すべてのおすすめ
誰かが歌っていた
幸せの後ろを別れがいつもついてくると
好きな人と居る毎日は
別れる理由を探す毎日で
別れなくてもいい言い訳を探す毎日だった

家が建ち、間もなく名字が変わる
やっと見つ ....
なめらかで でこぼこした白いチョコレート
クリスマスの朝に
君のために歌おう
何千キロ先のどんな場所
数百のことばがある国よりも
君と過ごした空間の方がインスピレーションに良いねと
分かっ ....
蠢くものでありたい
食い尽くすものでありたい
這うものでありたい
啄ばまれるものでありたい
花から花へと飛び交うものでありたい
土や水や植物やコンクリのあらゆる表面を
逆さまにも垂直にも歩 ....
やっと年に一回の
大江戸花火大会が
はじまった
花が咲き乱れきった後
最後の一発があがった

花火職人の与作は
世間から
つまはじきにされていた
よく肩をふるわせながら
顔を洗って ....
私の握りしめたそれは
どうやら
すべてではなかった
強く握りしめた
それはかけらだった
削られてもおらず
本当は
核でもなく
握りしめたそれは
どうやら
ただのかけらだった

 ....
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう


しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている


しんでしまったひとさまも ....
それは何かの予言のようで
空の七割は雲に覆われていて
甘く温かいホットミルクに
頑なな心まで溶けて

買い置きしておいたバナナは
黒い斑点だらけになり
みずみずしさを失い
しおれていた ....
ほんとは構ってほしいのに
心の中の絶対防衛ラインは
だれにも破られない自信がある

そんなくだらない虚栄心で
ハリボテを作っては
弾けないギターを弾いて
静かな気持ちになろうとする

 ....
こんな日もあるのだろう
まるで予定項のような
あるいは脱穀されたあとの麦のような
果てしなく無力な一日

刻み込まれたものを嫌うようにして食卓の
海老の殻をむいているとひとりでに
涙が溢 ....
ここから先は
明かりを消してください
この洞窟の中に
外の光は危険なんです
進む方向に困ったら
薄い青い模様が 
より目に浮かぶ方に
歩いてください
そうすれば
そこにたどり着きます ....
のぼせたわけじゃないんだよ

つい沸かしすぎた湯が
総毛立って縮こまる私を
ひとときたりと忘れぬよう
きつく抱いて締め上げるから
ほんの少し恥ずかしかっただけ

少女の頃に見たきり ....
 車が三角になって走る

 首の太い太陽が 時間の想い出の中で

 約8つ転がっては過ぎ 人びとのオシリの穴から

『あそびは オワリ』 のうんこ文字が綺麗に出 ....
「おじいさん こんにちは
 また会いましたね」

  おや あんたかい
  また会ったね

「こんな坂道で
 今度は何を拾ってるんですか」

  おったまげたねぇ
  分かるかい
 ....
遥かに遠い昔 
すでに 
バベルの塔は、崩壊していた 

一九九九年 
世界の中心に建っていた 
N・Yのビルの幻は 
黒煙の中に、姿を消した 

二〇〇九年 
未だに人々はバーチ ....
僕の小さな心臓の鼓動は

聞こえなかったから

イヤホンのプラグを差して

僅かに動く鼓動を確認した

綺麗な顔をした長身の

神男と今にも死にそうな

塵男を比べる

僕 ....
僕たちが狩りをするのは
生き残るためだったはず
いつのまに
狩りをするために
生きていることになったのだろう
などと僕たちが
思うはずもない
僕たちは今まさに
狩りをしているのだか ....
あなたの

髪の毛 

         か

ひげを一本くださいな。

たくさんくださいな。

唄いながら、

編みこんでもいいですか

みつあみでもいいですか

飴 ....
最小限だ
最小限を選ばなくては
引越しを間近に控えて
私はあせる


本は捨てられない
音楽
ギターはデフォルト
CD
取り込んだけど
それでもやっぱり連れて行こう

決 ....
煙草とジャズの匂いのする扉の前ではいつも
客が脱ぎ捨てた今日一日が
肩をすくめて苦笑していた
逃げ込むようにカウンターへ辿り着くパンチドランカー達に
タオルではなくおしぼりを投げ
マスターは ....
ねえ。ちょっと思ったんだけど。聞いて聞いて。
世界は2種類の人種に分けられるんじゃないかなって思うんだ。意図災害に遭った人たちと自然災害にあった人たち。

自然災害。洪水とか噴火とか、そういった ....
至って健全なバイタルサインを見逃してからというもの
酸に塗れた空気に触れる度
気真面目さが仇となるよ

だからシグナルを送るよ
赤紫色の快楽主義者たちへの賛同

だって自分の体内を駆け巡 ....
地面に
へたり込んで空を見る
空は
少しだけ遠く
夕焼け雲を連れてくる

犬の目線
猫の目線
カエルの目線
車の目線

テニスコートの
そばの車道で
ぼんやり
身体を投げ出 ....
交差点
真夜中のスクランブルは
冗談みたいな1車線

シグナルの
青い鼓動が動き出す

行かなくちゃ
つぶやきが
ことばになるまで
もう少し

ショコラ

輪郭を
残した ....
海が
最後の一滴が
空を映した自在の青が
私は

消えるのをみた

ささくれた
広い砂漠だ
私は
確かに思う
そうか
私の心は
こんなにも
砂漠だったのだ
それを
満 ....
木漏れ日でさえ怪しい
都市公園の上昇気流
ふとした事で命までこぼれ落ちそうな
緑色の揺らぎに憩う
休日の人
光はまっすぐ反射を繰り返し
曲線を描く
もうちょっと明日から僕は
ちゃんと生 ....
さみしかったんだ
私は
さみしかったんだ

木々がその緑を
日増しに茂らせて

さみしかったんだ
ぽつんと

私だけが置き去りだ

あなたは
あなたの国で

こころおきな ....
空を飛ぶミサイルに。どんな意味があるんだろう。
大股で、私たちの空を、横切る。

たとえば。
眠っているあなたの頭の上を、だれかがのっしと横切るのなら。
蹂躙する。受け入れることを強いられる ....
余計なこと
余計なこと

お祝いメールを
ぽつん
と打って

返事もこない
ただの午後


好きだからこそ
間違える

今の私が
一番きれい
 
 
 
ほんとうかどうか
知らないけれど
詩の勉強会
みたいなところで
こんなふうに言われるらしいね

悲しいだとか 
せつないとかの
感情を指すことばを使わず

あなたの気持ちを伝えてご ....
あなたが
絶望しませんように

会社は
家族なんかじゃなかった
マルクスだとか
神の手だとか
結局
支配するものされるもの
王と下僕
契約

生きることに
契約を持ち込んだ
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
理由- KEIK ...自由詩109-12-27
クリスマスの朝に- JTO自由詩5*09-12-25
蟲詩- 海里自由詩509-12-25
アスレチック・ベイビー- りょう自由詩4*09-12-25
握りしめた森に- なまねこ自由詩209-12-25
おひさまひとさま- 小原あき自由詩9*09-12-24
傷だらけ- within自由詩14*09-12-24
ハリボテ- 葛西曹達自由詩109-12-24
ぶぅぅぅん- 真島正人自由詩6*09-12-24
朝をゆさぶる男- りょう自由詩4*09-12-23
長風呂- ゆえづ自由詩409-12-23
Fィ—リン_Hァピィ_ワンダ—・・・- ヨルノテ ...自由詩3*09-12-23
サイコロと坂道- りょう自由詩909-12-23
蜃気楼の都市_- 服部 剛自由詩4*09-12-22
6面のサイコロじゃあ歯が立たないない訳で- こめ自由詩909-12-22
月明かりの僕たちに- いとう自由詩9*09-12-16
毛のはえた物- Monet.嗣治 ...自由詩109-12-10
エレメント- umineko自由詩4*09-11-25
楽園という名の酒場があった- テシノ自由詩1*09-11-24
朝のララバイ- umineko自由詩5*09-10-27
「ユーモラスに憂う、抗酸化シリアスという名の浄罪を飲み込んで ...- Leaf自由詩2*09-10-16
とうめいピース- umineko自由詩5*09-10-11
ショコラ- umineko自由詩3*09-10-11
うみのおわり- umineko自由詩20*09-7-14
世界のレコーダー- フミタケ自由詩8*09-7-3
そらに問うこと- umineko自由詩3*09-4-20
さくらミサイル- umineko自由詩3*09-4-5
間違いうさぎ- umineko自由詩6*09-2-9
アーリー・バード- umineko自由詩18*09-1-12
トワイライト・エクスプレス- umineko自由詩7*08-12-25

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