すべてのおすすめ
たっぷり食べてぐっすり眠ろう。

簡単なことのようで、
それがとっても難しいのだけれど。

わくわくすることをしたい。
何事にも振り回されずに生きたい。
たとえ振り回されても、
しなっ ....
ファールフライ落としたキャッチャーがロン毛 曇った朝
「力、出すことだけ考えや」
車を降りる息子に声をかけた
「うんうん」
曖昧に頷きながら改札に消えた

重い病気で
1年を棒に振った彼は、ある日
「フリーター」、と自嘲して泣い ....
予定通りツッコまず下を向いた あなたに見えている
わたしがすべてです

なんて

言えたら
こんなに苦しくはないのに
病棟の面談室で
並んで座った僕と君は
三五年前と同じで
とりとめもないことを話す

天井は低く殺風景な面談室
飾るものは作者不詳の風景画
部屋の隅のテーブルでは
患者を囲んだ四人がひそ ....
塀のそばをとぼとぼ歩く
五月のゆくえはただ次の季節を目指し
露を散らしたばらを放つように咲かせている
人はいない 付き添いの影だけで
影と影が二人で歩いているのか
葉陰の路地になにかが焼けた ....
気づいたら独りだった

あふれる思いは溶けあって
言葉なんていらなかったはずの僕らが
いつの間にか言葉を失っていた
思いは何処へ

澄ました顔でルージュをひく
君はきっとまだ気づいてい ....
ずっと思っていた
もし私に子ができたら
母のようにはしない

夢と希望を押しつけて
思い通りにならないと
はっきりと落胆の色を浮かべ
幼子にいつも顔色を窺わせるような
そしてあっけらか ....
もうすぐ私の誕生日になりますが
もう 幼いときのように
物をねだったりはしません

何も要りません

私は

生活に苦労していません

それは

あなた方二人が

私を生か ....
アルベルト・ハインリヒが言うには僕等は長く生き過ぎているらしい
ト ....
箱根でモジリアーニ展を観ました。とても良かった
ほっそりとした首の、はかなげな女性像
瞳をブルーで塗り込めて、
それは
彼女を静止させていた
あらゆる他者とのコミュニケイトを
拒絶するみた ....
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。

お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ....
もうすぐ
月とスピカがすれ違う

昔から
すれ違う月とスピカに願をかける癖

月の女神アルテミスと
子のスピカの女神アストラエア

親子の女神が楽しく出会うタイミングで
上機嫌 ....
「本日は晴天なり、本日は晴天なり
只今、マイクのテスト中
本日は晴天なあり」

朝礼が始まる
五月の風は希望に満ちて
教師たちは
民主主義の権化であった

JFKが暗殺された
生き ....
新しい財布を買ってから
不思議なことに
お金に困らなくなった

迷信かもしれないけど

新しい財布を買ってから
人でなしになることもあったけど
人になることもできた

 ....
ゆうべの嵐が過ぎ去って



 ....
一滴のくらやみが 明るみに落ちたとき
わたしは黙っていてもわたしでした
愛などのことばも必要なしに

光を一粒あなたがとってみせたとき
はずかしく右往左往にばらけるわたしを
つぎはぎの ....
埃っぽい飛行場を飛び立ったら
もう、さいなら、ってな気持ちや
任務なんやからな
二階級特進の恩給が
後は、なんとかしてくれるやろ

しやけど
あの勲章どっさりつけた
偉そうなおっさんら ....
クリームなのかシチューなのか
それが問題なのだと言われても
クリームですしシチューですと
答えることしか僕にはできない。

それでも言わせてもらうけども
クリームシチューの正体なんて
ク ....
吾妻橋一九七二年六月
つぶれるはずのビアホールで
神保町の石屋の伜と
一八の僕はたらふくビールを飲み交わし
ぐでんぐでんの千鳥足

売り飛ばされたはず(?)のビヤホールは
そのまま生き残 ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
貯木場で死んだ友達を思い出した
遊んでいて転落し
浮かんだ材木の下に潜り込んでしまい
溺死したのだ
指の爪がいくつか剥がれていたそうだ

重い材木と材木の隙間を
懸命に広げようとしたのだ ....
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリ ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと

きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね 

嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
 ....
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ....
一皮剥きたまえよと言われても
簡単にできないことだってある。
世界有数の薄グリーンの私でも
頭を抱えることだってあるのだ。
至高の薄エメラルドの私でもだ。
申し遅れたけどもキャベツです。
 ....
コーヒー豆を煎っている
剥けてくる薄い皮を丁寧に
吹き飛ばしながら煎っている

誰かのためでもなく、自分のためでもない
ただ美味いコーヒーになるように
細心の注意を払っている

窓から ....
まともにやってるフリしてる
帳尻合わない毎日のなかで
どんなにやってるフリしても
心が何処かハミ出していく
心が何処かへ沁み出してくる
全てが肯定だとは想ってない
全部が否定だとは想ってな ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8464)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わかってる- ららばい自由詩7*14-5-15
ファールフライ落としたキャッチャーがロン毛- 北大路京 ...自由詩314-5-14
試験- 山部 佳自由詩814-5-14
予定通りツッコまず下を向いた- 北大路京 ...自由詩214-5-13
- はなもと ...自由詩414-5-12
面談室- ……とあ ...自由詩20*14-5-12
路地にて- 春日線香自由詩314-5-12
孤独- 森川美咲自由詩3*14-5-11
母の日に- 森川美咲自由詩8*14-5-11
私を誉めてください- 無花果自由詩8*14-5-8
004- TAT自由詩1*14-5-7
ビギン- umineko自由詩6*14-5-7
手を離す- 森川美咲自由詩4*14-5-5
月とスピカ- ichirou自由詩7*14-5-3
3_May- 山部 佳自由詩514-5-3
新しい財布- 小川 葉自由詩12*14-5-3
I_LOVED_YOU- TAT自由詩1*14-5-2
くらやみ- はるな自由詩914-5-1
自決- 山部 佳自由詩1014-5-1
クリームシチューとは何なのか- ブルース ...自由詩3*14-5-1
両国橋- ……とあ ...自由詩11*14-5-1
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
沈没- 山部 佳自由詩614-4-26
姉と話す- 梅昆布茶自由詩2014-4-26
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25
母性本能- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-4-25
ごめんねとありがとう- 小原あき自由詩6*14-4-25
薄エメラルド宣言- ブルース ...自由詩5*14-4-25
泣いた赤鬼- 山部 佳自由詩914-4-24
狂気と本気- よいしょ自由詩114-4-24

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