すべてのおすすめ
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない
通信を何 ....
俺は悪く無い
何も悪く無い
君も悪く無い
なんにも悪くない
ただ間違いのクソ野郎が
憲兵よろしくチェックを入れる
世界は悪くない
神は悪く無い
砂漠の上で血が乾く
これが今日一番のホ ....
大人になったのわたしは 眠たい時に寝る
あるいは 眠たい時にも寝ることを許されない
子どものころは違った
短い針が9のところに来ると 布団に追いやられた
否応なく灯りが消された
二段ベッ ....
少女、
月曜日の放課後につくった詩が
火曜日の朝には消えていた
細い指でなぞった物語が
校舎裏で砕けていた中2の夏
西の空がまぶしい
あれは現代詩ですか
いいえ、
夕暮れです
毎日す ....
操られるための 糸ならば
今すぐ 断ち切ってしまいたい衝動にも
駆られましょうが、
愉しげな 笑顔あふれる 糸ならば
そのまま 紡ぎ 続けたいと 願う
マリオネットと アンドロイド ....
あなたが与えている幸福のぶん、あなたは幸福になる
僕はあなたに幸福にしてもらったぶん、あなたを幸福にする
その時刻に 目の前で 会いたい存在
寝そべるネコの背後で 鳴り響く 戦慄
あれは ピアノ線
透明過ぎて 見えなかったから
澄んだ瞳は 無かったことにして
済んで しまった
住んで しま ....
いくつもの交差点を越えて
道はまだ続いている
緩やかに弧を描くカーブの先に
終わりはまだ見えない
進んで 止まって 曲がって 進んで
約束事を守って運転していても
右折してきた ....
合わせる歩幅がある
愛してる
愛してる
愛してる
大声で叫んでみても
か細い声で呟いても
あなたにはけっして届かないから悲しいんじゃない
あなたにはけっして伝わらないから寂しんじゃない
止めら ....
とびきりのヤツを投稿してくれれば
この先百年はそれをコピペして
性器 ....
走りまわっていました。)図書館でファ
ミレスで墓地で迷惑の意味を知りませ
んでした。そして悩んでいました。校
庭で部屋で商店街で孤独に憧れていま
した。私はいつから空気が読めるよう
になった ....
「そら君」の 好きな 色は
空色なのか どうか 分からないけれど、
もし そうだとしたら
赤いザリガニは 映える色と なって
そら君の心に 留まるんだろう、
空色には 白い雲のほう ....
当時、白石に住んでた保母さんと
絵本のことで随分と馬が合って
良く二人で素敵な絵本を見付け合っては
彼女の住むアパートに長居して
話し込んでいたものだ
まだ若かったこともあって
結構熱 ....
つくつく おほーつく
まずは食べるよ ぶた丼
おまけに食べる 貝柱
のとろこ さろまこ きたきつね
あばしり しゃりを通過して
ついにきました 温泉うとろ
地の果 ....
夏が庭先に
影を落とした
それを拾って
届けてやると
落としたんじゃなく
捨てたんです
そう言って夏は
....
ときどき思うことがあるよ
君は全てを知っているんじゃないかって
僕らに今まで起きたこと
と これからの僕ら
が 君には見えてるんじゃないかって
そんなはずないって
頭では分かってるんだけど ....
思考と感情機能
わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
....
台本通りの台詞のなかに
私の感情がある、
思想から生まれるマテリアル
私は言葉を食む
明日に立つ舞台とは
昨日夢見たあの場所で
アストラル
アストラル
夢を食んで
マ ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で
一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ....
吐きたい
ということは
感動したい
ということだ
けれど
どちらも
口にはだされない
低い
紫色の空から
隕石が
落ちるのを
待つことはできない
朝に濡らした手で
夜まで ....
{引用=
奥は暗くておそろしければ… 和泉式部
}
ふいに戸を閉められて
暗い場所に置き去りにされてみれば
息をするのもままならぬほどで
手探りで進む手に
布がひらひらとまといつく
天 ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで ....
さんずいと林の狭間をうろつきながらハンドルを握っていると
「もうすぐひがくれます。ライトをつけませんか?」
壊れたはずのナビがしゃべる無機質な声に、さんずいのよこで立ちくずれそうになった。
詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ....
仲間と盛り上がる時
大切な人を失った時
お腹を抱えて笑った時
許せず牙を向けた時
君と誓ったあの時
繋がっている
一つの時間(とき)に
早くなることなく
遅くなることなく
平等に ....
いるものと
いらないものにわけなさい
その基準がおかしいのではないか
なんて言いたくなるおかたずけの時間
いつもそうだ
決められない
いつも
古い家の古い小屋には
古いもの ....
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる
2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する
(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ....
生命はポテンシャルであってそれがカタチに宿って
具現化したものがリアリティなのだ という文章に出会った
なんだか最初はよくわからなかったが よく読むと
生命とは潜在的なチカラであり それが体 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283