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音の有る世界で目覚めた
自分の声を聞いて
あなたの声で 目覚めた

魘(うな)された夜には
幾つもの怒りを 爆発させて

これでもか、これでもか、と
言の葉は 刃に染まる

今 ....
空っ風の吹く夜は
別宅の湯屋のうすい硝子戸が
ぶるぶる震えて怖かった

ぼんやり灯る電球の下
木の蓋をとれば
お湯はもうもうと息を吐く
祖母は
もう、いいよ、というまで
ごつい亀の子 ....
どこから好きが始まっていたのだろうか

好きが終わることなんてあるのだろうか

始まりもなければ終わりもない

ぼくらがどんな容姿であろうと

ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
 ....
冬がくると悲しくなる
きっと悲しくさせる要素が多いから。
雪原にぽつりと立ち竦んだ自分を想像するだけで、不安になる。

この町はわりと豪雪地帯で、
ドカドカ雪がふる。

朝になるとつもっ ....
毎晩ネットで
ばかなことばかりつぶやいてると
ばかな女があつまってくる
あたしのばかを
代弁してくれてありがとうと
ご丁寧にお礼をなさる
みなりっぱな
女のひとばかりなのだ
 ....
牛小屋に入って
うわあ、超旨そうって
思えたら
僕も本格的な肉食人種なんですけどね
なかなかそこまでは到達できないです
でも甲殻類は
動いていてもヨダレ出ちゃうんですよ
どうしてでしょう ....
永遠の生命ってよくSF
なんかに出てくるが退屈だろうなっって思ってしまう

もちろん駄作でも良いから
詩みたいなものを書こうとも思わないだろうし

有限な物の限界を嗤っても
生命の実感は ....
私はこの歳まで生きてきて
分からないことがたくさんある
まず「正しい」という言葉の
意味がよく分からない
「正しい」ってどういう意味ですか?
知ってる人は教えてください

「間違い」の反 ....
テーブルの上には要領を得ない文章が延々と書き殴られた紙片がある、綴じられたものから無理矢理に引きはがしたように形はみだらで、一度握りつぶしたみたいにくしゃっとなっている、五階の、家具のあまりな .... 木のうえから

あなたが見つめるぼくが帰る

あなたのもとにぼくが帰る


あなたは若葉に頬そめて

頬に若葉の影ゆれる

あなたが見つめてくれていた


その道たどり
 ....
そんなにやわらかな声で心配されたら

こんなにもいとしい存在に痛みがあるなら

あんなに苦楽を分かち合えるというのに


うたぐってごめん

清流が森のなかを走る

こまらせてご ....
冬をついばむ
くちばし

幼い蕾が
羽ばたく季節の夢をみている
今はまだ色を持たずに

たくさんのおみくじが
今年の枝に結ばれて
羽ばたく明日を待っている

少し前まで
小さな ....
入院初日十羽鶴でも嬉しい あなたの唇を枯らし
血をにじませるもの
わたしのこぶしを引き裂き
血をにじませるもの

凍りつく冬の陽射し
寒い朝には人々の胸中に隠れたものが明るみに ....
僕が好きなものを、キミは嫌いで

キミが好きなものを、僕が嫌いだったりもするけれど

それでも、僕は、キミが大好きで

キミも、僕を、大好きだって言ってくれた。



それで十分だ ....
明日から仕事だろう
嫌な気分だろう
振り返ると
休みの間、何てことなかったなあとか
もっとああすれば良かったなあとか
思ってんだろう
寝て起きたら
またおんなじような日々が
始まっちゃ ....
上を見て、下を見て、前を見る。

右を見て、左を見て、後ろを見る。



天を仰ぎ、その空のcolorが沁みる。

鮮烈なる青、又は紫、あるいは朱。

ぼんやりとした灰色、または薄 ....
いつも見つめることすらできなかった
マグロを食べた 僕は シーチキンの缶詰を開けていた 
特に 心境に 変化は現れない
うわべだけでは物足りなかったーー
好きな女と 飲み明かしていた
い ....
 襖で仕切られた四畳半の、その襖を開けるとまた四畳半、また四畳半、大きさの異なる箪笥がいくつもあり、埃避けの布を掛けた雛壇があり、その隙間にすっかり平たくなった綿布団があり、そんな部屋が前後左右に際限 .... ホームを切り裂いて列車がページを捲っていく。同色の
制服に制服を重ね着してずきずきと圧密する、頭痛がちな
通勤電車のようにきつく綴じられた紙の隙間を押し開き、ぼくと
膝頭から胸元まで触れるほど巧 ....
唄いたい人は何処でも唄うのだ
弾きたい人は何処でも弾くのだ

唄うこと/弾くこと
それが至福であるかの顔をして

奏でる音楽を待っている
人が居れば最高だけど

まるで自分の為だけの ....
声で伝えることが誠意なら耳を失えばあなたの誠意は伝わらない。

直接会うことが誠意なら目を失えばあなたの誠意は伝わらない。

触れ合うことが誠意なら灰になってしまえばあなたの誠意は伝わらない。 ....
      あなたが浸る湯船にうかぶ
      ひとつのゆずになりたいと
      からだの芯まで温めて
      すこやかなれと
      やすらかなれと
       ....
太陽が見えなくなると黒くなった川面からたつ川の匂いが確かになった。
風が吹いてもそれはどこへも去らずただ辺りを湿らせ懐かしがらせ暗くさせ刹那の思いに姿を変えたりもした。

普段聞かない音が川の匂 ....
おしゃべりな君の愛してるは
雲みたいに飛んでいってしまうから
掴めない
だから
君がいくら愛してると言っても
雨のように触れられない
遠い雲を掴むみたいに
虚しい

言葉にするより手 ....
神格化しすぎですと言われて
そういえばそうか
でもなんか
かみなので
みつぎものとか
あげるから

いって
みつぎものを
あげるとして
やっぱり
1まんえんとか
じゃないと
 ....
リグレットを放棄し
     カルマを軽視したままで
おらは忘れていないだろうか 
     アベニューの路肩に
      生き残っている
       ぺんぺん草の沈黙を・・・
そのう ....
いま、音楽かけてるか?

ちらかってなんかないよ、星空を、ちらかってるなんて言うか?

ほんとうだよ、これはぼくとふたりだけの、ほんとうだよ、

でも、セロファン系のゴミや、キャップや、ま ....
初々しいと言えば
きこえはよいが
あのころの私はとても無知だった

結婚して初めて過ごす夫の実家でのお正月
おせちに「くわい」を炊くという
新種の宝石のような
淡い水色でつやつやの丸い物 ....
小さなツリーに飾りつけ ケーキを食べて
プレゼントを期待して眠った子供の頃
夜中に聞こえてきたのは 言い争う声

弟達は眠っている 耳をすますと台所で
父と母が言いあっている
なんだろうと ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新しい音- 藤鈴呼自由詩3*13-1-9
湯屋のおもひで- そらの珊 ...自由詩14*13-1-9
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-8
冬がくると悲しくなる- 川上凌自由詩7*13-1-8
ネット詩- 小川 葉自由詩713-1-8
ドナドナ等々- 花形新次自由詩513-1-8
神様- 梅昆布茶自由詩913-1-8
【_マインドセット_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-1-8
途切れたものはいつもかならず手の届かない場所にしか居ない- ホロウ・ ...自由詩1*13-1-8
ぼくが帰る- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-8
森のなかの清流- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-7
素描- そらの珊 ...自由詩18*13-1-7
入院初日十羽鶴でも嬉しい- 北大路京 ...自由詩5+13-1-6
冬の日- ホロウ・ ...自由詩9*13-1-6
スキキライ。- 元親 ミ ...自由詩413-1-6
最後の休み- 花形新次自由詩513-1-6
歩き続けること。- 元親 ミ ...自由詩5*13-1-6
角の店- 番田 自由詩313-1-6
戦闘少女、戦闘少年- 片野晃司自由詩1613-1-6
ともだち- 片野晃司自由詩1013-1-6
唄いたいから唄うのだ- kauz ...自由詩7*13-1-5
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-5
ひとつのゆず- 石田とわ自由詩11*13-1-5
川の匂いの告白- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-5
I_love_you- 小原あき自由詩6*13-1-5
グデーリアン元帥- 6自由詩213-1-5
不在の中に・・・- 信天翁自由詩113-1-2
音楽- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-1
くわい- そらの珊 ...自由詩30*13-1-1
メリー・メリー・クリスマス- 砂木自由詩12*12-12-31

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