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「今夜、付き合ってくれない?」

それ程 
親しい関係じゃ無かった
けれど
それが最初の切っ掛けだった

カウンターに両肘を着いて
トロンとした眼差しを向けて
グラスを傾けながら
 ....
二十歳の頃のこと
十三歳年上の既婚の女性に誘われて
ご主人が夜勤で不在の時にだけ
夜の相手をしたことがあった

連絡は彼女からで
人目に付かないよう
夜中に訪問しては肌を合わせ
体を重 ....
公園のベンチに住む男が
冬空に手を伸ばしている 
どうも3°ばかりズレている
寝心地が悪い

世界が3°傾いていることが
遠くからみてもわからないのは
みている者も3°傾いているからだろ ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
彼は
推測する
私たちの
国が
かつて大きな国で
貧しい
とても
今は
だが
私たちの国の国民たちは
やがて
勝利するだろう
経済的に



私は信じている
それを ....
ランチにはならない午後に
食べた
優しい人のサンドウィッチ
トマトとレタス、ちょっと多めのマスタード

が好きだった
歩く速度が速い人だった
未知の世界に憧れて
いつも静かに笑 ....
雑然と立ち止まる地

夜には目覚め

朝には忘れてしまう

記録したはずの/瞬間

       径路/不覚
寒さに囚われて

思いだすこともない言葉たち




 ....
突き破る、一月の低気圧
のっそりと爆弾抱え
明日は雪
ぽかんとひとり
動かない青空を 見ている
虹が消える前に
懐かしい気持ちを
連れて行った

遠くを見てるのに
近くを求めてる
私だけの遠近法

絵の具を持っていなくても
瞳を濡らして描く希望が
余計に空を滲ませる

一 ....
 明日

空は雪と一緒に

枝は小さな蕾と一緒に

冬の指は
いつかの冬の指と一緒に

夜明けを待っている

 
 ピアノ

女の子が帰ったあとは必ず
ピアノの蓋が開いて ....
 
ねぇ先生
(先生じゃなくて講師だけどね)
「無邪気」って言ってみて

むじゃき

じゃぁ先生
(講師なんだけどってまぁいっか)
「無邪気」って五回続けて言ってみて

むじゃき ....
でっこまひっこま

とは
でっぱったりへこんだり
という意味で

これまでちょっと
聞いたことがなかったが

どうやら方言らしい

こんな面白い言葉に出逢ったのは
カメラのレン ....
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり

魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で

如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが

誰にも優しくなれな ....
が、

さらに増えて

がががががががががががが

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

どっどどどどどどどどどどどどどどど

ぴんしゃん、ぴんしゃん、℃、ぴんしゃん、

キンコン♪ ....
いのち、いのち
いのち
つぶやけば
延びるもの

私のいのち
貴方のいのち
皆のいのち

だから
つぶやいて眠る
また明日目覚めるように
名無し人があたたかく
抱きとめられながら
沈黙のうちに

ひかり ひかる
ひかる ひかり

還っていく日
内なるたましいのふるさとへ

(僕ら、この日
深い記憶の奥底へと
眩 ....
たとえば犬をワンちゃんと呼ばなあかんような雰囲気がある場
というのがあって
決まっておどおどしてしまう
梅雨が明けた
夏の
青空に入道雲が
わくわくとしている。
空気の匂いが
夏を知らせる
夏を歌う私の魂
とくんとくんとくんと……
脈打つ

どこかで今
雨は降っている。私の
悲し ....
クリスマスという
言葉に慣れているけれど
ノエルという言葉の響きが好き

街中のイルミネーション
取り付けが急ピッチで進んだ

子供の頃
家族全員で楽しんだ夜
それは今も続いている
 ....
もっと散歩にいきたかった
もっと抱いてあげればよかった
もっと話しかければよかった
もっと贅沢させればよかった
もっと遊んであげればよかった
もっともっと一緒に

朝に夕に
百万回名前 ....
リュックが擦れて
足音に混ざり
君の気配だと分かる

会えて良かったと
思いながら
どこへ行こうかと
悩んだりもする

賑やかな街を
背にすれば
ふたりの足音しか
聞こえなくて ....
どうなっているのだろう
本当のことが知りたい

様々な人が
様々なことを言って
うやむやになっていく

本物のことが遠ざかる
何処へ向かっているのか

よくわからないから
様々な ....
未来は
未知だから
わくわくしよう
一つの人生は
一つの物語だから




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
きょうが春なのか秋なのか
すこしもわからない
見当もつかない
半袖のシャツも温かい上着も
どっちも捨ててしまう
なんだか灰色になってしまうよ
灰色の奥でどうやっても変わらなくなってくよ ....
叶わない約束も
守れない約束も
三日月に置けば
死刑台のように
飛び立てるはず

浮かれた時間を
粉々にしたくて
ブレーキのない
乗り物を探した

君は来なかった
僕は寂しかっ ....
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない

数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人

純粋哲学あるいは応用哲学
でも ....
錆びた薔薇の手摺りから
想いの順に消えていく

これまでの人生よりもずっと
優しい灯火

凍った空
冬の長い影
後ろ姿
螺旋に落ちてくダイナモ
静謐の夜を穿つ
透明な明滅は
哀しみの在り処を指示し
沸き立ち、立ち消え
律動する

冷える夜底をひっそりと
移動していく影
背景に流れ
根なし草の寂寥と
一握の希望を落とし込み
 ....
夜の廊下に
落ちている声
踏まずに歩けば
聞こえくる声


思い出せない
幸せな音
思い出せないまま
そこに在る


遠のく雷 遠のく虹
遠のく空 空
営み ....
 
たすけあい
ささえあい
かなしみあい
よろこびあい

そんなふうに
まいにちをすごしたい

こんないまだから
そんないまだからこそ

すこしのへんかをきたいして
だれ ....
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