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瞬きをしたとき
虹色鳥がマラッカ海峡へ飛び立っていた

瞬きをしたとき
知り合いを乗せた救急車が通り過ぎていた

瞬きをしたとき
子供の頃のシャボン玉がパチンとはじけていた

瞬 ....
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ....
彩られるものが
みな与えられた
土踏まずから
色を浮かべるべく
積み上げるなら
空白は胸元にわだかまり
高く屹立した
天蓋に設えた地平は
ゆらゆらと昇る陽も
沈む陽もゆらゆらと
パ ....
買い物ん時は飼い主に
ポールに繋がれアンラッキー
道行く人がブザマな俺を
憐れんでくれるみたいだぜ

尻尾を振って愛想立ててりゃ
大抵愛には困らない
こいつら片手間だろうけど
こちとら ....
  目をつぶって 右へ左へ
  曲がりくねってさ
  幸せな日が
  手を繋いで
  迎えにやってくるよん

  本当にきみが拍手したい
  ことに出会うまで
  キス ....
今日の東京タワーはちょっと変だ
いつものオレンジ色じゃない
夕陽に気圧されて
オレンジ色を諦めてしまったのかな
浅草にできるっていう新参者に対抗して
違う色になってみたのかな
負けてない
 ....
花瓶を洗面所まで持っていく。
中の水を排水口にゆっくりと垂らす。幾分大きな花瓶のためどうして水を汲もうかと逡巡したのち病院の外の水道を探しに行く。消毒の効いた洗面台が花びらの一枚一枚を枯らすかもしれ ....
私を隠し歩いた

色目紛しく映る
人目を掻い潜る様に

喧騒が傘を打つ

時雨程に心は濡れ
滴る音は誰にも届かない

擦れ違う息を感じながら
家路を惑う

触れ合える事も忘れ ....
君に、言えずにいる言葉がある
と、僕は思っている思っているけれど、
言えずにいる言葉が何かを忘れている

ホチキスは、どこにあるのだろう
動物の名前だったような気がする

君が留めようとしている紙束 ....
夜を走る電車
十五両編成の最後尾
ゆっくり居眠りしようと
乗り込んで席を確保した
はずだったのに
次の駅から
スノーボードと思しき
荷物を抱えて乗り込んできた
二十代前半の女性が
暫 ....
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセット ....
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む

フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満 ....
西日が差す静かな病室
貴方の寝息が途切れなく聞こえる
それでも不意に心配になって
心臓に手を当ててみて
ちゃんと生きていることを確認する
貴方は時折まぶたを開けるけれど
なにか口の中で呟い ....
祈る、という作業を
私は避けている
たとえば

あなたの幸せを
祈る
そのとき 
私は無力で
ただの石ころ
捨てられたガム

「君を想うと 
 やわらかな 気持ちになれるんだ」 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
心根にある切実を

切実に灯るちいさな火を

リレーしながら

なにをかへとひとは継いでゆく

そのちいさな火

すべてが純潔だった

なにをかから見つめると

そのちいさ ....
観覧車にのって 赤い空を見つめながら

貴方が『すきだ』といってくれただけで

なぜだか無性に 泣きたくなった


ああ このまま地上につかなければ

ずっとずっと 幸せなのに
細いラインの

その奥が

何故だか

無性に気にかかる

穿いてないより

気にかかる

凡そ分かっているはずなのに

そんなに違いはないはずなのに

そっと隠してい ....
夜の淵からわたしがこぼれ
わたしの淵から夜がこぼれる
固いビスケットを菩提樹の
お茶に浸して深深と雪

積もる声もことばもあるし
誰からも等しく遠ざかれば
せわしなく人の世に生きていたこ ....
あなたの声で生まれた

僕の心




時々いたい


んです





気のせいだと

よく思ってたんですけど

あれは

そういうことだったんだろ ....
生れ落ちたから
生きてきたんだよ
そこが海だったら
泳いでいたはずだよ

生まれた場所がそこだっただけ
幸せってことがみんなとちがっただけ

親に期待をしなくなったのは
家族に夢をも ....
夏の
おわり
もう
秋がちかくに来ていた

とんぼが
飛んでいる

たくさん
たくさん
橋の下の
川に飛んでいる

えさを
さがしているのか
あっち
こっち
行ったり ....
かなわないなんていっても
あきらめない
いまを乗り越えるんじゃないんだ
自分でも知らなかったつぎの覚醒
だめだって言ったって 僕は夢中だから
きみのすぐ横にいるならできそうで
いままで ....
私が成し遂げた屈折は
私を助けてくれませんでした
私が想いやった
私の悲劇は
私の中で閉じていました

夜の空には星がきらめき
人の瞳に涙を呼びます

私がかじっていた青い実は
私 ....
涙が溢れそうで空を見上げる

雲一つない青空

風が頬を優しくなでる

澄んだ空気に心が溶け出す

逃れられない運命や悲しみに

心が震える

今日と同じではない明日に

 ....
ずっといたい

君の興味を乱暴に触る
君を敏感に関知する
乗れない雲が冷たく広がる

恐怖は熱い人肌空気のにおいがする
遠い日付 新しい言葉
固まったガムシロップを君がふくむ
微弱な ....
おれが自室で退屈しのぎに何となく詩を書いていると
胸に直筆で「神」と書いた名札をつけた男が現れて
いきなりこんなことを言った「選べ。」
「おまえの言葉はいい加減すぎる。それ ....
うふふ
みんな、知らないんだろうなあ
朝起きてご飯食べて仕事して
帰ってご飯食べてお風呂に入って
家族と会話して、ネットして、疲れて眠る
それだけのことが、こんなに
こんなに幸せで楽し ....
しっかりしなくて大丈夫
しっかり食べて
しっかり寝て
しっかりウンチしてれば大丈夫
生きているから大丈夫
それだけだって凄い事
それだけ出来れば大丈夫
僕は本を君に聴かせながら、窓の外を眺める。
星は今も流れ続け、夜空が部屋に入り込む。
無音の60分間、でも確かにこのテープに星を
録音した。彼女が僕に銀色のヘッドフォンを
貸してくれないから、 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コンマ何秒- 花形新次自由詩410-1-17
私、離脱希望- 嘘而自由詩310-1-17
鏡面の川、水門の波形- 水町綜助自由詩210-1-17
飼い犬のブルース- 葛西曹達自由詩210-1-17
ワンダフル- ヨルノテ ...自由詩210-1-17
東京タワー- まさたか自由詩210-1-17
抱える- 相田 九 ...自由詩6*10-1-17
闇夜に日傘- 徘徊メガ ...自由詩310-1-17
恩送り- クローバ ...自由詩4*10-1-17
人畜無害- kauz ...自由詩16*10-1-16
ある冬の日に- ZETSUMU-絶 ...自由詩3*10-1-16
フィクション- 弥鈴自由詩8+*10-1-16
願い- まさたか自由詩110-1-16
アトム- umineko自由詩12*10-1-16
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
火のリレー- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-16
今日だけの- くろきた自由詩910-1-16
Tバック・ドリーマー- 花形新次自由詩4*10-1-16
今よりずっと澄んだものに- 瀬崎 虎 ...自由詩710-1-16
_だるまおとし- 自由詩2*10-1-15
大きな木- 朧月自由詩210-1-15
とんぼ- そよ風さ ...自由詩4*10-1-15
Renaissance- 月乃助自由詩10*10-1-15
私が成し遂げた屈折は- 真島正人自由詩2*10-1-15
雨ノチ晴レ- 帆乃香自由詩610-1-14
ずっといたい- 瓜田タカ ...自由詩210-1-14
やっぱすべてはあるがままが(※歌えません)- ホロウ・ ...自由詩1*10-1-14
「日常生活」(連詩)【チョコドー緊急企画】MARINO&三奈- 三奈自由詩310-1-14
大丈夫- プル式自由詩5*10-1-14
夜のキス- 岡崎師自由詩210-1-14

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