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瞳の中に鳥が住む
求める実をみつけると、鳥は飛び立つ
こんな光の白い日には
たくさんの鳥が飛ぶだろう


鳥はよびよせられない
そのくせ、いつか瞳の中に入りこむ
眠っているときにでも、 ....
君が机に腰をかける
音楽室から
ソナタが聴こえてくる
かすかな息遣いが聞こえる
誰のものだろうか?
君のものでも
僕のものでもないような気がする
ソナタは
構成が巧くいっていない
ほ ....
裸の木々さながら
その身のうちに予感を眠らせ
ただそのときを待つ
 
兆しを感じながら
すべての夜に息をひそませ
夢の無名に暮らす
 
子どもたちよ
 
やがてお前たちの野に
言 ....
君は尖がってるから痛いと泣いた
それが僕の言葉なんだって言って

だから全部入れ替えようと
取り出してみたら 
真っ黒だったんだよ
どろどろだったんだ

清い水で洗いたくて
抱えてっ ....
もしこれが詩でも文字でもなく
もしこれがただの記号だったとしても
そんな事は構わないんだ

僕のいた学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった。

剥き出しの暴力と反抗
その ....
私たちが見ているものは
わずかに違っている
原事実と
そこに見えるものとの差異で
私たちは
困り果てている

だが
それは嘘なのだ
私たちは
原事実をしっかりと見ている
春は夏を ....
自ら輝けないとしても
淡い光を放っていたい
誰かのお陰だとしても
夜空に浮かんでいたい

ウサギが餅をついてるだろ
かぐや姫も待ってるだろ
六分の一の重力で
空中散歩もできるだろ

 ....
ひとつ

ひとり

ひみつのじかん



ふたつ

ふたり

ふんわり じかん



みっつ

みんなで

みかづきのよる


よっつ

よっぱらって ....
王朝の残党が夜陰に紛れて街を逃れ、立て籠もったという
断崖の頂の、この石窟の僧院
亡命政権はその後三千日にわたりここで抵抗を続けたという
過酷な環境の中、こわばった数多の命が消えたことだろう
 ....
自分自身を型にはめようとしているのかな
知らず知らずのうちに
「ねばらない」
そんな思いに捉われてしまう

誰かにそそのかされている訳でも
強いられている訳でもないんだけどね

つまる ....
単語ごとに分かれる/今夜
頭痛が/限りある
私をさいなんでゆく/社会が
五月の川のほとり/仲たがえしている
互い違えたボタンを/俯いたままで
引き戻せないと/発表に挑む
仮初めに/高校生が ....
土のなかに宝があると
いいて
あす
かげのなかを下りてゆく
くつ
もう三日、たべていない

水みたくつめたい風、月
稚児
赤交じりの着物に隠れ
黄鉄鉱と黄金の別を知らず
またたびにでよう
またたびたみん

またたびさがして
またたびたみん

思えば
丸いばかりの宇宙
ユグドラシルの
最初の一本

慣性だけには自信があるので
とにかく歩き出すこと ....
遠くで踏切りの音が聞こえる
どこに向かう列車だろう
真夜中すこし前、
僕にはもう
行く先なんてない
ここが僕の終点だもの

音量を絞ったラジオからニュースが聞こえる
君の
眼を細めて ....
高層ビルを
見上げながら
家路につく
街は高さを失いながら
広がっていき
やがて私は
空を見上げている
今日も日が沈む
路地を曲がり
その先に辿り着くと
温かい光が灯る ....
強い言葉が 物凄く弱い
俺はソレを知っているから
くちびる、ぎゅっ て つぐんでしまう

で、 君は高らかに うたう。
自由って どんなんだ? 君の目は曇天を

いつもいらっと見ている  ....
あのころの今

こんなふうにしていたから

こうなれたとかじゃなくて

あのころの今も

こんなにふうにして

どう転ぼうとも頑張っていた

暗中模索、徒手空拳でやっていた
 ....
忘れてしまっていたはずの言葉を
反射させられるようになっていた

どうやら
自分は戻ってきたらしい

自然に発せられていたはずの言葉に
けっつまづいて
唇を思いっきり噛んでしまった
 ....
(末尾より)
こんな僕には才が無い
そう思うことはしばし在る

すぐに壁にぶつかる、や
すぐ辿り着いたことにしちゃう、や
向かい方すらわからない、や


こんな僕には才が無い
そう ....
大晦日に体調が急変して 
救急車の中で息絶えた友の 
告別式が行われた一月九日 

遺影の中から 
微笑む顔も 
棺の中に 
花を置いても 
まるでフィクションのようで 

制服姿 ....
上には上があるという
横には横があることを
だれもちゃんとはわかってない

並ぶってことは重要だ
生きることを認めることだ
同じ地球の同じ場所に
並んで生きるということだ

上には上 ....
 名もないような
 草花があるのだろうか
 たとえ雑草にしても
 知らなかっただけなのに

 心にとまったなら必ず
 名を呼ばねばならない
 気にとまった草花の名を
 知らなければそれ ....
部屋に雪が積り、川が流れている。真っ白な部屋で僕は一人、翼をもいだ。
君の背中に僕の、羽根を付け足して、人差し指で星を描いた。
人魚姫の石化した歌。ぼくらはきっと、石に戻れる。
空から石が降って ....
かつて見たことを撒き散らす
夜の遊覧船
僕は見ていた
幸先を試す
二人の老婆を



花だけを手折り
匂いにとらわれ
忘れてしまっていた
胞子状の軋轢



長い道の ....
主の居ない実家の風通しに行って
帰京する日の昼食は
親父が通いつめていたラーメン屋

生前
親父は帰省していた僕が帰京する日には
決まってこのラーメン屋で一緒に昼食を食べた

それだけ ....
すごく鬱陶しそうに言われた。

「私たち疲れてるんだから、それぐらいしてよ」

だから鍋の中のシチューを温めた。
べつに、なんともおもわなかった。
ちょっとぬるかったかな、とか意識の遠くの ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
人生は時の缶詰みたい


冬の午後に眠りから醒めてそう思った
左手が痺れてる
私の腕は男の腕に絡まっていて
わたしはそれを乱暴に解く


男は寝ている


ああ痺れた腕がうっと ....
暗闇のつくりかたはおしえてくれなかった、調剤を違えたことで淡くにじむ夜に、わたしたちの薄い網膜は死にかけたダイオードのようにうつくしく墜落していく、埃を纏ったディスプレイの熱を、いくつ .... (嘘っぱちさ)
どうしてこんなにも世界そのものが
深刻さを
どこかに放り投げてしまったのか
深刻な問題はもっと
根深く地中に張り巡らされて育っている
というのに
これはなにかの策略か
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- kawa自由詩510-1-14
あの、連鎖- 真島正人自由詩1*10-1-14
子どもたち- ma_non_tropp ...自由詩210-1-13
丸い言葉になりたい- 朧月自由詩610-1-13
僕の学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった- 虹村 凌自由詩4*10-1-13
私たちが見ているものは- 真島正人自由詩3*10-1-13
月になれたら- 葛西曹達自由詩510-1-12
へんなかぞえうた- 非在の虹自由詩310-1-12
僧院- 都志雄自由詩1*10-1-12
縛るひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*10-1-12
仮初めに/その他の憂鬱- 真島正人自由詩1*10-1-12
織部- アキヨシ自由詩110-1-11
花消え- 海里自由詩210-1-11
- 都志雄自由詩3*10-1-11
家路- 小川 葉自由詩510-1-11
青春金属製- キリコ自由詩410-1-11
俺のドライビング・フォース- 吉岡ペペ ...自由詩210-1-11
釣り座で考える- 北村 守 ...自由詩310-1-11
僕は、ハムスターが遊ぶやつ- 邦秋自由詩3*10-1-11
遺骨の前で_ー詩友の告別式にてー_- 服部 剛自由詩410-1-10
地球の輪- 朧月自由詩710-1-10
名を呼ぶ- 合歓木自由詩310-1-10
#バースデイ- 岡崎師自由詩310-1-10
ネグリ- 真島正人自由詩3*10-1-10
語ることのない物語- kauz ...自由詩11*10-1-9
笑っちゃうくらい些細な話- ゆず自由詩5+*10-1-9
キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9
時の缶詰- 靜ト自由詩310-1-9
それは、適切に壊れ続けるための- ねことら自由詩610-1-9
月と入れ替わる。- 真島正人自由詩2*10-1-9

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