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マイノリティーよりマジョリティー
迷子になった一匹の魚のように
僕は ゛みんな ゛にあこがれていた
…゛みんな ゛…
なんて 素敵な響きなんだ
軒先に吊るされ
春の息に踊る
....
朝届いた
君の事を告げる手紙が
消えた
ノックはしなかった
答えもなかった
いつまでも
何もないという思い出だけが
残った
{引用=即興ゴルコン ....
だから
さよなら
君に会えてよかった
だから
さよなら
もうすぐ冬の鳥も来る
だから
さよなら
だから
さよなら
もうすぐ冬の鳥も来 ....
「の」の字は
「ま」とか
「ぬ」と 違って
絡まることも ないかと 思われがちですが
「の」びやかに 描いてしまうと
こんがらがっちゃう ことも ありそうです。
でも 大丈夫。
....
夜があくびをした
雲の形は、
骸骨みたいだった
昨日、
花屋の彼女が死んだって
そりゃそうだ
彼女は花を千切るのが
趣味だったから
きれいなものに
囲まれたいのは当然 ....
泣くのをがまんさせてごめん
関係ないことを喋りながら
ぼくは心のなかで祈っていた
日本の裏側で
経験している
フクシマのことを
弁明している
世界が他人が ....
いつでも心配があるから
私の背中は少し重い
そういえばランドセルは重かった
ぜんぜん魅力的じゃなかった
どうして背負わなきゃいけないのかと
毎日おもっていた
それをあけたりしめたり ....
130906
五重にお取り下さい
と聞こえたので
5枚頂いたところ
白い目で睨まれた
翌日は
....
現代は
はやすぎて
こぼれおちる
どんな
あみ
にも、
すくわれなくて
ときどき
ぽっつり
ひとりぼっちな気がするんだ
おまえは
スプリングステークスも函館記念も勝っている
実にたいしたものだ
でもそれだけじゃない
皐月賞もダービーも菊花賞も走っている
それも五着六着四着だ
クラシック全出走全 ....
兎なら死ねてた
空にカーテンを引いたら
みんな 夢を見なくなった
星の明かりも 眩しい朝日も
厚い布地に遮られて 広大な密室の中で
息を詰まらせていく 人々の 心の息付き
飛行機が飛び回り
打ち上 ....
なにも多くを語ることはない
ただ深く語ればよい。
それをむずかしく考えることはできない
生まれて一生を終えたときの夢を語ればよい。
選れた詩人は優れた批評家だという
ならば ....
爺や!ねえ聞いて!例のブーツ再入荷ってよ
凄くない?まるで姫子の為に地球が回ってるみたいね
目まぐるしくってよ フフフッ(飴玉ほっぺにあるよ)
師走前には走って届け ....
すっかり清んで 凛狂う程の秋
前季の情熱とは レンズ反射角度の遠い 愁いを燃やす 木枯し未満
縁をなぞる歩み方に枯葉は 愁い糧に 凛狂う
切ないでは治まらない趣が徐に 清んでくる 到来
....
あらゆる希望が消え去った時、ようやく
君が歩むべき本当の道が見えてくる
・・・僕は冗談を言っているのではない
「希望」というのは、結局、世界の檻の中でジャンプしたり跳ねたりする事に他 ....
あたたかい飲み物が
親切に感じる朝
みえない壁をよじのぼり
今日をこえる自分を想う
いくしかないよ
今朝咲いた花が羽のようにみえる
ふと足を止めるとき
ふりかえるとき
百日紅が見えるでしょう
そしたら
笑って帰って来なさい
泣いて帰って来なさい
喜んで帰って来なさい
怒って帰って来なさい
花を抱 ....
今日もそれなりに
がんばりました
ちょっと褒められると
おーばーわーくしちゃいます
でも褒めてください
ちょっと熱っぽいままでいられたなら
幸せなんです
....
スダジイの
樹の下眠る麦藁帽子
木漏れ日も
星影も
(幼い僕が初めて命を感じて
泣いた絵 のような)
{引用=即興ゴルコンダより}
真っ逆さまに上昇する夢で果てた転寝は
鼠色の夜更けを窓のそばに連れてきた
手のひらが釘を打ちつけられたように痛むので
ゴルゴダの丘に呪詛を吹きかけた
尖がった唇には幼い ....
湿る土を体育座りの
月はひとつできみはいない
頬をきる高い緑の草が痛くて
ここはどこだろう
握りしめる切符
大きくて体温のある動物の
おなかでねむってしまいたい
今晩くらいは ....
波打ち際
囚われ
葉の陰の家
ひらくことのない窓の奥で
何かが白く動いている
夜と夕べ
決まった時間に
舌に触れる
かたまりの記憶
触れては遠のく ....
暗がりのなか
後ろにふいに立つ人影を
走り寄って手で払うと
数秒後に窓の外から
叫び声が昇り 消えた
ああ そっちの方へ抜けたのかと
納得した
....
生活に意味に訳に理由にことばに金に
がんじがらめになっていたから
こめつぶよりも小さな黒い穴の中に
生活や意味や訳や理由やことばや金を
ほおりこんで穴をふさいで
きよらかな川の流れる音と
....
おぶう、おぶさる、
かかさる、ほかす、
背中の温かさが 伝わる
方言は 如何ですか
イントネーションは
春夏秋冬 変わります
唇が 真紫に 光る季節は
舌も 凍えます故 ....
雛は眼に追われ
眼は口ほどにものをいう
鷹には爪があり
わたしには傷がある
だからあなたを見ない
あなたはわたしの近くをみつめるが、わたしはあなたの遠くをみつめる
これで苦しむこと ....
このしどろもどろっぷりは
階段を上るたび
右足だっけ左足だっけと
迷って
足が
しどろもどろ
お通夜で
名前を書くには書けたけど
震えて筆がキャップに入らず
手が
しど ....
そんなに汚れた動機なんていらない そう思って動機を片っ端から捨てていったら 動機は全て消えてしまった そんなに美しい結果なんていらない そう思って結果を片っ端から捨てていったら 結果は全て消えてしまっ ....
好きなバンドのCDが
発売されるときと
好きな人と
待ち合わせしているときは
どうしようもなく
不安になるところが
ちょっと似ている
きっと雨が続いた週の
....
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