すべてのおすすめ
存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
孤独を研いで研いで研いで研ぎ澄まして
誰一人いなくなってから僕は
ヨーロッパへ向かう飛行機に乗る
後に思い残すことはもう、ない

まぶたの裏に懐かしいバラハス空港を思い描く
地下鉄に乗って ....
好きなひとに甘えられるとかわいいと思う

ふつうのひとに甘えられると

どうしたらいいのか分からなくなると思う


秋の空ではなかった

つめたい風に春が匂った

頬を耳をそよう ....
カシオペアの音楽
ベースの音
コーヒーの匂い
香水の香り

コートをかける
白い服
赤い服
ハイヒール

話はつきない
時間だけ経つ
心地良い空間
余韻に浸って
おせば倒れるような 頼りないみどりいろの塀の庭で
それは八重桜のふる夜でした

少年は僕のことを何から何まで言い当ててみせました

彼はきっと
1000年まえに 海原で生き別れになったおと ....
あなたがおもうほど私
不幸に育っていないから
私を不幸な子だと呼ぶのは
やめてください おかあさん

あなたがかんがえるほど姉は
困ってなどいないから
知恵が遅れていると
泣かないでく ....
左手にかなしみ それならば右手に何をつかめばいい?
息が白く地面は固く 僕はこんなにも弱かった
ただこの手のひらに落ちては溶ける結晶のように
無力さもほどけていく事を願い そうはならなかった
 ....
同じベンチで話していたはずなのに
いつしか君は二階の窓辺に立つようになった
僕は君に逢いに窓の下へと通うようになり
見上げるかたちで君と話すようになった

やがて君は窓辺に立つこともなくなり ....
{引用=今までどうしても言葉にできなかった
いつだってそれは眩しさと悲しみのイメージで立ち表れてくるし

僕の言葉はただ、その名から溢れ出るしかないものだから

それでも今日僕は綴る

 ....
落ち込んだ時は

叫んでみようぜ そら

ヘイヘイ ヤッホーイ イェーイ

叫んでいてもし涙が出たら

言ってみようぜ そら

オイオイ ソリャナイゼベイベ

ひと通りすんだら ....
  好きな人を

   騙して手に入れたって

    嬉しくない


  だってそれは

   本当の愛では

    ないのですから
午後の2時過ぎ
シナモンシュガーの匂い
頭がボーッとして
耳鳴りがする

よく頑張った
1000時間
勉強した
来る日も来る日も

今は天国
何もしない
疲れが出てきた。
成 ....
光射す海 眠る水面を
波を起こし船は進む
果てない夢を 抱きながら

嵐の夜を 飛沫を浴びて
木の葉のように船は揺れる
心細さで 怯えながら

富みある街を 心寂しく
彷徨うように歩 ....
翔けだした 
雷鳥さえも追いつきはしない
億年の過ぎ去った
海峡の、氷河の流れに
止められない想いを抱きしめては、
巨きな犬の背にまたがり

髪をふりみだし
人のすがたなどでなく
 ....
なにをやってるんだって言われるよりも
よくできたねって言われるほうに
どきりとするようになった

ほめられていいものだろうかと思うなんて
自分ではうまくやれたって思っても
すんなり認められ ....
世界にはこんなにも海ではないものがある。
愛していると、言ってくれる誰かを捜している
愛していると、言っても問題ない人を捜している
ふとしたときに、それは、睡魔と悲しみの差がないとき
宇宙の始まりを考 ....
こんにちはさよなら きっとまた会おう
君がそれをまだ信じてるなら なんて切ない
灰色の木洩れ日 小さな湖
手を振って笑って
次はいつどこで会うかわからない それが素敵
思うようにうまく歩けな ....
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ....
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ

何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ

キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
 ....
気が付いたら、朝だった。


いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ。
夜遅くまで起きていて、昼過ぎまで眠っている。


何もすることが無い。
窓の外を見ると ....
絶望を信じてたって
何にも変わらないんだ
僕らの前にあるのが
巨大な壁だとしたって

使い古された未来に
希望なんか抱いてみたり
まだ追い付けない過去に
訣別を迫ってみたり

大海 ....
踊るように、街を歩くひとがいた。 
両手首に輪を嵌めた、杖をつきながら。 

僕の肩越しに密かな風をきり 
横切った、彼の背中はおそらく求めていない  
これっぽっちの、同情も。 

不 ....
白磁の球体のただひとつの穴に

青磁の円錐の先端を突っ込んで

女性に見立てた

右手の親指と小指で円錐をはさみ

残りの指の腹で球体を愛撫した


触れるか触れないかの所で
 ....
風の行方を見にいこうよ
名前も告げずに電話口
あいつの気まぐれ 僕の楽しみ

気乗りしないふりをする
あいつからチョコレートをせしめるために
風に飛ばすものを鞄につめたら 丘のうえ
風の ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
 
 
恐竜の鼻先に
トンボが一匹止まっている
それはただの偶然
恐竜はトンボを食べないし
トンボも食べられるとは思わない

わたしたちは生きていくために
必要のないことばかりして
 ....
アルコールの整髪剤を塗り
マッドをつけて
香水をかける。
脇の下にも

ジッポで
タバコに火をつけ
サングラスをして
バイクで一っ飛び

ステーキ屋で
ワインを飲み
カラオケに ....
撲殺の感触のような中枢の痛み
地の底まで沈みこむ心情を他人事みたいに傍観しながら
彼方の空にあるのは白に消えそうな青
白痴のような未熟がゆっくりと左胸を叩く
死を見るからこ ....
蝉時雨の光。七色の雨が降り注ぐ街にて、潜水艦が飛行する夜。
寝静まった住人が起きだし、徘徊する街にて。夢を壊さないようにぼくらは
足音を立てずにこっそり歩き続けた。赤い風船が飛ぶ、夜。
窓から窓 ....
プルトップにゆびをかけて

あたしのめのまえで

うれしそうにトマトジュースを開けるきみと

ちいさな破裂音と

あたしがいて


とじこめられた空気が

はじけて

で ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- sh自由詩7*10-2-11
亡霊- 瀬崎 虎 ...自由詩410-2-11
おんな心- 吉岡ペペ ...自由詩6*10-2-11
コーヒータイム- ペポパン ...自由詩9*10-2-11
1000年まえに- 永島大輔自由詩210-2-11
やじろべえ- 朧月自由詩510-2-11
雪と沈黙- 瀬崎 虎 ...自由詩210-2-11
そのベンチに置かれた一対の革靴について- 瑠王自由詩8*10-2-11
帰れない- 自由詩12*10-2-10
多分これでハッピー- くろきた自由詩410-2-10
本当の愛- ありす自由詩310-2-10
虚脱- ペポパン ...自由詩6*10-2-10
風の行方- 板谷みき ...自由詩2*10-2-10
氷の犬- 月乃助自由詩15*10-2-10
ほめられて- 朧月自由詩610-2-9
ホテル・リグレット- クローバ ...自由詩2*10-2-9
あたたかい夢- 塔野夏子自由詩8*10-2-9
エロい夜- 吉岡ペペ ...自由詩910-2-9
冬のからだ- nonya自由詩18*10-2-9
RPG- 音遥自由詩210-2-9
声がするほうへ- 葛西曹達自由詩310-2-9
踊り歩くひと_- 服部 剛自由詩9*10-2-8
スフィア_フェティッシュ- ハイドパ ...自由詩5*10-2-8
風の行方を見にいこうよ- 永島大輔自由詩110-2-8
息_してる- 朧月自由詩1010-2-8
余生- 小川 葉自由詩210-2-7
マッドマックス- ペポパン ...自由詩6*10-2-7
冬の夕暮れに便所に立つまでのひとつの乱雑な考察- ホロウ・ ...自由詩1*10-2-7
赤いプラネタリウム- 岡崎師自由詩810-2-7
トマトジュース- 水町綜助自由詩5*10-2-7

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