すべてのおすすめ
激情を極め
静けさを極め
祈りながら認識し
認識しながら祈る

この飢え切った界で
この哀しみの界で
導かれ 諦め
静謐に包まれ


光り輝くあの日の君を 僕は決して忘れない
黒い影が心を塗り潰そうとするとき
思い出に浸されふやけきった夢にうつつを抜かす
すべての元凶は
肩こりだ

肩こりさえなければ
俺はもっとあなたに優しくなれるし
愛溢れる人にだってなれる

世界中に存在する
ありとあらゆる
辛いこと
悲しいこと
全部背負うこ ....
赤いワインが煌びやかな床に散らばって薔薇の花弁に擬態する乱痴気騒ぎの挙句、飲み過ぎた女は吐瀉物を喉に詰まらせてストレッチャーの上で冷たくなった、天国への階段は上れない、地獄の穴へ真っ逆さまさ― .... 汚れる事を恐れない
あなたは強い色


他の色に混じっても
あなたは確かにそこにいる


素のままでいても
あなたは誰も傷付ける事はない


時に眩しく光を弾きもす ....
 貴女滑稽で妖しい

 またこんな季節が巡ってきた
 名月を仰ぐ野分の風も乏しく
 焦がれる余裕もなく 
 日常に背中を押され
 されど視覚からのニュースで

 滑稽で妖しい貴 ....
忘れていた
左側の肩甲骨の少し内側の背骨に近いところ
ここに熱を感じるときは高熱を発する前兆

気持ち悪さ
むかつき
身体中の節々の痛み
悪寒
種種雑多がごった煮されたように
悪いも ....
地球と月のように
井戸と蛙のように
瑠璃と玻璃のように
結び付いた時には


白と黒のように
覆水と盆のように
青天と霹靂のように
結び付いた時には
この界あの界しとしとしとしと雨の降る
人人人人泣き笑い
驚き掴んでは失われ
雨は降って沢成り川成り海成り波うねり
銀河宇宙の渦に巻き戻され
しとしとたんたん時の過ぎる

己、胸奥の空洞
 ....
たとえば読んだ本がつまらなくて
費やした時間を
ただ無駄なものに感じたり

描きはじめた絵が完成しても
なんだこんなもんかと
感動も無かったり

いつも通う喫茶店のコーヒーが
 ....
流民をへて流民にあう
きみは遠い昔の記憶の中の文学少女

すべての物語を読み切れないように
たとえばたった一人の歴史も解析できずに

やはり僕はでくのぼうにもなれない半端者
きみの洗礼を ....
針の翼
夜の屋根
緑の雨が
楽譜を照らす


街の起伏
夢のつづきの夢ばかりつづき
目覚めも指も
夜になれない夜をこぼす


葉の陰の硝子
雨の奥の太陽
扉 ....

あんまり得意やないんやけど
て とむ がゆうて
しゃあないなぁ
て じむ が
箸をのばしてきよる
なにが 違たんやろ
せやなく
なんで変わらへんのかったんやろ
誰かの思い ....
カメラにとってファインダーは命だ
その昔 ライカM3のファインダーの完璧さに負けて
日本のカメラメーカーは  
レンジファインダーカメラから撤退し
一眼レフカメラ開発へと向かったほどだ

 ....
視線を奪われた白いカーブ
狭間のプールの匂い
青かったはずの人工的な水の塊も
夏が終われば緑色になってしまう

とてもしなやかに弧を描いて
滑り落ち、そのまま飛び込んで
水しぶきが舞う
 ....
失う
出会い
築いては
失い続けて
底を貫く本質
掴み取れたのか
沈んでしまうのか

進む船の舵取り主は
己が意志、病に抗う意志
沈んでしまうのなら仕方ない
精一杯やるんだ、もう ....
おちない眠りが揺らす
あなたにわけたのではなく 重ねたのです
星の明かり 電燈の灯り あなたの言葉
偽りが入り込む隙はない 一心
偽りを燃やし尽くし 開ける朝
あなたのそのひかりさえも数にされてしまう
あなたのそのこどくさえも数にされてしまう
あなたのそのえがおさえも数にされてしまう
あなたのそのことばさえも数にされてしまう
あなたのそのこころさえも ....
もしタイミングの神様が
いるのだとしたら
あなたはとても
周りを見ている人

いないのだとしたら
わたしの周りにいる人が
周りをしっかり見ている人
なんだろうね


もしもあの時 ....
海辺に打ち上げられたクラゲを見ましたね
巨人のコンタクトレンズと言うので
笑いました

疲れて適当に入った居酒屋で
出てきた器がどれも美しいので
しばらくおとなしくなった私たち
でした
 ....
哀しみ降って来る
一斉に響きとなり
冷え震え降って来る
どうしようもないね、
この欠損だけはもう

ひたすら雨の降り続く
ひたすら鈍色の大海に
しとしとしとしと静か
大海に雨の降り続 ....
《メール 未読:1》

本に夢中で放置していた携帯には
君からのメールが届いていた

私が行けないような土地まで行く
そんな仕事に就いた君から届く
久しぶりの定期便

今回はどこ ....
畑の畝を踏みつけて歩くような
大きな台風が過ぎていったあと
庭中にたくさんの青柿が落ちている
渋くてとても食べるどころではないやつだ
うちには昔から柿の木なんて生えてないのに
こういうことが ....
ライカ病という病気は    一度かかったら
なかなか抜けられない    重いやまいだ

まずそのメカの美しさに   魅かれてしまい
レンズの写りのちがいに   驚く

戦場のカメラといわれ ....
生まれる前はゼロだった

生まれたときもゼロだった


生きている今もたぶんゼロ


いつか無限になって永遠になる

ハチの字螺旋のその上で
ゼロのまんまで生きていく


 ....
ビジネスホテルには
聖書がない
(少なくとも俺が泊まったことのあるホテルには)
今日チェックインしたホテルにもやはりない
ホテルグループ創始者の自伝は置いてあるのに
こいつはキリストよりも偉 ....
何をしても

埋められないので

私はその穴を

ただ見つめている


どうしても

逃げられないので

とりあえず

その空白を眺めている


怖いのでな ....
いつのまにか夜だけがふけてゆくが
僕の朝はいつまでたっても来ない

時間の止まったままの時計をぼんやりと眺め
時系列のなかの無限の選択肢に思いを馳せる

ものごとを整理するには基準が必要だ ....
人形も関節から
壊れてゆく、ら
しい。継ぎ目は
いつだって弱い
場所だからね。
かつてあなたが
若かった頃、肘
も、膝も、首も
指の中に取り付
けられた小さな
関節たちも、み
な ....
土曜日の午後
少しけだるい空気の中で
僕の前に座る女と
その後ろの大きな観葉樹
いつも小さな女の話し声が
今日はより小さく感じて
僕にはいくつかの言葉を聞き取ることができない

それな ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高貴- ひだかた ...自由詩716-9-18
上の空- 向日葵自由詩216-9-18
肩こり- 花形新次自由詩216-9-18
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(温か過ぎるけれど)- ホロウ・ ...自由詩1*16-9-17
白色- 葉月 祐自由詩3*16-9-17
貴女滑稽で妖しい- 朝焼彩茜 ...自由詩8*16-9-16
いつもの前兆- 坂本瞳子自由詩2*16-9-16
プラズマイナス- ゴースト ...自由詩1*16-9-15
時流〇時刻- ひだかた ...自由詩2*16-9-15
深呼吸- 葉月 祐自由詩3*16-9-15
流民- 梅昆布茶自由詩15*16-9-15
あゆみ_むらさき_Ⅱ- 木立 悟自由詩716-9-15
芋月仲間が秋夜に揺れる音- AB(な ...自由詩6*16-9-14
ライカM3_ファインダーの魅力- st自由詩1*16-9-12
25mプール- 青の群れ自由詩416-9-11
魂ノ行方- ひだかた ...自由詩9*16-9-11
火と夜- 砂木自由詩12*16-9-11
あなたのその輝きと孤独- 水宮うみ自由詩5*16-9-11
わたしの神様(いてもいなくても)- 葉月 祐自由詩2*16-9-11
- ふるる自由詩7*16-9-9
夜になると- ひだかた ...自由詩616-9-9
君からのたより- 葉月 祐自由詩1*16-9-9
青柿- 春日線香自由詩216-9-7
ライカ病- st自由詩3*16-9-7
ゼロハチ- ゼロハチ自由詩3*16-9-6
ビジネスホテルの夜の唄- 花形新次自由詩116-9-6
空白- 葉月 祐自由詩1*16-9-5
朝が来ない理由- 梅昆布茶自由詩1016-9-5
わたしのアンティークドール- そらの珊 ...自由詩15*16-9-5
フィカス・ウンベラータ- 高林 光自由詩7*16-9-5

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