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対岸を見下ろす鳥居の見る夢は色も薄く
糸車の糸も尽きてからからと
何を忘れてもあなたを忘れない
何を守ってもあなただけは
傷付けたいもう一度

大木の根に腰を降ろし膝を抱える
親指にキリ ....
漆黒垂れ流す深夜、息の絶えた獣の響かぬ声を聞きながら、寝床の中で目を開き、湿気た記憶の数を数えていた、思えば必ず身内の誰かが脳を病み、自我を曖昧にし、かろうじて自己紹介が可能な程度の人生を生きてい .... 夢の蝶、舞う
遠去かる
宇宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また現れ

あらゆる現の美をよろめかせ

その軌跡のおぼろな輪郭を
響かせて 響かせて
宇宙の境界には
無限遡及の風が吹いている

考えても 考えても
考えることすら 無化され続けられる頭

やっかいだ ああ
どうしようもなく やっかいだ

知ろうとするとい ....
 
 20数年も前になるだろうか。たまたま帰り道に寄った駅ビルの居酒屋で、長い木目調のカウンターに腰掛け、惣菜のつまみをちびちびと頬張りながら熱燗を吞んでいた初老の男性と話したことがある。最初は遠慮 ....
我々の抱える退屈はどこから来たのか
今日はそれをみんなと一緒に考えてみよう
ん?もう退屈?
はは、すまないね
でもそれこそ、退屈の正体だよね
そうやってじっと座って私の話を聞かされる ....
家内は
右翼でも左翼でもない
無欲の人だ

食事を作り掃除洗濯をする日常
自分の時間なんてないと不満な時は
革新派の左翼的なことを言う
誉めるの下手とむくれる時は
保守派の右翼的なこと ....
かあさんと
眠りについた
こどもの頃を思い出す

暗い部屋が怖くて
オレンジ色の小さな電球を
お願いしてつけてもらっていた
しょうがないなあと笑う
かあさん

ささやかな幸せを
 ....
僕は夜
時々口にする 過去を
一人 同じ 机の上で
思うこともなく 海に
立っている この 部屋で
日がな一日
謎は謎として在り続け
私は五感の縛りに沈む
思いは鬼火のように揺動し
逃れる的を掠めていく
現象する本質を
律動する思考を
掴みかけては取り逃し
夢の底で溺れている
予感 ....
一月は行く 二月は逃げる 三月は去る

四月は 死ぬ

だからそれまで
いっしょうけんめい生きようね

いっしょうけんめい 行って逃げて去って

たらふくおもちを食べて
お年玉でい ....
ひとひらの火が
春の空虚を舞う

それは魚座の一番奥の扉から
あらわれたもの
ほほえんですぎてゆくかすかなもの

霧のなかで河を渡るひとよ
その美しい疲れに
解き放たれた花びらが
 ....
時間がやって来て通り過ぎていく
その絶え間ない繰り返し
川にたとえられる筈だな

その川の水面に筏浮かべて
放心してた

筏を組んだ木は
川原に打ち上げられて干からびてたもの
水を得 ....
あたたかい日には
春の歌が口ずさまれる
恋や愛には光が降り注ぎ
出会いや別れには桜が降り注ぐ

ここから離れたい
それでも離れたくない
いつしか
光は嘘や矛盾さえも包み込み
桜は過去 ....
ひとおもいに
ひとしきりながした
ひとよのなみだを
ひとみにやどし
ひとりだと
ひとたまりもない
ひとのよを
ひとりの
ひととして
ひとつのしに
いきる
遅れて歩いてくる足音につい気後れがして
       わたしは膝をついたまま下向きに歩いて行く
    自転には追いつけない針を進める (
) 氷の幕を滑り落ちる   人鳥
乾いた靴の底を ....
連綿と続く人生の
響きの中に目覚めていて
この生の端緒と終点が
螺旋を成し繋がっていくのを
底の底で見つめている

それは焼け野原に咲く真っ赤な薔薇
何処にも行けないと知っていて
静か ....
反転した
薄暗い影の
なかに
取り込まれて
居た
なんだったかな
何処だったかな
うちゅうの窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
受け留められて
ふわりと明るみ目覚めた
午 ....
熱鉄を逆さに飲んで
それでも表現したい事があるから
私は生きて
詩を書き続けているんだ
哀しみよ
退散せよ
苦しみよ
お前の喉笛を噛み千切ってやる
喜びよ
我が胸に燃え上がれ
いつ ....
夜になれば大勢で輪を作り
キャンプファイヤーを行う

燃え盛る炎を見つめて
ネガティブなものが身体から抜け
身軽になった自分に気づく

炎を見つめているだけで
気持ちが高ぶって普段の自 ....
とちゅう、
夢があった
道端には
夢が咲いていた
そのあまい匂いの中で
女や、
またべつの女と
いくども寄り道をした
険しい道もあった
転がったオートバイと
鮮血を敷いた少年の死体 ....
奇妙な三角関係が続いている
愛されたい自分と愛したい自分
互いに譲らないし干渉もしない
向かい合ったままで、そして
もう一人が居ない
お茶はお代わりの分まで用意してある
傷付ける言葉ももち ....
最近フェイスブックに登録して詩歌のグループに三つ参加した
そこに投稿すると反応がすこぶる良い

フォーラムでは到底味わえない感動がダイレクトに伝わってくる
だったらここへは来ないでって
言わ ....
ことばは、はっした時点で幻になる。
よくも悪くも。

ね、みみをもつってそういうことだよ。
幻のみみは幻を受けとれる。

昔、にんげんのみみがとても好きな王様がいて、
その王様は ....
   *

 ブルームーンの流れる河は、あなたのポケットのなか 粉末ジュースを呑みすぎた子供時代のような夜がそっと手をふって花になる朝 韻頭を失った詩がどこまでも誘うからか、スカートが皮膚 ....
遠のく遠のく
端折るは節なり
遠のく遠のく
ぐるり愚弄の
くぐもれくぐらせ
積もる紅とて
春よ春よと
枯れ草の聖なる
踏み絵の踏み締め
心音待てり
苔むす天の訴えたるは
舌の先に ....
きみはぼくが
スラックスに隠した
キャンディがだいすき


いつでもどこでも
頬張りたがって
ねえ、ねえ、とおねだり


ぼくは、待ってね、と言い
人目を避けて
さっと取り ....
国道の信号を過ぎると、畑があり、ゴルフ練習場があり、畑がある
モーテルがあり、また畑
朝夕の通勤道路を聖火ランナーが走る

出勤する時は、聖火リレーの前で
帰宅する時は、走った後だった

 ....
朝寝坊

五月病

仕方ない
言い聞かせ
汚い言葉を
吐き出したくなるような
きれいばっかりの季節で
日に日に痩せていく
終わりという言葉に
最後の朝日がさした
なんでもない日が
積み重なって
今日を見せつける

倦怠が渦 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プロフィトロル- 妻咲邦香自由詩2*21-4-5
常にこめかみにあてられた銃口が囁いている- ホロウ・ ...自由詩2*21-4-4
夢の蝶、舞う- ひだかた ...自由詩521-4-4
厄介- ナンモナ ...自由詩5*21-4-4
表現と表現者の領域_-詩人たちの末裔_Ⅳ- アラガイ ...自由詩9*21-4-4
退屈の起源- 六九郎自由詩221-4-4
ウヨク、サヨク、ムヨク- イオン自由詩4*21-4-4
かあさん- 山岸美香自由詩621-4-4
机の夜- 番田 自由詩321-4-4
推移- ひだかた ...自由詩921-4-3
四月になれば僕らは- にゃんし ...自由詩221-4-3
ひとひらの火- 塔野夏子自由詩3*21-4-3
時間が- こたきひ ...自由詩421-4-3
あたたかい日に私はここにいる- かんな自由詩121-4-3
ひとつ- 入間しゅ ...自由詩321-4-3
人鳥は濡れない足~台詞付~- アラガイ ...自由詩5*21-4-3
ララバイ2- ひだかた ...自由詩521-4-2
ララバイ- ひだかた ...自由詩521-4-2
表現- 渡辺亘自由詩321-4-2
キャンプファイヤー- 夏川ゆう自由詩221-4-2
しへのとちゅう- atsuchan69自由詩3*21-4-2
ディプロマット- 妻咲邦香自由詩321-4-2
俺みたいな馬鹿は始末がワルイ- こたきひ ...自由詩321-4-1
幻視- タオル自由詩3*21-4-1
ブルームーンの流れる河- 中田満帆自由詩621-4-1
ソノシート- 妻咲邦香自由詩4*21-4-1
キャンディ_アイラブユー- ホロウ・ ...自由詩5*21-3-31
聖火リレー- アマメ庵自由詩121-3-31
自嘲- ヨロシク自由詩221-3-31
三月三十一日- 入間しゅ ...自由詩421-3-31

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