すべてのおすすめ
{引用=
今にも 椅子を蹴ろうとしている足に
今にも 手摺を離そうとしている指に
閉じかけた瞳に 途切れそうな意識に

長い説教が響くか
巧い喩えはとどくか?


溺れながら謎かけを ....
ある日
男友達からの電話

アバンチュールしない?


は?アバンチュールってなぁに?


やはり頭悪いわたしにゃ理解不能なカタカナでした。

難しいカタカナは相手を見て使ってほ ....
生意気な
口が
ひとりでに
言葉を
吐いたので

取り返しのつかない言葉だったりするので

煙突の上で
とにかく待った
雨が降る
六月には街では
雨を受け入れる用意 ....
母の仕事は
台所にはない
繕い物にもない
ただきみの笑顔のなかにある

母の仕事は
叱るでもなく
抱きしめるでもなく
届かない掌を握り締めること

母の仕事は
喜びでもなく
悲 ....
生まれた時から
ずっと抱えたままだった
空しいキャンバス
君の絵具と
迷ってばかりの絵筆で
永遠に愛する
なんて
私の白々とした
嘘さえ
染め上げて



私は娼婦か
それ ....
 

 
父はサボテンでした
とげはありませんでしたが
サボテンでした
水を蓄える仕組みがあるわけもなく
少しの水では生きていくこともできませんでした
ましてや荒野に一人
じっと立っ ....
ここはなんて広いんだろう
と、ただ愛しくて、心配した

たくさんのみんなを招待して、
どんなに遅くなっても家まで送ってまわった
バスがすこしゆれて起きると
愛しさはそのままだった

今 ....
                     100406

九官鳥を追い出して
家を開放しろ
神の声かと思ったら
どこかの芝居のセリフのようで
点けっぱなしのテレビが喋る
デジタルの波に ....
ヒエラルキーに隠された怪物たちの居所。それらは唐突に王に君臨する。

彼は決して頂点に立ちたかったわけではない。異形なるもの異質なるものは一人ぼっちで頂点に立つしかなかった。キュービックのなかでむ ....
私と君がバランスを取り合うこの世界は、い
くつかの悲しみによって支えられ僅かに綺麗
な側面によって、装飾されている。書置き。
降る言の葉。てのひらを傘のようにしてあな
たは、透き通る雨に打たれ ....
上空5000メートルから落とされることになったので
頼んで500メートルにしてもらうが、
それでも死ぬので50メートルにしても駄目なので、
5メートルにする

逃げだと嘲笑されても死ぬから仕 ....
夕暮れに宇宙船がよく似合う
町から町へ 港から港へ
電子が行きかうせわしなさと
カスタードクリームみたいな浮雲

閉ざされた場所で自由だったから
外の世界に出てわからなくなった
生きるこ ....
はるかかなたに悲しみを見据えて
黙り込むにび色の宇宙
風がはらむものに耳を貸して
忽然と姿を消すらせんの微笑

毟り取られて憂鬱を晴らせば
秋の日のようにどこかでだれかを待つ
その背中の ....
嵐のまんなかで
ページがくられるように
きみは離れていった
永遠なんて言葉で
さよならしたふりをするのなら
ふってくれたらいいのにね

もう二度と会えないひとなんて
ほんとうにいるのだ ....
ブリーフの醸す哀愁を
誰もが誰かと分かち合う
そんな世界はもういやだ
もっとまともな世界に暮らしたい
そう思う人は解脱なさい
そう思わない人はこちらをクリック
ヤフージャパンに飛びますから
ねえねえねえってば

私がパソコンの画面指差してるのに
あの人は我関せずとばかりに出かけてしまった

公園の桜でも眺めに行ったのかな

パソコンの画面に目を戻せば何だか騒がしい
う〜ん ....
外に出て歩きたい
陽の光を浴びて
鳥の声が聞こえる。

日常部屋の中ばかり
雨の日も晴れの日も
わからない。

夢も希望も
ない毎日
愛情がほしい。
寂しい。

自立支援
 ....
エイト・ビートを告げるカウントの
ワンとツーの間に落ちたものを探す
飯を抜かれた犬のように
鼻先をヒクヒクさせながら


裏通りで寝そべった時に見上げた釈迦の掌は
光化学スモ ....
笑うことが苦手な君は()の中で笑っている

掴んだ言葉や色を

悲しみの下地に上塗りする

黒の透けた白い肌が

本当の君から目を反らす

人々は摘んで食べては

口々においし ....
冬のまばゆい朝から
透明さが失われていくと
気温が少しずつ高く
悲しみの濃度が低くなる

だから春でいいのだと思う
僕の心は冬にとどまったまま
だけど春でいいのだと思う
窓の外にある季 ....
日常はなんともかけがえのないものなのに
サラサラと指の間から抜けてしまうような一日

何も変わらないものはないのはわかっているつもりでも
琥珀になって

世界中にそんな風に人間が住んでいる ....
マジャン と聞こえたので
えっという顔になった私に
中国人の友人は ジェスチャーをしつつ
マジャン と言う

なんとなくそのしぐさから
ああ マージャンね というと
日本では マージャン ....
黒光りする盧舎那仏は
大仏殿のひんやりした空気の中に
佇む自分を見下ろしている。
盧舎那仏に見られている
自分だけではなく
その場に佇むすべての者に
注がれる大仏の眼差しは
見る者からは ....
ぼくは病院を経営していた叔父叔母に育てられました
ぼくの部屋は病室でした
かたくて高いベッドと狭い机しかなかったけれどなんの不自由もありませんでした
妹の部屋は病院の最上階、叔父叔母の居住するフ ....
                       100403



表面から融けだして
底まで達すると
真っ黒な地面が現れる
雪が溶けた
春が来たと思う
草が生えて
花が咲き
枝が ....
えっちな牛乳

というタイトルの牛乳を買った


1本300円するのだ



飲んだ



なんだ 普通の牛乳と

何も 変わらないじゃないか



 ....
独身女性二人と
喫茶店でのデートは
楽しいもんだ

ただ意味も無く
だらだらと喋り合うのも
良いもんだ

二人は独身であるが故に
セクシャルには敏感だ

二人である事が
開放的 ....
あの小山のてっぺんの公園に
十七のぼくは二十六の女と上った
ふとくてぐねったまっ白いアスファルトの道
したで買ったハンバーガーは
チーズの足腰のない冷えた匂いと
ピクルスと湿っぽいパンの淋し ....
例えば優しさがあって
それは優しさだけど
君を傷付けたとする
僕は悪くないとは言わない
君も謝られることは求めていない
後には傷が残ってしまう
難しいね

ねぇ、
公園の三毛が
仔 ....
奥歯にものがはさまって
どうにも上手く言えそうにない
借りてきた猫は縁側でずっと
所在無げにぐるりを見渡す

小さい手がとりこぼすものは
その手につかむものの補集合
はじめからなにもない ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まっすぐ言う- 亜久津歩自由詩3*10-4-8
昔の回想2- こころゆ ...自由詩4*10-4-8
六月に僕は旗を振ったりもする- うめぜき自由詩9*10-4-8
母の仕事- yaka自由詩310-4-8
女の肖像- さき自由詩710-4-7
童話(サボテン)- たもつ自由詩910-4-7
bus_me_out- mizunomadoka自由詩210-4-7
春の席- あおば自由詩4*10-4-7
怪物- within自由詩5*10-4-7
育花雨- 霜天自由詩310-4-6
仕方なかった- a自由詩310-4-6
かすかな期待を抱いただけ- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-6
日向でわたしたちは愚かにも子供だった- 瀬崎 虎 ...自由詩510-4-6
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-6
はい、私は21歳以上です- セガール ...自由詩2+10-4-6
家なきひと- 恋月 ぴ ...自由詩23+*10-4-5
老いていても- ペポパン ...自由詩6*10-4-5
ドーナッツ- ホロウ・ ...自由詩2*10-4-5
いつも()の中で笑っている君が- 瑠王自由詩8*10-4-5
窓の外にある季節は- 瀬崎 虎 ...自由詩210-4-5
- 佐藤伊織自由詩210-4-4
赤い言葉- 砂木自由詩6*10-4-4
盧舎那仏- ……とあ ...自由詩8*10-4-4
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩11*10-4-3
凝視- あおば自由詩4*10-4-3
えっちな牛乳- 八男(は ...自由詩610-4-3
デート- 板谷みき ...自由詩3*10-4-3
六月の涙、アスファルト- 吉岡ペペ ...自由詩1510-4-3
通る- Oz自由詩210-4-3
そして世界- 瀬崎 虎 ...自由詩3*10-4-2

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