ゆうけい
こしごえ


忘れた、ということを
忘れている道草の
風色はそよそよと
帰れないでいる
ほのぐらい影
(さようなら)さようなら
ずっと

うすぼんやりとともるこみち
ぽつり、ぽつり遠くまで
ひとり
ひかれるすべてに
果して そうか
と明日をおもい暮れる

最後に
 よかれ あしかれ
むくわれる
     (黙礼)。
観念するしかない

今日も 私のまま
流れつづけて影をおとし
のぼってゆく
そして
ふたたび 私にたどりつく
めにみえるからといって
あるとおもわないでね
こころをうしなってまで。いいえ
そうです
つらぬいて
独奏の
感謝を
小さく歌う星空へ















自由詩 ゆうけい Copyright こしごえ 2013-01-14 11:20:35
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