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月の見えない夜に川岸にいる
水面にはさかさまの空が微かに映っていて
まるで鏡の世界にいるみたい
水の音に耳をすませば
鏡の向こうから声が聞こえた気がした
月は、地上から見えなくたって雲の ....
わたしが
単に私で在る
時、
わたしは世界の一点
世界を占有せんと世界に挑み
わたしは限られた一点に住み込み
限られた一点から世界を眺める
(どけ、そこは俺様の場所だ!)

わたしが ....
追いかけるから逃げるんだって
わかっているけれど
見ているだけの自分にも
あきてしまったからしょうがない

太陽がまっかで
ずっとあなたがみているからだまって
私もなんにもいえないよ
 ....
ただ深い青空を見ていた
ある哲学者が言っていた
「私とは、私と私の環境である」

ただ赤い夕焼けを見ていた
人を愛する勇気が欲しいと
思った

秋の空はひたすらに高くて
吸い込まれそ ....
いろいろ怒っていたから
夕焼け雲も眉間のしわに見えました
優しくなんかないよ
夕焼け空も
あたしも

自転車をこぐこぐこぐ
このままどこかへ行きたい気持ちで
熱を嫌う午睡の肌に 
蜘蛛は幾度も近づいてゆく
夏も冬も 獲物はいない
巣だけが 巣だけが増えてゆく


時の網目に掛かる埃
壁を覆う飾りの埃
彩りの無い彩りに
霞ん ....
逆さまになって
ぶっ倒れ
気付くと
天を仰いでいた


濃密な青
漆黒の宇宙空間に
そのまま接続していく
濃密な青

標高三千メートルのアイスバーン
アイゼンの爪先が食い込ん ....
しらないうちに  
ふくらんでいた

さよならの風船が
やぶれて

きみはとつぜん
 
さよならをいった


夏のあいだじゅう
さがしても 
おいかけても 

たどり着け ....
充血した虚無
 断層に突き刺さった骨
  陽は傾き
   死者達の視線が
   白壁に乱舞する
  茜の色を
 遠い目で見ている
俺の傷みは血を噴き
空に灰色の煙が立ち込め
干してある洗濯物を汚してゆく

Jアラートに掴まされた夢が
輪郭をなぞらなくて良かったと
テレビの前でスープを飲んでいる

前触れもなく飛んで来るのはきっと
虫 ....
あした召されてみりゃそれは正夢

ひとりぼっちにでもなりゃそれは逆夢

認証団体に世間話と説教をたれられる

背中をかちこちにして貧乏ゆすり


悲しみよついてこい

慈しんでや ....
おやすなさい

きっと見ようね。
ずっと居ようね。

夢に堕ちても
あなたをみよう

夢の中2人きり。


降り積もった
ましろのケサランパサラン
ふわっと、
さらっと。
 ....
廃線になった駅のベンチに行ってください
コスモスが揺れているのがみえますか
だれもこない駅の伝言板に
「おかえりなさい」とだけ 書いておきました

ベンチの下に 海の紙でできた封筒を隠し ....
牢であり城である街を浪が洗い
壁から瀧があふれている
奴隷の子と皇女は手を結び
錆びた真昼の水たまりを踏む


呼吸が
忙しく他者を連れ去る
水の底の 舌のようなもの
 ....
苦しくて苦しくて
もうここにはいられないと思った時
見あげた空に、火の鳥が飛んでいた


あの鳥は私に見せたのです
すべてをまばゆい光で 照らし
この世こそが 天国だということを ....
白い人が立っていた
水辺の道に立っていた
水面に浮かび立っていた

(青と白の絡まり合い
  ゆっくりと渦を巻き
   奥へ奥へと繋がる水流)

白い人が立っていた
水辺と水面、
 ....
登山すると
心身がすっきりなる
山の気が
体の細胞を活性化させて
心もリラックスさせる
また、頂上から我が町を眺めれば
ふだんの憂さがふっとんでしまう
登山しない人は
なんでわざわざ苦 ....
また朝だ
迷い込んで
迎えた朝だ

帰る処はとっくに消えたし
此処はいったい何処だろう
もう混乱困惑越えちまった
しかしいったい何処だろう

あの人達はもう居ない
根っこは元から失 ....
暗示を拾いに
街へ出る
更新されてる
かけらを探す

見えないほころび
次元のすきま
世界の正体を
見極めたくて

街の中で
見つけたしるし
隠れた意味は
よみ取りがたく ....
朝だ
もうこんなに明るい
のだね

不思議だよ、
それにしても
昨夜はあんなに
ふらふらだったのに
今朝まで一眠りすれば
力、漲り
こうして詩が書ける駆ける

眠りの底から
 ....
私の欲望にふれてみた
とても冷たかった
まるで氷のように
冷たかった
そこには愛はなかった
ひとかけらもなかった
とても悲しかった
欲望は私のうしろに
ずっとついてきた
まるで影のよ ....
季節は 夏をわすれて
夏とも秋ともいえない

空白の季節がうまれた

夏をさがして  野山をかけても
秋のみのりの  かげりを
みつけるばかり

朝おきて そらをみあげると
いいし ....
黒焦げのアカツメクサを労うように
レースフラワーが風に揺れ
夏が終わると歌っている
排気ガスまみれの分離帯にも
芽吹いた種は繁らせた
波打つ夏の色

色褪せた空のキャンバスに
ぽたりと ....
消え入りそうだったんだ
夜明け前に
悪夢で目覚めると
孤立に窒息して
消え入りそうだったんだ

そんなとき
何気なく手を差し伸べてくれる隣人が居た

「水が欲しいんだろ」、
ってト ....
君みたいな人間はクズだよ
テーブルに残された一枚の書き置き
肺が嘆くまで息をこらえて
金魚すくいみたいなプラットフォーム
はしゃぐ若者と自分の靴を比較する
「俺の笑い方、マニュアルに載るらし ....
サイレンが鳴り、正午を呼ぶ
けだるい声はアカシアの雨を歌い
直後に威勢ばかりで縁取られたシュプレヒコールが
アンポハンタイを叫ぶ
(アカシアの雨とは、どんな色だろう)
浸りすぎてしまった ....
大時計の針の上で寝そべる
空の瑠璃色を映す
湖の波紋が 夜の膜のように拡がってゆく
その浅い水の褥のうえには
夏に日焼けした物憂げな表情が
よりいっそうに青く映り込んでいる
その細ながい胴 ....
勾留されて取り調べを受けた。一日めでいちいち真剣に返答していたら体もたないことに気づいた。取調室に向かう際かならずロッカーを通る。そこでだけしばらく時間が潰せる。ロッカーのなかにノートを広げて今日のこ .... 童話のように優しいあたたかい詩
読者を拒絶していると怒られる詩
多分どちらもたいせつ

甘い物と
お野菜
ほっこりとしゃっきりに感謝を

日常の大切さを素直に現す詩
心の風景を婉曲で ....
反転した
薄暗い影の
なかに
取り込まれて
居た
なんだったかな
何処だったかな
うちゅうの窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
受け留められて
ふんわりと明るみ目覚めた
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月夜- 水宮うみ自由詩4*17-9-4
魂の風〇変容- ひだかた ...自由詩717-9-4
あきのそら- 朧月自由詩217-9-2
仕事中に- 渡辺亘自由詩117-9-2
夕焼けしわ- 朧月自由詩217-9-1
ゆくえ_焼砂- 木立 悟自由詩417-9-1
滑落- ひだかた ...自由詩8*17-8-31
九月の雨- st自由詩417-8-31
過剰- ひだかた ...自由詩6*17-8-29
ミサイルの朝- ミナト ...自由詩3*17-8-29
風呂に入れば- 吉岡ペペ ...自由詩217-8-29
ましろ。きっと、ずっと。- 水戸 う ...自由詩11*17-8-29
おかえりなさい- るるりら自由詩13*17-8-28
しずく_はじまり- 木立 悟自由詩317-8-28
『私は私の神様になる』- 座一自由詩6*17-8-27
白い人_- ひだかた ...自由詩5*17-8-27
登山- ホカチャ ...自由詩117-8-24
アサ- ひだかた ...自由詩417-8-23
暗示の街- シホ.N自由詩317-8-22
飛翔- ひだかた ...自由詩817-8-22
冷たい欲望- 星丘涙自由詩4*17-8-21
空白の季節- st自由詩417-8-21
労い- Lucy自由詩18*17-8-21
寮生活〇隣人- ひだかた ...自由詩917-8-21
或る翌朝- 北井戸 ...自由詩317-8-21
アカシアの雨- 北井戸 ...自由詩517-8-21
瑠璃木- 本田憲嵩自由詩717-8-21
生きざま- 吉岡ペペ ...自由詩417-8-20
多分どちらもたいせつ- ふるる自由詩317-8-20
夢の底- ひだかた ...自由詩6*17-8-20

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