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雪だるまは旅に出たことにしました 本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。

彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
誰かが犠牲にならないといけない
そう考えるようになったのは仕事を失ったからかもしれない
あの日も同じようなことを考えていた
巡る空想のなかでぬいぐるみは道化師と暮らし
少年は日々道化 ....
そばに
楡の木が一本立っている


土間があって
黒く艶めく
作り付けの引き戸には
朱塗りの器が
たくさん入っている

座敷は
全てが静寂
隅には
黒く溜まった空気

 ....
                130920


素直に非を認めないのは
家の躾が悪いのだと
親まで叱られている
其れには大いに腹が立つが
全知全 ....
空を飛びたい







良いCDをリリースしたい


射精したい顔射したい
生きてアドルフ・ヒトラーは俺だと
虚空に吠えたい








 ....
それから
すべての君の中から僕のすべてがいなくなってしまえばいい

それから
ふつうになにげに生きてゆく

それから
今日はやたらと月がきれいに見える
とかは気のせいで
ふつうに ....
【記憶の塩漬け】
 



すべての壁は白い  それぞれの壁が白さの中にも蔭を落し
直線で構成された 迷路
一陣の風がふいて 一粒一粒の白砂が
皺やよじれとなり集まり
 ....
 女は金を余分に置いて よく眠れたわ と言い去った

 サヨナラの前
 女は 知らないわよ おバカな奴隷さんね と
 綺麗な高い声で言ってこちらをロクに見ず
 鏡の前で鬼化粧に余念が ....
「御用邸の月」という
那須のお土産を食べている
おととい貰った
「萩の月」そっくりな
数多あるパクリもんだ
案の定カスタードが全然劣る
何で真似さえできないのだろう
ウコッケイでも使って ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった

 ....
記念日にはキスを

頬でもいい

記念日が
もっと記念日になるように

新しい
ページがまた始まるように

心に残る
日々がひとつでも増えるように

記念日にはキスを
 ....
  

それから

その絵本の背表紙はすっかり
すりきれてしまって

そんなことではなくても
胸にかかえて
ときどき泣いてしまいたくなる

くるくるまわっている
のは
だれだ ....
繰り返す中に人生が始まり

いつの間にか、落ちてしまった・・・・。

(何かあるなら・何かするなら・生き残るよ・・・・。)

誰かの入れ替わりと

自分とが重なり合う刹那

鮮血で ....
泣かないことが強さだと
決めつけたのだーれだ?



(君はいつから腕を組んで
前をみるようになった?)
夜に虫が鳴き出して 少し肌寒い風が吹き始める
街のみんなはわざとらしく思い出したかのように
「寂しい」と呟く
僕は月の窓から覗く君の視線を気にしながら
新しい洗剤を買いに行く
白く清潔な泡が ....
世界中の人の優しさと勇気を紡いで毛布にしても
それでも尚うずまく悪意を包み込むことなど
きっとできはしない
あなたの胸の愛おしさは
卑怯さと狡猾さと悪意で守ってもいいと思う
そしてそれを本当 ....
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない


通信を何 ....
俺は悪く無い
何も悪く無い
君も悪く無い
なんにも悪くない
ただ間違いのクソ野郎が
憲兵よろしくチェックを入れる
世界は悪くない
神は悪く無い
砂漠の上で血が乾く
これが今日一番のホ ....
大人になったのわたしは 眠たい時に寝る
あるいは 眠たい時にも寝ることを許されない

子どものころは違った
短い針が9のところに来ると 布団に追いやられた
否応なく灯りが消された
二段ベッ ....
少女、
月曜日の放課後につくった詩が
火曜日の朝には消えていた
細い指でなぞった物語が
校舎裏で砕けていた中2の夏
西の空がまぶしい
あれは現代詩ですか
いいえ、
夕暮れです
毎日す ....
操られるための 糸ならば
今すぐ 断ち切ってしまいたい衝動にも
駆られましょうが、

愉しげな 笑顔あふれる 糸ならば 
そのまま 紡ぎ 続けたいと 願う

マリオネットと アンドロイド ....
あなたが与えている幸福のぶん、あなたは幸福になる

僕はあなたに幸福にしてもらったぶん、あなたを幸福にする
その時刻に 目の前で 会いたい存在
寝そべるネコの背後で 鳴り響く 戦慄

あれは ピアノ線
透明過ぎて 見えなかったから
澄んだ瞳は 無かったことにして
済んで しまった
住んで しま ....
いくつもの交差点を越えて
道はまだ続いている
緩やかに弧を描くカーブの先に
終わりはまだ見えない

進んで 止まって 曲がって 進んで

約束事を守って運転していても
右折してきた ....
合わせる歩幅がある 愛してる 
愛してる 
愛してる 
大声で叫んでみても 
か細い声で呟いても 
あなたにはけっして届かないから悲しいんじゃない 
あなたにはけっして伝わらないから寂しんじゃない 
止めら ....
とびきりのヤツを投稿してくれれば



この先百年はそれをコピペして




性器 ....
走りまわっていました。)図書館でファ
ミレスで墓地で迷惑の意味を知りませ
んでした。そして悩んでいました。校
庭で部屋で商店街で孤独に憧れていま
した。私はいつから空気が読めるよう
になった ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪だるまは旅に出たことにしました- 北大路京 ...自由詩1213-9-21
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
月を食む夢をみる鳥- りゅうの ...自由詩11*13-9-21
それからは子熊のサーカスばかりみて暮らした- アラガイ ...自由詩9*13-9-21
永遠の家- 塩崎みあ ...自由詩4*13-9-21
それでも- あおば自由詩10*13-9-21
死んだら神様になって- TAT自由詩213-9-20
それでも- AB(な ...自由詩813-9-20
【音】塩時計には音がない---三篇のオムニバス- るるりら自由詩15*13-9-20
さみしがり屋のオニ姫- ヨルノテ ...自由詩113-9-20
生活- salco自由詩9*13-9-19
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- るるりら自由詩11*13-9-19
「記念日にはキスを」- ともりん自由詩313-9-19
_それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- AB(な ...自由詩513-9-18
井戸の底- 梓ゆい自由詩213-9-17
謎々- 自転車に ...自由詩1*13-9-17
洗剤- ボトルシ ...自由詩313-9-17
生きる- ボトルシ ...自由詩313-9-17
もし、そんなことをしたら…- ホロウ・ ...自由詩3*13-9-17
悪く無い- 黒髪自由詩4*13-9-16
秋の夜長に- アマメ庵自由詩213-9-16
中2は今日も- 左屋百色自由詩14*13-9-16
「いい」- 藤鈴呼自由詩3*13-9-16
幸福のぶん- 北大路京 ...自由詩413-9-15
ピアノ線- 藤鈴呼自由詩5*13-9-15
交差点- nonya自由詩21*13-9-14
合わせる歩幅がある- 北大路京 ...自由詩713-9-12
愛してる- 文字綴り ...自由詩113-9-11
せめて一遍でいいから誰かが- TAT自由詩2*13-9-11
みらい- 左屋百色自由詩13*13-9-11

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