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泣けないボクは考える

(瞳を想う 唇を想う)

言葉に出来ないもどかしさは

(指先を想う 首筋を想う)

何なのだろう

(肩を抱く 胸に触れる)

悲しいのか 苦しいのか ....
 
 
街を横断する途中 
戦場とお花畑が混在していた 
血を流して歩く兵士も 
花輪を編んで笑う少女も 
同じ街に生きていた 
そのどちらにも属さずに 
風は吹いていく 
この街に ....
言いたいことがあった。

聞きたいことがあった。

あとで、にしたら、

ぐるぐるまわって、

やっぱり黙るしかなくなった。
ワキを剃った私に
エライ別人やなぁと
あなたは妙に粘着質の
視線を投げ掛け
「少しだけ
 剃り残しが
 あるのがいいんだよねえ・・げへへ」と
変態コメントを発する
そういえば
あなた ....
無駄にやたらに生まれてきたのだから
無駄にやたらに死んでいくのはしかたがないこと
この際自殺は承認しましょう
死にたい方はまず家族にきちんと説明をして納得してもらってください
 ....
道の歪みのそこここに
溜まって出来る水たまり
昔の雨にはつきもので
道行く人の迷惑で

車が通れば泥をはね
人が踏めば靴汚し
道の歪みの性格を
そのまま見せる水たまり

そのうち道 ....
ここから見えるのは緩やかな勾配と
奥行きのある青い空
越えられぬ丘と誰かが呼んだ
そういうものがあるのだと
そういうこともあるのだと

例えばパレードを追い掛けていく子供が
その浅いふも ....
世界は私を放り投げる
残酷に放り投げ 
気紛れに優しく抱きしめる

私が初めて人を愛したとき
私は世界の光を感じた

天と地と想いと人々へ
私は自らを投げかける

私が愛を感じると ....
ゴールデンウイークはパチンコ三昧にした
お盆をとらない代わりに休みをすべて貰えた
市内のホテルにユキオと合宿をはりそこから毎日パチンコを打ちにいった

ちいさなころ町じゅうのパチンコ屋にお母さ ....
 
 
わたしは
人になりたくて
生まれたのだろうか

なりたくて
生まれたわけではないのに
慰めてくれるのか
牛よ
 
 
男はたぶん たどりつけない旅の疲れなど
パキラのように忘れているが
女はいつも 負けず嫌いで
瞳に夕陽の海をきらめかせている

なつかしい鉛筆が転がりだすころ
夜は 夏草のあの場所へ走りは ....
遥かなる海 果てしなき地平

大海原から生まれ
大地に育まれ
人の世に生きる
我が愛しき人よ

ここは
人の手の振り方で
人の生き死にが決まる
死の世界

世は鉄に満ち
剣持 ....
たぶん
だいじなものがないんだと思う
また 
どこかのアーカイブ
探せばいいんじゃないかって

明日
逢えないとしたら
まあ
それもいいかなって

どこかとおい
南の国で
ラ ....
久かたぶりに訪れた渋谷センター街
取り壊し中の建物とかあったりして何となく余所よそしさを覚える

平日の昼間ってこともあるのだろうけど

チーマー、ガングロな人びと
そして神話の国の神話な ....
特大の飴玉を飲み込んでも死ねませんでした
熱いチョコレートをバケツで被っても溶けませんでした

「この甘い気分のまま死んでしまいたい」

とは
どうすればいいのかな
 ....
車椅子になった息子の為に
車椅子ごと 乗り降りできる
車を買った

ほとんど 即決でマツダのデミオに
なった

それまでは ずっと中古の
普通車だった

その車は まるで
あたし ....
あたらしいかばんの中に
あたらしい男の子

あたらしい男の子の手で
あたらしいわたしになる

わたしの泉はあふれ出る
窓の向こうには雨が降る

あたらしい一日の手前で
あたらし ....
とんでもないウイルスが流行っちゃった
とにかくドバーッと急激に地球に降り注いだ
その速度たるや、なんかもうやばかった
人間だけが感染する、死亡率120%のウイルスだ
人々はバタバタ死んでいった ....
自分という分
それは世界の一部分
60億種類の自分があって世界がある
自分がない人なんていない

俺には自分がなかった
だからさんざんつけこまれてきた
誘惑されまくったし いじめられまく ....
お母さんがシンゴのことやさしいひとだね、って言ってたよ、

このまえカワバタをお母さんに紹介した
お母さんにポリタンクふたつぶん水を渡してお母さんからヨシミは電動自転車をもらった
なにかで当て ....
{引用=砂漠のように乾燥して
地球を一周してきたような風が
ビルという山脈の間を駆け抜ける
巻き上げられたように歩く
人の群れの行く先は
小さな箱みたいな
壁に閉ざされたわずか ....
春は怯えてた

夏は泣いてた

秋で落ち着き

冬で笑う

もう少し肌の露出を抑えて欲しい
もし生まれかわるなら
くじらになりたい
ひとり(いっとう)、暖かい海へゆき
深く深くもぐる
青と碧にひかる海の中なら
きっといつまでも泳げる


空にはかなしみがないという
けどそれ ....
歩く 歩く 歩く
サボでベタベタと
のろのろと
トロイあたし

梅雨前の炎天下を
歩く

アタマが ぼうっとなる

さっきから お腹は空いているのに
欲するのは
ビール ビール ....
砂に消える火
煙さえ無く
手は振りかえる
軒下の蝶


昼の音の波
ぬれた器
ただひりひりと
なぞる指


遠く離れた
同じ手に降る
聞こえないのに ....
私は舗道を歩いていた
単衣の着物を着て楚々と振舞っていたが
思いがけずつまずいてしまった
犯人は舗道の下をうねる根っこ

照れのせいか上を見上げる私
思いがけず新緑のキラメキに時を忘れ
 ....
復活の皇子の醸した生成物を
五臓六腑に染み渡らせよう
このまろやかでフルーティな
まさに平和の皇子の性格
…ていうか風格 に心酔わそう

かの日
首里は焦土と化した
ひとりの女とともに ....
 
 
 
【初恋】



 膨らみはじめた小さな胸が疼く

 染まる頬と

 炎のように燃えあがる心

 淡い蕾がそっと花ひらくような感覚

 それが恋だと知った日
 ....
蒔く
育む
水をやる
時には土を替える
水をやる
時には日陰に置いて
時には肥料を
時には高い腐葉土を
大事に
大事に
育む

時には
囁いて
時には
抱き締めて
時に ....
青春はとうに過ぎてしまったけれど

どの辺りがそうだった?と問われれば迷わずにあそこだったと指を指す




YやんやK君やその他諸々 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泣けるといいのに- 板谷みき ...自由詩4*10-6-16
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幼女詩編- 一 二自由詩210-6-14
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スウィート・ロンリーガール- 梨玖自由詩410-6-14
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初恋- 綾瀬たか ...自由詩110-6-12
breeding_noise- Oz自由詩210-6-12
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