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「表裏」


表が出来るのと同時に 裏が生まれる


裏が出来るのと同時に 表が生まれる


あの人が好きだと思う  のと同時に 嫌いが生まれる


あの人は偉大だ と ....
                    

歌は、
今夜も眠りをいざなうだろう

僕は、
この部屋にながれる
美しくも、切ない、哀しげな調べを
オーティス・レディングの歌声を
 ....
遠い友達が
泉に雪が降ったら教えてください
というので教えてやることにした
だが雪は降らないよ
当分
降っても泉には
積もらない
たぶん

間近に迫る山の頂が
雪を冠った
晴れた ....
空を何かに例えなさい
薄いノートに綴りなさい
たとえばひどく年老いて
頼りない犬のような

寂れた町のおじさんの
何もない後ろ姿のような


 空がゴロゴロなっている
 雪迎えの ....
雨にも任せ
風にも任せ
雪にも夏の暑さにも任せても
大丈夫なカラダを持ち
画策はなく
決してイケてなく
いつも静かに解っている

嵌められもせず
首にもされず
いつも静かに混ざって ....


それでもいい

遠い足音の偬しみも

かわした言葉のすべてが いつか跡形もなくても。

ぼくらの中にだけ積もってゆく

  ただ、それだけ、であっても。

純度の高いまだ ....
真夜中の解放区にたどりついて
心はこわばっていた輪郭をほどいてゆく
すると時空はみるみる遊色化し
心の奥に隠れていたいちばん柔らかい部分と
とめどなく融け合うのだ

やがて眠りがお ....
とっくに賞味期限がきれています
それでも、よかったらお召し上がりください

味はそれなりについてますから
何も足さず引くこともありません

どうぞイヤらしい眼で見てください
ご遠慮なく見 ....
美しいものの美しさをあばいてきたら
言葉にないものに行き着いた

ここに陶酔と拳銃があれば
今すぐ楽になれる

すみやかに辿り着くから
何も怖いものはない

もう何も怖くない
憂鬱 ....
ちぃたかた

今朝発見された
言葉もない頃の手向けの花は
やがてその形も無くしてしまう
のかもしれないけれど
それが僕らの世界のはじまり




フランケンムース

年中クリ ....
殴り続けた傷口は紫色に膿んで
吐き捨てた唾には汚れた血が混じっていた
敵など居なかった
敵など居なかった、どこにも
おれはただひとりで挑んでいただけだった


アルコールランプのよう ....
実り豊かな太陽の甲に暖められて
生まれた

あなたは はねずいろ

ひんやりと夜の谷間に命

ひとつの為に皆が慈愛を引いた
その手をさらさらと泳がせそよぐ大地の水が
瞬きになる 星の ....
年老いた男は独り、犬をつれて
遠くから
石畳の道をこちらに歩いてくる

犬は、主人を引っ張り
主人も負けじと、犬を引っ張り
ぎくしゃくとした歩調は 近づいて

石畳の道を歩く
ふたり ....
真冬の夜凍えながら歩いて帰る中で寒風が急に心地良く感じることがあってさあれ俺どうしたんだ熱でもあって逆に感覚がおかしくなったのかなと不安になるんだ今思うと確かに疲れてたんだろうねだけどそんな時帰宅する .... 僕はなぜこの道をすすむんだろう



ボロボロになっても



誰からも認められなくても



ほんのかすかな気配しかなくても



この遙かな険しい道を  ....
『椅子』

もしここに椅子がなければ、
自分だけ
椅子がなければ、
どうするだろうか?
立ち尽くすのか、床に座るのか
だれかの椅子を奪うのだろうか
それとも黙ってその場をさるのか

 ....
妹が甥っ子をあやすとき
そこには亡き父がいて
二人の顔を眺めては
歌って声をかけつつも
小さな頭をなでながら
いつでも笑って
あやしている。
冷たくなった父の手の上に
菊の花をそっとのせて
石で棺に釘を打ち付けた
冬の昼下がり。

微かに差した日差しの中で
手を振る父の姿が見えた。

それは
我が子を育む願いのように
手 ....
結露が零れて
四季を忘れていたことを
思い出す
煮詰まった思考から直視しか
成らない耳鳴りのように

雑音のろ過を辿る ハッと思い出す太陽からの
折鶴 息の白さ

師走に敷かれ ....
小さな生きものが私に教えてくれる



『必要な分だけで充分だよ

暖かな日差し

綺麗な水

新鮮な空気

全部取ろうなんて

野暮なことはしないよ
 ....
漏電を思わせる低気圧の真夜中には生焼けの肉の臭いがする、一息に喉の奥に流し込んだハーパーのせいで身体はまるで蒸気オーブンのトレイの中でぶすぶすと少しずつ焦げ続けているみたいだ、ベルベッド・アンダー .... ひとつぶの光を追う
求められた大きな聖杯が
冷えた水蒸気をまとう
あらゆる渇きに喉が浸せるように

切り裂かれた流星は象徴を保ったまま幾片の塵となり降り注ぐこの夕闇に
君は息をひそめて自身 ....
一日中縁側で過ごす人は
陽の目を見るのが少なくなった人だ

何を話すでもなく 寄る猫を追い払うでもなく
牛乳屋を見送って 小学生の登下校に目をやりながら
物干し竿がハンガーごと錆びていくのを ....
昨日見た夢
全く意味不明

何もないビジョン
いっそ鳥になろうピジョン

先の見えない迷路
俺の未来は何色?

俺は勇者のはずだった
今は家でシーシャ吸ってる

自分に何もない ....
人間というものは
孤立したものではなく
だれかの子どもであったり
だれかの孫であったり
だれかの友だちであったり
だれかの父母であったりする
そういうつながりの中で
人を見ることである
いつからかどこかからずっと聞こえている小さな悲鳴は僕のものなのかもしれないしあるいはまるで関係のない誰かのものかもしれない、ポータブル・ラジオがたまたまどこかの国の電波を拾ってしまうみたいに僕 .... 修学旅行で長野の永平寺に行った
若い坊さんが
俺たちのホストだった

晩御飯を食う前に
「いただきます。」
て何をいただくか知ってるか
奴は得意げにそう言った

そんなネタ俺は知って ....
願えば願うほど
現実は薄まって
縋れば縋るほど
細くちぎれてしまう

時間でしか埋まらないこの距離を
終着駅へ 少しでも先へ

願えば願うほど
現実は薄まって
縋れば縋るほど
細 ....
海に近づくと一瞬の真空がある。
漣は失望のように浜辺につもり、
明日を生きる人は海を捨てた。

漂白した回想が水泡となったころ
海は思い出したい人を抱いて、
漣はやはり、つもるばかり。
 ....
遠すぎて寂しく冷たい距離を
縮めるための光が溢れて

眩しさを知った心臓の痛み
ガラスの中の記念写真みたい

美しいものはどこにあるかな
今ならきっと教えてあげられる

君が瞼を閉じ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最近_考えてたこと- そおっと ...自由詩7*18-12-23
聖夜、水色の花に触れる- 秋葉竹自由詩518-12-22
遠い友達が- オイタル自由詩5*18-12-22
空を何かに- オイタル自由詩518-12-22
雨にもマカセ- イオン自由詩3*18-12-22
冬の夜の- ハァモニ ...自由詩9*18-12-20
真夜中の解放区- 塔野夏子自由詩7*18-12-19
賞味期限が切れないうちに- こたきひ ...自由詩418-12-19
美しいものの美しさをあばいてきたら- ぽりせつ自由詩518-12-17
クロッキー_4_夜盗- AB(な ...自由詩9*18-12-15
また会える?と彼女は聞いた- ホロウ・ ...自由詩5*18-12-14
はねずいろ- 朝焼彩茜 ...自由詩918-12-13
異国の道- 服部 剛自由詩418-12-13
ローテーション- しょだま ...自由詩118-12-13
そんなわけで- そおっと ...自由詩4*18-12-12
椅子のいる風景- 帆場蔵人自由詩7*18-12-12
子守歌- 梓ゆい自由詩118-12-10
お見送り- 梓ゆい自由詩418-12-10
結露が零れて- 朝焼彩茜 ...自由詩11*18-12-9
さあ高らかに歌おう- そおっと ...自由詩2*18-12-9
浅い落とし穴からは少しだけ世界が覗ける- ホロウ・ ...自由詩5*18-12-6
君の命が杯になる- 由木名緒 ...自由詩14*18-12-5
縁側- 為平 澪自由詩1018-12-5
見えないビジョン- 青星円自由詩218-12-5
人の見方- ホカチャ ...自由詩3*18-12-2
御免よ、僕には気づいてあげることが出来なかった- ホロウ・ ...自由詩2*18-11-26
いただきますの永平寺- ゴデル自由詩5+*18-11-26
追えば追うほど- 徘徊メガ ...自由詩218-11-25
沈黙の海- 新染因循自由詩5*18-11-25
三日月- ミナト ...自由詩118-11-25

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