すべてのおすすめ
君への愛が終わったから
録画してたドラマ一気に見よう
もうだらだらしていいんだ
夜中にポテチ食べちゃってもいい
朝からビール缶で飲んじゃってもいい
昼になっても外でなくていい
ちょっとエッ ....
兄が建てつけの悪い窓を開けると
光がよいしょ、と部屋に入ってくる
光は物珍しげに
部屋の中を見渡して言う
「ずいぶんおかしな所に住んでるね
 一日中しめきって
 じめじめしてるし、かびくさ ....

と言ったら


ビーチパラソルは無く
海の家も無く
砂だけがある浜を
海水パンツ一丁で
海水に突入していく

はずはなかった
私の出身地は山間で
山から切りだされた木を
 ....
手垢にまみれたコトバたちを 洗濯機に放り投げて洗い流す
駅前で叫んでいた主義主張たちを アイスノンにして頭で溶かす
空っぽの冷蔵庫から 私が居そうな卵を見受けて目玉焼きにする
フライパンか ....
リビングにおいた
鉢植えのシクラメン
水だけやって
かれこれもう2年
元気なんです
これがまた

冬の花だと思っていたら
去年の夏
狂ったように咲いていた
意地か
誇りか
はた ....
はい 間違いございません
わたしが〝ラッキーストライク〟です
本家本元 
「首相投卵事件」以来
多くの有名著名人ばかりを狙った
スロウアンエッグテロリスト
今や多くの模倣犯が現れて
巷で ....
故郷の水産加工場で働き始めて二年になる
腹を裂いて 卵を取り出す
完全な流れ作業
嫌な仕事 本当に
だけどこんな田舎ではまだましな方
特に何ができるでもなく
コネがあるわけでもない
男相 ....
                150701
ギャャーャーァァァア!
シチガツダ
迫力の欠けたスタートを切った
西椋選手、果たして30メートル地点では一群から遅れること5メートル
果たしてど ....
 街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
 店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
 店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
 手入れの行き届いたひ ....
「警告入るな」
木製立札のみ
ややペンキの匂いあり
鎖やテープで行く手を封鎖することなく
先はただ砂まみれ
やや起伏
何を阻むのか
私の身の安全か
あなたの安息への侵害か
大層な宝な ....
ずっと孤独だ

解り合えないと思っていた
裏切られるぐらいなら
絶対一線は越えまい
そう決めていた
だから余計孤独になった

恋愛して
結婚して
子供が出来ても
変わらない
( ....
            150623
迷子の迷子のこねこちゃ~ん
一部屋で開催されているのに迷子になるなんて
でも、あの子にはスマホは早過ぎます
どんな使い方するか分かりませんからと
こねこ ....
それでも時は流れていく
ゆっくりと
淀みなく
立ち止まる想いを押しのけ
焦る足元も
掬いあげ

鳴り響く発車のベルの音
口ごもる詩を
何度も試み
置き去りにされる記憶を
追いかけ ....
歩いている
歩いている

歩いている

やはり
歩いている



のようなところを
雑草が茂っていて
誰かがいつか通った
だろうと思うけれど
他の人はいないから
分から ....
絶対
とか
永遠
とかいう
言葉は苦手だったけど
ずっと
って言われると
うれしくて
ずっとずっと
続くんだって思ってた

ずっと
って
終わっちゃうんだね
知らなかっ ....
ワン、ツー、スリー
君と踊る
ワン、ツー、スリー
あなたと
ワン、ツー、スリー
私と

漏れ出る言葉は爽やかで
響く心は心地が良い
穏やかな目と
軽やかな声色

あなたたちが受 ....
毎年その色を変える紫陽花に、
かたつむりは言いました。

「きみは色々と人を楽しませるし、
すてきだね。うらやましいよ」

少し口先をとがらせて。

紫陽花が言います、
「あなたは立 ....
私は虹が嫌い 混ぜると灰の色になるから
どっと降った雨のあと 照りつける太陽

水たまりを避けて歩く人々
ぱちゃぱちゃと遊ぶ子供達

反射する青色の空
さっきまでの大雨が嘘のように
憎 ....
 映画を観てのことばは
 批評や感想ではなく
 あくまで実作において
 綴らなければならない

 実作すなわち脚本、そこに
 書くことの時間全てを当てよう
 カタルシスの意味において
 ....
とてもはずかしい過去が
前触れもなく頭のなかに広がって
それはたいてい
取るに足りないできごとで
でも忘れられない理由を
ほんとは知っている

とても大事な思い出に
溺れないためだ
 ....
汗が凍ったとしたら
その人は
異常な暑がりと言えるのではないか?

(解説)
汗が凍るぐらいの極寒で
汗をかくのだから
めっちゃ暑がりだと考えられるのでは?
と言うことです

私が ....
〝おれは頭はいいが狩りは苦手なんだ〟
ジェンマは呟いた
〝誰にだって得手不得手があるってもんさ〟

同じ年に生まれた若い狐たちからは
「下手くそジャンマ」
「まだ一度もうさぎを捕まえたこと ....
夕方の地下鉄
小学生を連れた母親
吊り革にぶら下がろうとする悪がき
それを止める自称かぁさん

ボリュームのつまみの無い小悪魔どもは
あっちへ行ったりこっちへ行ったり
結局、母親もスマホ ....
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
大上段に構えたって
器が器なんだから
大したこと出来ないのは
分かってる
等身大の自分を
表現するしかないのよ

と言って
自分探しの旅に出たまま
行方知れずの
自称吟遊詩人
寝 ....
また遅刻だ

鏡のうえに粉をのせて

その白い塊を太いストローで吸った

用心棒が入って来た

カウボーイハットの用心棒だ

あたしはふたりの会話に挟まれてラリっていた

ジッ ....
上司といういきものは
おそらく有袋類らしく
どこか体の内側に
たくさんものを隠せるようだ
頭の先から爪先までの
ながいながい煙草とか
ちょっと一本、と出掛けていって
ずっと帰ってこないよ ....
バレンタインにもらった砂利みたいな
チョコレートうれしくってポケットに
突っ込んだ手で握りしめてもぜんぜん
溶けなくってへんだな一粒口に入れて
みたらこれっぽちも甘くないってやつ
ぼくの片思 ....
 
朝の支度

朝、妻の出発
いつものように
伝道に
ネッカチィーフを選んで
あげた
「がんばってね」いつも声を
かける
「うん」と答えて
紫桃色の車に
出かけてゆく
 
 
暗がりの街に、雪がちらついていた。
 
凍りつく大気、その向こうに雲
 
際は銀色に縁どられて
 
放射される天使の梯子
 
電線が揺れて、僕らはマリオネット
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由- かの自由詩5*15-7-27
変奏曲- やまうち ...自由詩915-7-16
夏、と言ったら、海- 村乃枯草自由詩14*15-7-12
暮らし- 為平 澪自由詩8+15-7-7
シクラメン- umineko自由詩5*15-7-7
『ラッキーストライク』__卵から始まるはな詩⑦- ただのみ ...自由詩15*15-7-4
『遡上の果て』__卵から始まるはな詩⑥- ただのみ ...自由詩18+*15-7-1
だらけの至福- あおば自由詩6*15-7-1
愛というもの~永遠と呼べる一瞬- ヒヤシン ...自由詩10*15-6-25
通りゃんせ- 秋也自由詩115-6-25
何も変わらない- 花形新次自由詩215-6-23
ポエケットの迷子- あおば自由詩8*15-6-23
快速- Lucy自由詩18*15-6-23
見えないわけじゃないけれど見えるわけでもなくて- はて自由詩4*15-6-22
ずっと- アンテ自由詩215-6-22
ワルツを- opus自由詩115-6-22
傘のいらないお話- もり自由詩2*15-6-22
七色のプリズム- じまさん自由詩315-6-19
荒野に針路を取れ- 平瀬たか ...自由詩2*15-6-19
記念日- アンテ自由詩4*15-6-19
寒波を望む- 花形新次自由詩115-6-18
『聖母ジェンマ』__卵から始まるはな詩②- ただのみ ...自由詩22*15-6-17
地下鉄に乗って- ……とあ ...自由詩8+*15-6-17
リモートコントロール- 梅昆布茶自由詩2015-6-17
自分を見うし、なう!- 花形新次自由詩115-6-15
また遅刻だ- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-15
上司といういきもの- フユナ自由詩6+*15-6-15
石ころを、たべる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.45- こうだた ...自由詩6*15-6-12
__朝の支度- 生田 稔自由詩2*15-6-12
「世界に満ち溢れるもの」- 元親 ミ ...自由詩515-6-11

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