すべてのおすすめ
人生は
一日一日を
いかに大切に
生きていくかに
尽きるようだ
自分が
一日一日
何を
どう考え
生きていくかだ
入ってくる情報に振り回されてはいけない
人まねではなく人 ....
ねぇ、インターネット。君がそんなに悪いだけのやつじゃないことを、僕は知っているよ。
君がみせてくれた優しさや楽しさを、僕は忘れちゃいない。忘れるもんか。
君がいなかったら、僕は今とは全然違う僕にな ....
春は花で彩られ
夏は太陽で焼けつき
秋が九月の雨ではじまる
酷暑で疲れた体に
適度な気温と湿り気が
気持ちよい
夏の暑さで狂った自律神経が
正常に戻っ ....
君がまた
髪を風になびかせていたから
僕は
君の手首をつかみ
あの部屋で
僕らは
洗面器に温かいお湯を張り
冷たくなった両手をつけ
....
はげしい地震のあと
まるでなにもなかったかのように
がれきの上にひろがる青空
すさまじい台風のあと
まるでなにもなかったかのように
倒壊した建物の上にひろがる青空
自然とは
なん ....
落語を友人と聴きに行った
郷土出身の真打ちで
目から涙が出るぐらい笑った
その中でこのへんの男は
おかしくても笑わない
という話があった
そういえば僕のまわりで
よく笑うオヤジはだれだろ ....
夏は嫌いだ。
だから死ぬなら、突き抜けた青い空がどこまでも続く夏の日がいい。
死に方はなんだっていい。じぶんで自ら命を絶とうが、誰かに命を奪われようが。
だけど、死ぬ場所は室内がいい。
窓に四 ....
昔々ある山の麓に、綺麗な水を湛えた大きな湖がありました。
水際には雪のように真っ白な小さな花が咲き乱れ、いつも、きらきらと揺れながら、囁くように唄っていました。
いまは昼。 のちに夜。
....
むごい位置にゴム印が
落ちて居た
押すと五重塔が現れて
今を更新する
ケーキが食べたい願望を
不自然に抑圧するのも
不健康だから
五重塔のてっぺんのカラスを
目指して昇って行けば
柿 ....
背は低く小太りな体型だが胸のふくらみは予想以上だった。ワンピースの袖をずらすと右肩に刺青が施されていた。
薄暗い部屋で酒に酔っていたのでよくは覚えていないが、観音菩薩のような姿だったと思う。
....
「キッチンにはハイライトとウィスキーグラス」
どこにでもあるようなって歌われる家族の風景はここにない
あるのは小型冷蔵庫と茶碗とお椀と箸とマグと椅子代わりの脚立
蓄光テープを千切っては貼りつける ....
○健康で
空の天気がよくて
ワイフの機嫌がよければ
我が家は最良の一日となる
○金がありすぎると
病気になる
ふつうの生活が
健康にはちょうどいい
○災害情報をテレビで見るたび ....
卓上時計の刻みは前時代的で芝居がかっていた、造り物のオウムはけたたましい声で鳴き、そこに生命が無いことを殊更に訴えた、もちろんそんなことはどうしようもないことだった、オウムにも、俺にも…梁のように ....
適当に引っ張り出したTシャツから
今は使っていない柔軟剤の匂いがする
どうせ乾いていく通り雨の先
住宅街の暗闇でこっそりと線香花火に火をつけて
笑い合っているうちにぽとりと落ちた
光の ....
ここが夢か現実かなんてきっと一生わからない。揺るがないものなんて何ひとつないんだと、停電した部屋のすみでキットカットをかじっていた。あたしただのバグで、この部屋はゴミ箱で、正常値を保つために世界から取 ....
あなたが作ってくれたオムライスは変わらずわたしの好物で、特別に優しいのは終わりが垣間見えるから。見送りに来たあなたから逃れて、揺られて、揺られて、降りて、そこはわたしの街。あなたが追いつけないわたしの ....
優しさと厳しさを
眼鏡のレンズに入れて
見える世界は
教え合って渡り合って
釣り合うようになるから
ぼやけた視界で
諦めずに探した
遅くはない未来を
待つよりも一緒に
掴まえ ....
しつけを
丁寧に言うとおしつけ
おしつけられたら
丁寧に従って
かしつけにするか
丁寧に反発して
かしつけられるか
かしつけを
丁寧にのしつけて
かえす時が来る
きみの頑張りを
ぼくは知っている
ずっときみの側にいて
ちゃんと見てきたから
そうでしょう?
夕陽の沈むこの街並みに
オレンジ色の花が咲き
夏も終わりの優しい風が吹く
....
山に登れば
僕は鳥になる
下界を360度見渡す
鳥になる
山に登れば
僕は風になる
峰峰をさわやかに流れる
風になる
山に登れば
僕は子どもになる
父と歩いた頃の
子ども ....
お父さんの靴を履いても
まともな足跡ひとつ残せず
デタラメな未来を歩く
人の真似ばかりすると
自分を見失うから
23.5センチの勇気で
追い駆けたい夢
追い越したい人
出来 ....
あなたが不在の永遠を生きる
それが孤独な愛の証だから
パズルのように未来を埋め尽くす
いつかはと願った希望を胸に
時を過ごすのは退屈じゃないよ
あなたはまだ私の目の前で
笑ってくれ ....
○「スポーツマンシップ」
正々堂々と闘えない人たちが
指導者になっている
○「強い者」
強い者と強がっている者を
かんちがいしやすい
強い者は
弱い者いじめはしない
○「クール ....
{引用=悪徳商法}
架空請求書が送られて来た
金額は自分で書き込むようになっている
魂の値段と 生の負債総額
その差額を生きている間に振り込めと言う
この後なに一つ善行をする予定はない
....
僕らがきかされた
歌のやさしい結末を
たえまない線香花火の香りが
明日へいざなってくれる
誰も地面に灯る明かりを愛しげに
みおろしているのは
「そこにはみるべき花火があるだろ ....
雷が落ちる確率は
サマージャンボ宝くじが
当たる確率より
うんと低いことは分かっている
地震も火事も怖い
「奴等が、奴等が、奴等が、来たぞー!」
と叫びながら
刃物を振り回しているオ ....
おはよう
8月6日
今日も元気です
おはよう
8月6日
ボクらはみんなおろかで
ボクらはみんな学習しない
みんな幸せになりたいのに
ボクらはそれを奪おうとする
....
「あいばせ」とは会津の方言で
「さぁ、行きませんか」という意味
「いっしょにあいばせ」
いっしょに
あるきたい
いとおしい
ばかみたいに
せつない
数年前から
流行りのワイドパンツ
おろしたての今年色
映画館の帰り
「あっ、ドラえもん!」
男の子の声が腰骨あたりで
止まった
「はい?」
お臍のところで動かない
....
線香花火の玉落ちて
地平の向こうは火事のよう
昼のけだるい残り香に
なにかを始める気も起きず
夏の膝の上あやされて
七月生まれの幼子は
熟れた西瓜の寝息させ
冷たさと静けさの
内なる潮 ....
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