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臨月でお腹の大きい妻が呼んでいる。
僕はいつもの公園で二日酔いの頭を抱えながら、
三歳の息子と遊んでいる。

繰り返し繰り返し
同じ砂山を作っては壊し作っては壊し、
何回作っても彼の作 ....
これだけ地に足つかずにさびしいのなら

どれだけ傷つけあったって

会っているほうが

ましなんじゃないのかとさえ思えてしまう


神々の意思ではないのか


オリオン座だ
 ....
憂鬱が穴を穿つ
苦痛の波打つ夜
枕木の合唱を
電気を消して聴くのだ

文字通り戻れない
文字通り元に戻れない
文字通り二度と元には戻れない
文字通り決して以前のようには笑えない

 ....
ハグロトンボに
アキアカネ
赤と黒とが
入り混じり
輪になって
入り混じり

  どんひゃらら
  どんひゃらら

ギンヤンマ
オニヤンマ
加わって

  どんひゃらら
 ....
ぼくらは月下の一群だ

ここのつも年上のぼくだけれど

ぼくらは一群としか言いようがなかった

お互いかんがえていることぐらい

くるしいほどわかっていた

お互いのくるしみがわか ....
うむmmmm・・・・
胸が痛むなぁ。

君はある種のタイプの人を
「ブラックな話題」として
いつまで生け贄の羊を
捧げるつもりのだろう?

仲間になる儀礼と自身の保身の為に

君の ....
画面に白い薄い虫がついていた
文字と画像と虫をみながら
過去と未来と世界をみていた

命って字と動く薄い虫
自動で動く虫は
かわる画像の上をしらん顔

クリックしても消えない虫は
私 ....
イエラルシーはかっこつけて
電柱より高いところから
君の日常をじっと見ている
手出しはしない 見るだけ

NOxにまみれた有酸素運動の権化が
こぼれる夕方の未練を噛む頃
僕は白く焼けた砂 ....
 
 
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば

男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった

父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
僕は詩人の仕事を知っている
それは薄汚れた靴下の匂いを残したままそのままを裏返しに吐き直し
美術館でこの絵はどうも臭いと鷲のような鼻で素人にはその説明を拒み
賞味期限に剥がれた壁紙の図柄 ....
塩だ
塩だ
砂漠のような
塩だ
俺と
お前を
ここまで運んできた
塩だ
最初の光が生まれたその時から
永い
永い
旅を経て
お前と
俺を
ここまで運んできた
塩だ
砂漠 ....
思えばめぐまれすぎていた

ないものなんてなかった

わざとないふりしてるくらいだった

だからおまえのしたいことなんか

切実にかんがえることがなかったんだ

うしなうくらいなら ....
木が勢いよく枝をひろげ
葉がさらさらと風にそよいでいる

ココがわたしの入口です


日に焼けた古本の匂いが
若き父のひたむきさをつれてくる

ココがわたしの入口です


決し ....
きつねコンコン
遊びにおいで
黄色いバケツは誰のだろ

きつねコンコン
昼寝においで
しゅわしゅわラムネが冷えてるよ

ふるふるゆれる
黄色い花は
小さな船の形して

ふるふる ....


グレーを塗ると、きもちがいい
グレーを塗ると、きもちがいい


雨の降るふる
背伸びをやめる


 目には見えないが
 確かに巨人の朗読が聞こえる
 すぐ近くにいるときもあるし
 間遠いところから
 細々と聞こえるときもある
 詩や あるいは詩が

 巨人は聖書のゴリアテとは
 一 ....
過去に起こったことが
歩んだ道の情景が
溶けては沈み
たまに流れて
浮かぶ
大きな海のように
適当で
いい加減に
生きているつもりなんだけど
それでも
大変なもんだと
便座に腰か ....
雨の日、

すべりだいで、

世界のはんぶんを洗い流した

もうはんぶんを

ランドセルに入れたままで
                 100914





あの
おのが
おののき
おとがい
おののき
お買いになった
音の
整列
映写機がコトコトカタカタ光が漏れる
微 ....
濁りのない
青と薄い白雲
朝だよ
あなたへ
かなしいこと
和らげてあげたい
この景色を贈ります
あなたへ
生きているから
感じる朝だよ
透明なコスモスがつぶやいて
  風鈴の綿雲は
はやぶさの風来坊となって消えた

かがり火ょ
赤いランプとともに
     燃えつきょ

鬼火ょ
白い灯台とともに
    燃えあがれ ....
やぁこんばんは、プラネタリウム太郎
星好きな座敷童子
まずは一献

詩の朗読会、即売会
駄洒落ナビ
星合いクッキングスクール

プラネタリウムだからって
星を見るだけでなくてもいいの ....
お兄ちゃん仕事は?
外回りの途中なの?
こんなところにひとりぽっちで
噴水のそばでジャムパンかじって
なにやってるのお兄ちゃん?
さみしくないのお兄ちゃん?
どうしてそんなに童顔なの?
 ....
おこがましいとは思わないのか
お前はなにを勘違いしているんだ
お前はなにを勝手に重ねているんだ
お前が心の拠り所とするものは
お前とは全然比較にもならないほど
熾烈な生存競争の中に身を置いて ....
股で支えていた文字が消えて 心変れずに唇にはいる
らしい歌をうたえばこの周りの空気は耳をすまして聞いてくれる
これが人だ だえきに包まれて 舌の上でゆっくり眠れる

いつも変れぬ闇を愛して 守 ....
 入浴(4)

今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を

妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
手さえ握られたことないのに

あれは高校二年生の今頃だったか
「あの子ってやりまんらしいよ」
そんなあらぬ噂を言いふらされたことがある

誰かしら噂になっているなと感づいていたけど
まさ ....
歩き疲れて立ち止まる
道に雨が降り出して
静かに静かに降り出して
道に輝く石畳
次第に次第に濡れてくる
並木の青いプラタナス
静かに静かに濡れてくる

歯を食いしばり空を見る
見 ....
宇宙はぼくらを試すことがない

あらゆる事象は試練などではない

この愛をつづかせようとすることに

なにかひとつ肯定的なものさえあれば

たとえばそう

風わたる空に揺れる

 ....
私の
白い爪の先を
撫でる
あなたの大きな
親指

電車の隅に座って
人目を避けて
生きてきたのに

手鏡を見つめる
自分の顔と
その向こうに流れる
車窓の景色

懐かし ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ……とあ ...自由詩14+*10-9-17
神々の意思- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-17
実は悪なのだ- 瀬崎 虎 ...自由詩1+10-9-17
秋祭り- 北村 守 ...自由詩510-9-17
月下の一群- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-16
よっちゃんの追悼の為に- 板谷みき ...自由詩1*10-9-16
ネット- 朧月自由詩310-9-16
あなたに花束を差し出したい- 瀬崎 虎 ...自由詩210-9-16
男類- 小川 葉自由詩310-9-16
詩人たちの仕事- アラガイ ...自由詩8*10-9-16
- ふくだわ ...自由詩410-9-15
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-15
空は音符の匂い- 昼寝ヒル ...自由詩6*10-9-15
きつねつりふね- 海里自由詩610-9-15
オイルパステル- 笠原 ち ...自由詩8+10-9-15
朗読する巨人- 豊島ケイ ...自由詩15*10-9-15
ふとトイレで- 秋也自由詩410-9-14
雨の日、すべりだいで- 自由詩410-9-14
めぐらし- あおば自由詩5+*10-9-14
あなたにおくる朝- 朧月自由詩4+10-9-14
コスモスの日- 信天翁自由詩210-9-14
白露酒玉- 海里自由詩3*10-9-14
アグネス- セガール ...自由詩610-9-14
無職- セガール ...自由詩510-9-14
きあか- 十二支蝶自由詩310-9-14
入浴(4)- 生田 稔自由詩510-9-14
水際のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-9-13
雨が身体に- ……とあ ...自由詩9*10-9-13
ほんとうに試練なのか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-12
ローカル- Akari Chika自由詩1*10-9-11

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