すべてのおすすめ
鳥は
飛ぶ訓練をする

幸せでも
不幸せでも

ひそかに
ひそかに

夢をみるのだ
別の世界を
別の自分を

飛んでいる自分の羽が
風となる日を
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます

ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い

擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ

他人 ....
連れてってというものたちは
刺をもつ

過ぎ行く時間のすそに
そっと
刺をさす

──エクサンチウム ストルマリウム
野山で遊んだ私たちは
君をくっつき虫と呼んで投げ合った
いつか ....
今は六時
光のうろこ
空の隙間
土からの声


風とおしの良い
泥の街だ
姿の無い
列車の音も聞こえくる


うなじに揺れる羽も尾も
すぎる翠の反対を向く
背中 ....
電車から眺めた風景は、
マスカット風味の飴玉は、

いつか消えて
夏が来る、春が終わる

君らしさなんて、すぐにさよならだ

真っ白な絵日記は、
青色のビーチグラスは、  ....
しぶきをかけぬける
ふくらはぎの
まあるい
着水点

夏の鼓膜に
そっと
折りかさなる
六月の
ふやけた骨格を
並べかえる

君は
雨だれに
擬態したまま
あじさいの葉脈 ....
 雪が降った。
 僕が住んでいる地域では珍しく、かなりの大雪だった。
 そんな雪が降り積もっていく風景を見て、年甲斐もなく外で遊びたくなってしまった。
 でも、さすがに年相応の羞恥心も持ち合わせ ....
空気を読むってなんなのだろう
私だって一応 必死に感じ取っているけれど

笑う うなずく 話す 返事をする

やり方もタイミングも
できていない気がして 考えすぎて
なんだかよく分からな ....
      不幸の扉。
扉自体が不幸なのか 扉を開く者が不幸なのか
     それは、 どっちでもいいんじゃない。
      だって 入れ替わり立ち代わり
扉が人間になったり 人間が扉になっ ....
僕が知っている歌は
ほとんどが君が歌っていた歌
嬉しい時や悲しい時に
ふと思い出すその歌を
聞きたくなって借りてくる

だけどなぁ・・・

何かが違うと感じてしまう

だって!
 ....
首相の努力に
水を差すつもりはないけれど

ねぇだけど
ちょっと待ってよ

「美しい日本」とか
「強い日本」ていうのも
よくわからないけれど

「日本を取り戻す」って
いつの日本 ....
途中で途切れた時刻表は
遠い昔に自分で書こうとして
そのまま諦め
しまい込んだものです。

今引き出しの中で見つけ出し
ボロボロになった時刻表を
膝において眺めていると
随分、発車時刻 ....
涙の数だけ強くなれるなら
私は誰にも負けないはずだ

意味もなく流れる涙
其処に心が生まれるはずだ
「水の中の六月」

錆びた鉄の味のする手摺を伝って
空っぽの水槽を満たそうとする早朝
浸水された浴槽の縁を滑らないよう歩く
生まれた時から水に溢れていた




「駆け落ち」

 ....
おとうさん
あなたは自分がつくった娘が
どうしているか気にならないの?

元気でいてほしいとか
幸せでいてほしいとか
もしそうおもっているのなら
自分から行動してよ

ぜんぜんそうは ....
あのひとの笑顔も覚えている
あのひとの号泣も覚えている

あのひとの親切も覚えている
あのひとの冷酷も覚えている

あのひとの口癖も覚えている
あのひとの矜持も覚えている

あのひと ....
僕の苦しみよ消えないで
此処に、此処に、此処に来て
苦しんだことを糧にして

君の悲しみよ捨てないで
其処に、其処に、其処に居て
悲しんだことを楯にして
君の喉を覗いて、
君がまた僕に言えないで居る言葉を引っ張り出してあげよう。

例えば寂しいであったり
例えば泣きたいであったり

あるいは連れ出してであったり
あるいは構って欲しいで ....
もうしんどいんです
いろんなことがです

毎朝起きる度に今日もまたかと
ニンゲン遣るのかと気が滅入るんです

別に仕事に不満がある訣でもないんです
人間関係で悩んでいる訣でもないんで ....
深海魚の夢は、最後方の心は
言葉が飲まれる、言葉が生まれる

最深部の夢は、古代魚の心は
言葉が埋もれる、言葉が生まれる
 .... 好きな人できてん
って、お前がゆうたとき、俺の心臓らへんかなぁ、もう少し下の方か奥の方か、なんやわからんけど、ズンッて、めっちゃ重たいもんが乗っかったっていうか、なんやろ、血の気が引いたって、正にあ ....
漂う言葉海月
そうだ、お別れだ

ハリネズミの唄を歌ってよ

さよなら沈黙羊
どうか、笑ってね

ハリネズミの唄を歌ってよ
そこは場末の洋食屋ではなかった。
マスターは自家製のコンソメスープの
味を利きながら、笑みをこぼして
「イギリス海峡には初めて来たのかい?」と切り出す。

         {引用=
   ....
1984年6月10日時の記念日地下のパーティで、きみはぼくを殴った、はじめて逢ったぼくを
    ぼくは、きみのひきつってゆがんだ横顔をみていたら、カメラのシャッターボタンを押していて、きみは ....
手のひらに
掬った
水の冷たさで
きみの火照りを
鎮めようとして
胸元にかけると
白いTシャツが濡れて
ブラジャーが見えた
もっと、もっと
奥まで
できれば
乳首の色ぐらいまで
 ....
重たい黒に塗り潰された部屋で、
僕と松子はアートオブジェのような、ひとつの塊になっていた。

ふるふる、と虫が哭く声は、この隔離された空間では他所事。
今、隣で耳の傍でふるえる【鈴の音だ ....
全部一方通行だと知っていれば
大人しく回り道ができるのだろう

知らない道は
いきあたるまで前しかみえない

後悔するのは
戻ることじゃなくて
遅れることなんだよなあ

競争してし ....
「昨日」という
ダストシュートに
投げ込まれた
ままの時間


グラスの底で
震えながら
死を
待っている羽虫


声も出さないシンガー ....
難しくなるのは
何日か経ったって

もどかしくなるのは
何年も経っちゃって
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小鳥の胸のうち- 朧月自由詩313-6-21
ちっこい幸福論- HAL自由詩13*13-6-21
さみしんぼう- そらの珊 ...自由詩1413-6-21
ひかり_めぐり- 木立 悟自由詩613-6-21
彼女の行方- 秋助自由詩2*13-6-20
海の六月- 佐東自由詩8*13-6-20
雪だるま- 柳井 幸 ...自由詩213-6-20
形にならない物をつかもうとする- 群青ジャ ...自由詩213-6-20
自転車になる。——田中宏輔作品コラージュ詩- こひもと ...自由詩6+*13-6-19
☆君の歌☆- 清風三日 ...自由詩213-6-19
時は戻らず今の判断が未来になる- 眠り羊自由詩3+13-6-19
時刻表- ……とあ ...自由詩9*13-6-19
デイライト- 秋助自由詩2*13-6-19
六月の朝に寄せて- 佐東自由詩11*13-6-19
空振りの腕- 朧月自由詩413-6-18
通りすがりのひとたち- HAL自由詩6*13-6-18
光のコール- 秋助自由詩4*13-6-18
正面から- 三月雨自由詩3*13-6-17
ニンゲン辞めて好いですか- HAL自由詩6+*13-6-17
深海魚の夢- 秋助自由詩2*13-6-17
カブトムシとクワガタ- TAT自由詩613-6-16
手紙- 笠原 秋 ...自由詩4*13-6-16
C- 秋助自由詩1*13-6-16
Restaurant_Saint_Malo- りゅうの ...自由詩4*13-6-16
しゅみ- 阿ト理恵自由詩4*13-6-16
打ち水- 花形新次自由詩313-6-16
昨夜のはなし- xxxxxxxxx自由詩113-6-15
雲は逃げていった- 朧月自由詩413-6-15
遠い空、あしもとの街、懐かしい歌、半睡の日- ホロウ・ ...自由詩5*13-6-15
褪せた色- 秋助自由詩1*13-6-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279