すべてのおすすめ
大きくなった君のおなかに
毎晩クリームを塗って
赤ん坊に声をかける
人間の果実は君のおなかに実る
この果実の中では赤ん坊が
手足を動かし呼吸していて
少しずつ人の形として熟していく
 ....
ここは、森であることを、許されてはいない。
しかし、森でなかったことはない。

森について、何も知らない。
しかし、森のすべては、予め知らされている。

森を、思いだすことは、できない。
 ....
近所の婆さんから焼き芋をもらう
紅はるかって種類を初めて作ったとか
太い焼き芋だ
齢八十余年の初めてをいま喰っている
時々忘れていく でも
時々 思い出すのは あの日
街灯の下で僕の見ていた橋の光景
自転車で 長い通りでペダルを踏んだ
曲がって駅の 駐輪場を 僕は目指した
剥いた蜜柑の爪跡が地球の裏側に勃っている
朝と見間違うかのような崩落
焔は零れる砂となり
紐を抱くとも数式の最後尾に綴じられる

消えそうな会釈で靴を脱ぐ
前室は輪郭に満たず、水没した鏡に ....
見ろよとうとう列車がやってきた
あれは取り残された者だけが
最後に乗り込める列車なんだ

何も請け負ったつもりはないが
この国に生まれたからには責任をとれと
指を突きつけてくる連中がいる
 ....
{引用=内から喰われる}
くちびるから離れる熱い器
つかもうとして膨らんだ白い手は光にとけ
網膜にしみる青さをかもめが掻っ切った
上澄みだけ日差しに毛羽だった 
時のよどみ底なしの 泥夢―― ....
職場でお寺の話になって
昔あなたと行ったお寺のことを思い出した
名前も場所も憶えていなくて
ネットで調べていたら
手が滑ってあなたの家を見てしまった
恐ろしいことに十数年の移り変わり写真 ....
{引用=ふしあわせという名の猫がいる  寺山修司}


印象という名の椅子


音楽という名のハンモック


概念という名の少年


恐怖という名のカクテル


経済学と ....
たくさんの記憶がある

嫌な記憶が邪魔して
前に進めないこともある

気持ちは前を向いていても
何故か途中で進めなくなる

嫌な記憶が
徐々に薄まっていく
夢を観ていた

良い ....
荒野に一つ
かがやくそれは
ぼくの悩み事をぶちやぶって
窓に張り付く次の夜から
マカロニはしるしになる

やってきては不幸をなげき
とばりの隅に隠れている

宇宙にひとつ
かがやく ....
けだるい夏のサンセット
若いヘルパーがカミングホーム
お前のママの素敵なディナーを
作ってくれるぜナウイッツタイム
その時を狙ってさらいに行くぜ
その時ママが元気だといいな
それならお前も ....
段ボール、衣類、びん、缶、ペットボトル
段ボール、衣類、びん、缶、ペットボトル
月曜の夜に呪文のように唱える
明日は段ボールの日だから
古新聞と雑誌とチラシは来週ね
そう決まってるの残念なが ....
冬の道に蛾が落ちてきた
大きな桑子だ
冬をやり過ごし
羽を朽ちさせた太い蛾は
冷たいアスファルトに震えていた
二月
妙に暖かい日に
それでも凍てた道路に腹と羽を震わせた蛾の
末路は知ら ....
綿の毛が風に飛ばされ
            小麦の穂は枯れていく

見よ、紙幣と言われた紙屑が宙を舞う つまり

誰かがシュレッダーにかけてビルの屋上から撒いたのだ

これは、ま ....
土を飼っている
従順で賢く我が強い
麦を好みパンも嗜む
時節をよく見極め常に冷静
時に激しく自己否定する場面も見受けられる
芸術に造詣が深く音楽や絵画はよく語るが
文芸は理解するに及ばず
 ....
金に困ったら
金に困ったら
金に困ったら
体を売ればいいじゃん!

海外セレブの皆さん
ようこそ日本ツアーへ
老人を山ほど支え続けた
優れた医療がお待ちしてます
もう安心ですあなたの ....
永遠からすれば
一瞬に過ぎない
この今を
落ち続けている
この俺は
奈落の底まで
落ちて行く
後少しで
叩き付けられる
俺の体が
叩き付けられる

時間は普通に流れている
空 ....
寒いのに
洋服を脱ぐように
空は雪を降らせた

孤独が燃え続けて
怒りに変わるから
心を冷やした
白い世界を
優しさへと近付けたい

歩く道が
作られても
壊れそうなものほど
 ....
濁酒のこびりついた盃を洗うと
米粒が
棘のようで
痛い
イキイキと
毎日を充実して過ごせたら
それはまことにハッピー
かも知れない

けれど
私にとっては
何だか針を立てられてひたすら回され続けるレコード盤みたいで
イヤだな

針はいた ....
夢をみた

6歳も離れてるのに
同じ教室だった

修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた

窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
 懷かしい、高等學校に戾る


 理性に還る


 醉客が干し葡萄をつまんでいる


 季節は只巡る


 わたしの家はどこか?


(バルビゾン村ですね。御案内致します ....
僕は昔中野駅で下車した
ご飯の上にカレーをのせた店員 
口に運んだルーのスプーンの 冷たさ 
4月の あれは 雨の日だった 
はじめまして
いなくなっちゃう前に出会えて良かった
品番間違えてないよね?
反応速度はこれくらいでいい?

はじめまして
リセット機能なくて今までどうしてたのさ?
プライドだけは純正品、 ....
木枯らし
青空
寒気


安定期に入った君は
おなかに子どもを宿して散歩をする
今日は前から気になっていた
新しい道を歩いてみたの
子どもはきっと変化を好む柔軟な子になるだろう
今日散歩していたら
空き店舗にラ ....
命がある限り苦しむのだけれども。死んでしまえるほどの絶望を抱えたあなたにしか救えない命がある。辛い過去も何もない自分でも。辛い過去を乗り越えた末に選ぼうとする自殺でも。命は繋ぐ事ができる。あなたにしか .... 町並みに森の匂いがした。
公園を三つ。階段を二つ。知っているパン屋の匂い。スーパー。雑貨屋。ともだちの家。
学校を見下ろす長い坂道を下った。
社を通り過ぎて、実家を通り過ぎて、足は、足を、通り過 ....
もしもあの時
もうひとつの道を選んでいたら
今の私に出会えただろうか?

道しるべのない道の途中
知らずにすれ違う自分に
どんな声をかけただろうか?

もしも今の私より幸せそうだとした ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8464)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
果実と花- 葉leaf自由詩121-2-7
生物- かとり自由詩5*21-2-7
- 黒田康之自由詩221-2-7
2005年頃の厚木で- 番田 自由詩121-2-7
カーネーション- 妻咲邦香自由詩321-2-6
夢のファンキートレイン- 紀ノ川つ ...自由詩121-2-6
眼のない光- ただのみ ...自由詩4*21-2-6
運命の分岐- mizunomadoka自由詩721-2-6
Die_Alone- 墨晶自由詩6*21-2-6
記憶- 夏川ゆう自由詩421-2-6
まかろに- カマキリ自由詩321-2-5
One_Hour_Dream- 紀ノ川つ ...自由詩1*21-2-5
火曜日- ひかわゆ ...自由詩1*21-2-5
- 黒田康之自由詩321-2-5
シリーズ「詩人たちの末裔」- アラガイ ...自由詩12+*21-2-5
土竜- 妻咲邦香自由詩4*21-2-4
人身ByeBye- 紀ノ川つ ...自由詩1*21-2-4
人生と信- ひだかた ...自由詩421-2-4
それでも空は- ミナト ...自由詩121-2-4
濁酒- 黒田康之自由詩121-2-4
虚しい空しいむなしいムナシイ- こたきひ ...自由詩421-2-4
now_and- mizunomadoka自由詩321-2-4
歸還- 墨晶自由詩1*21-2-4
中野駅のビルの7階で- 番田 自由詩221-2-4
はじめましての詩- 妻咲邦香自由詩3*21-2-4
浅春- ヨロシク自由詩121-2-3
散歩- 葉leaf自由詩121-2-3
消えてこうとする命へ- 武下愛自由詩2*21-2-3
Interlude- かとり自由詩10*21-2-3
もうひとつ- 妻咲邦香自由詩321-2-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283