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  心と所作と雨の答え



雨 雨 あがるな

心を砕き続けてよ
痛みを 忘れないように
鮮やかさたちには血の色も
数多の原色 心が染まる
その危うさに 恐怖に飲まれ
明日の自 ....
良く晴れた朝は
心が軋む

今日という一日を
どう過ごすのか
期待と不安が入り乱れ
一歩を踏み出す勇気が
そう簡単には出てこない

いっそのこと
部屋の中に
引き篭もっていようか ....
人格者も
非人格者も
見分けはつかない

人は見かけでは明確な判断つかないからさ
私自身
自分がいい人なのか
悪い人なのか
はっきりと分けられないし

人間は複雑で難しい仕掛けで
 ....
私は、書かない。一文字たりとも書かない。何があろうとも、絶対に、絶対に書かない。

あの春の出会いについて書かない。
あの夏の思い出について書かない。
あの秋の大喧嘩について書かない。
あの ....
覚えた孤独は
ひとつではなく
あのときも
雨に撃たれて
差し伸べられた
手を振り払い
噛み切った口の端から
錆びた鉄の味が広がり
震えだした肩が
暴れ出しそうになるのを
必死に堪え ....
月明りに照らされて
山によじのぼって行く人達
小さな粒はきらきら光り暗闇に吸い込まれていく
私も地面をしっかりとつかんで
山と月に包まれて
きらきらとした星々のような一瞬の
喜びと悲しみを ....
年を取ったら
義理は欠こう
自分の体力、気力、金力に応じた
暮らしをしよう
寒い日のお通夜は
失礼しよう
年賀状は
来てから書こう
もらい物のお返しは
最小限にしよう
入院見舞いや ....
🍎 頬杖 

{引用=言葉は心を越えられないこと知っているのに
心が言葉を越えられないとうつむいてみる
それが
林檎のように沈んでゆく}


🍎 なり損ねた夜

{引用=夜十一時過 ....
少年は秘密を閉じ込める
美しい叔母のブローチをこっそり隠すように
部屋に鍵をかけ 歩哨さながら見張っていたが
閉ざせば閉ざすほど膨らんで行く 妄想は
秘密を太らせるのにはもってこいの餌だった
 ....
澄んだ水の声で生じる
さらさらと1/fのゆらぎ


無温のかげろうのように薄い
そのようにしおらしい
そのように細ながく伸びている
柔木


けれ
ども
ふざけ半分でからませあ ....
自分は女にもてない
だからなんだあ!
自分は金がない
だからなんだあ!
自分は能力がない
だからなんだあ!
だからの前でとどまっていては
いつまでもだめだあ!!
暖房として使っても

クーラーと呼ぶんだろうか
履いていく靴が
一足しかなければ
何も迷うことはない
憂愁に胡座をかき
足りない音を山に送る
気長な木たちと鳩を語り
半袖を火の儚さで包む
しりとりを水煮にし
人の通り道に投げ
野菜をどこかで家庭的にする
川に川の長さを尋ねると
初めから ....
ベルベットの下には
死体からこぼれ落ちる
血液のような
ぬるりとした感触があり
流れている音楽には温度がない
倒れる時のことを思いながら
ステップを踏むバレリーナ
人生は、 ....
今年も父は
庭木と柵を電飾で繋いで
「おい、点灯式をするから見ててくれ」と言う

仏壇前の灯籠を片付けてミニツリーに替え
母の好きなシュゼットでケーキを予約して
シャネルのバッグを押し ....
《いつでもOK》
サンタより
いちばん大事なプレゼント
くれた日サマー クリスマスイブ

《自嘲の星》
髪 洗う
女は今夜も泣いてない
鏡にむかって キラキラ笑うの

《高い ....
死んだ君の姿を絶対に見たくないし
死んだ僕の姿を絶対に見せたくない

神に定められた運命ではなく
二人の意思で
同時に
自殺したいと
思っている
それは
まだ先の未来だけど
必ず訪 ....
ふうと
息をつく
それだけで
安心する
気持ちが落ち着く
それだけで
力が湧いてくる
そんな気がする
また明日を迎え
時間を過ごし
前へと進む
今日は五年に一回の免許更新だ
視力が気になる
髪が気になる
写真を撮ったら
自分の想像以上に禿げ上がっていた
いよいよ気になる視力検査だ
1回目はぼけて見えたが勘で言った
そういえば前の ....
高三の卒業式は
私達が一致団結して
失敗した日になった


去年の4月
偏屈で知られた先生が
担任になった

卒業旅行の班決めを
先生が勝手にして
行かないと怒る生徒も出て
他 ....
せっかく生きているんだから
今日も一片の詩を書こう
野の花のように
だれにも見られなくても
生きている証として
一片の詩を書こう
独り言のような日記のような
拙い一片の詩を書こう
書き ....
英語も出来ないバカと
英語しか出来ないバカ
一見すると
英語しか出来ないバカの方が
上等のように思えるが
実際は違う
英語が出来ると
それだけで自分が
ひとかどの人間だと
錯覚する輩 ....
寒い夜も 夜にも
そばにいてくれる
ただずっと黙って
次の涙と光を待っている

必要な情報も
必要じゃない情報も
すべてこの目と耳と手が
躰が
掴んで吸い込んでしまう
その中で ....
わたしとすれ違った
年配のご婦人
車いすの
身繕いをした年配の
もうひとりのご婦人を押している
たしかめるようにゆっくりと歩きながら
昼のひかりで満たされた
安全な通りの
木漏れ日のあ ....
  乳色のワンボックスカーが
  庭なしの一軒家にとまっている
  僕の思う以上に 世の中の人たちは
  ひとに興味をもっていないと分かった


  東京はとてもうるさくて淋しいと ....
公園の写真を川に流し
波乱を飲み頭に尽くして
夕日の中から影を取り出す
山の踊り 蝶の渇き
鳴らす座り方を立たせる

焼きたての咳を我慢し
通り道を夜にするさるすべり
支えるものが支え ....
笑え

笑え

笑え

そう思えば思うほど
笑えなくなるものだ

意識して口角を上げる
頬が引きつる

笑え

笑え

わ ら え

いっそ泣けと言われたほうが
 ....
ぼくはぼくをにんげんだと思うのはやめにして


いきものと思うことにした


するとどうだ


せなかからつばさが生えてき ....
               

落ちていくものを拾おうとすると
指からすり抜けていく苔のような
ぬるりとしたものを掴むような感
覚が視界の奥底にある誰もが知っ
ていてまだ見たことのない小 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- ◇レキ自由詩6*17-12-23
そんなこと- 坂本瞳子自由詩2*17-12-23
生きなければならない- こたきひ ...自由詩217-12-23
書かない。- 水宮うみ自由詩10*17-12-22
奈落の底へと- 坂本瞳子自由詩1*17-12-22
山と月- 灰泥軽茶自由詩417-12-22
義理を欠く話- ホカチャ ...自由詩117-12-22
落ちたりんごを拾うように_(2017)- AB(な ...自由詩9*17-12-21
秘密- ただのみ ...自由詩7*17-12-20
柔木- 本田憲嵩自由詩517-12-20
だからなんだあ!- ホカチャ ...自由詩3*17-12-20
クーラー- ホカチャ ...自由詩1*17-12-17
選択の苦悩- ホカチャ ...自由詩117-12-17
憂愁_川- moote自由詩117-12-17
あしもとの小石を拾い上げること- ホロウ・ ...自由詩3*17-12-17
snow- mizunomadoka自由詩5*17-12-16
クリスマスなんか、クリスマスなんか……いまは好きよ、天使だも ...- 秋葉竹自由詩217-12-16
君と僕を巡る、- 狩心自由詩3*17-12-15
それだけのこと- 坂本瞳子自由詩1*17-12-14
免許更新- ホカチャ ...自由詩117-12-13
失敗は成功のもと- しょだま ...自由詩217-12-12
一片の詩- ホカチャ ...自由詩117-12-12
英語バカ- 花形新次自由詩117-12-11
t4u- 唐草フウ自由詩2*17-12-11
冬に向かう- 乾 加津 ...自由詩4*17-12-11
きれいな夜- 草野春心自由詩217-12-9
月の砂- moote自由詩1017-12-9
虚空の端で- 文字綴り ...自由詩217-12-8
先週の火曜日に- TAT自由詩217-12-7
玩具- あおい満 ...自由詩2*17-12-6

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