前1時の 朝ごはん

はちみつを
かけただけのトーストと
皮の削り残した


咎める人の
いないことに
慣れてしまったら
何を自由と 呼べば良いの

“1人で死ぬことが究極 ....
フルーツサンドを食べたら
急に彼に会いたくなった
キウイの色が眩しくて

もう何日も会っていない
彼の顔が見たい
会いたいよ
会いたいよ
そう思うけれど
仕事で帰りが遅く
彼の家は ....
お前の骨はとても細くて
俺の肉まで貫いていて
お前の肌はとてもキレイで
どんなものでも突き通せない
お前の骨はとても細くて
シミルくらいに痛いんだけど
白くて甘い肌のせいで
突き刺さらな ....
松の木で作られた
防風林を抜けてゆく
秋風

旅立ちの日なのですね

鞄の中を
何度見直しても
なにかをあすこに
置き忘れてきたような
十月は
指先に感じる
わづかな冷たさに
 ....
絶望的な奴って

絶望的な奴と何かを食べることは出来ない。
栄養を取る必要がないからです。

絶望的な奴と勝負事は出来ない。
失うものが何も無いからです。

絶望的な奴と酒を飲めない。 ....
爆ぜていく悲しみのビーズを
目は閉じたまま手探りで
探して紡いでまた取り落とし
私の四度目の恋が死にます

狂おしいのでもう何も思わない
何も考えない
誰も愛さない
ようにしようと思う ....
わたしのなかを
あなたのなかを


風がいちど
吹きぬける


あつくもなく
さむくもない


温度とは
呼べそうもない風


放浪、漂流、点在、葬 ....
倒壊する柱廊
夜より深く寄り添って
呼吸を整えるわたしたち
目にしない貝殻の夢を見る

したり顔で人の世の不幸を
散種する予言の彼岸で
美しい馬の背に乗った
しなやかな筋肉のあなたをみ ....
私が死んだらどうか
庭には一面青い花を植えてほしい

春にはシラーとアリウムが
夏にはマツムシソウとラベンダーが
秋にはクジャクソウとリンドウが
冬にはミスミソウとヒヤシンスが
それぞれ ....
いっぱい泣いたら
いつか笑える
と無責任に言い放つ
そのあとに続くことばを
のみこむ

そこは新しい世界
きのうのなみだを
キラキラ輝かせても
それは別世界
壊れたもの戻らない
 ....
白い貝殻を拾ってネックレスを作るように言葉を組み合わせるの、と
詩を書くあなたは言うけれど
私はビー玉をころころと太陽に透かすように
光のかけらと じゃれていたい

ノープランの恋愛ですが  ....
ぼくは良家の息子の匂いをぷんぷんとさせている

K先生に新しい患者さんに間違われても

おまえと平気にインドまでゆくような男だから

百一匹わんちゃんが連れられている夕方の街路樹

お ....
真夜中の 誰もいない教室に
女たちが なだれこむ

レジャーシートを敷いて
だらしなく座り
シャンパンを開ける

おつかれえ 今週も仕事 頑張ったね
うちらまだまだ いけるじゃん 若い ....
昨日の続きを生きている

私がぶれるはずはない
地球の地軸が揺らいでも
小夜鳴鳥が叫んでも

私の時間は連続し
コールタールよりも深く
インディゴに近い
沈黙にコロスを誘いながら
 ....
果てる
潮の流れの中で
常温で融解する
金属の雌蕊

見紛う それから
手を差し伸べるように
突き放す
レインコートのひらりひらりと
美しい顔をなでる
レース

この少年の不在 ....
ささやかな

それぞれの日常 どうか見失わないで
慌しく時間は 流れてゆくけど
擦り切れそうな願い 強く握り締めて
放り込まれる 人混みの中

声を上げる 自分はここだ


君の笑 ....
ゆうぐれに
さみしくなったり

あるいていて
ふと生活のにおいに
あしをとめたり

ゆっくりとしか
すすめないこと
くやしくなったり

生きるとゆうことが
どれだけ不安でも ....
真向かいにすわると遠く感じられた

目をあわせるのが居心地わるかった

スペインの夜はにかいめだった

ぼくはまるで中二の秋だった

彼女のうしろでは予約客たちが

食事を楽しまん ....
透ける唄をきくから目をとじて
車の流れる音も聞きながして
そらはやっと明けたのに夜は幕をさげてゆく
夏はもう通り過ぎたの

冬物を出しながら
これからのことを考えて
でもこれからのことな ....
 「へそ」

夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
苦い思い出を語れというのならその昔
廃材置き場になっていた広い空き地の泥水路に丸太の橋が架かっていた 。
小学校から帰ると幼なじみの僕とK君はイタチのようにそこの盛り土に上がっては秘密基地 ....
鉄砲風に乗っかって つまら時間に乗っかって
脳みそで永久を語る 絡まった放電を解くの

逝き方はしらない 歩く背伸びなら感じたとこ
夕方かたむく世界を落ちる機械をうけとめるのは土
作暁 なか ....
黒塗りの雨が心地良い

静かな夕立
水びたしの街

揺れ惑う灯りだけ
ひとりぼっちの僕を見てる

光が洩れた
バスルーム
子供の声が
はねかえる

ファミレスの奥で 語り合う ....
商店街をふたりであるいた

天井の高いふといアーケードを

ふたりはわらいながらあるいていた

仲良しだった

ずっとふれあっている

それでもふたりはきのうもっと

あのとき ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きょうの新幹線- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-8
秋分点- 西天 龍自由詩2*10-10-8
チーズ- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-8
- 徘徊メガ ...自由詩410-10-8
寝帰り- 小川 葉自由詩710-10-8
手のひら- ほのか自由詩4+10-10-8
talking_about_Life- Akari Chika自由詩5*10-10-8
thinking_about_Love- Akari Chika自由詩4*10-10-8
焦げちまった空の下- 黒田康之自由詩210-10-8
旅愁- 塩崎みあ ...自由詩3*10-10-7
絶望的な奴- ……とあ ...自由詩13*10-10-7
Nôtre_Dame_de_Paris- 瀬崎 虎 ...自由詩110-10-6
どちらにしても風は吹き続けるのだから- ホロウ・ ...自由詩4*10-10-6
記憶- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-6
ブルーガーデン- 未有花自由詩20*10-10-5
なきごと- 水中原動 ...自由詩210-10-4
虹の出そうな空だこと- アズアミ自由詩5+10-10-4
K先生の狂詩曲- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-4
ピクニック- Akari Chika自由詩3*10-10-4
今にらみつけて- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-4
遠視- 瀬崎 虎 ...自由詩110-10-4
ささやかな- itukamitanij ...自由詩110-10-4
日常- はるな自由詩410-10-3
スペインの夜- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-3
ざわめき- 唐草フウ自由詩9*10-10-3
へそ- 乱太郎自由詩17*10-10-3
遊石は語らず- アラガイ ...自由詩3*10-10-3
じゃっじゃ- 十二支蝶自由詩310-10-2
Smoky_rain- Akari Chika自由詩4*10-10-2
ふたりは- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-2

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