すべてのおすすめ
この草の匂いは
懐かしくない
どこか
遠い所で育った
草だ
この周りの
草ではない
どこか
知らない場所で
育てた
草だ
自分を責めるたびに
馬鹿らしくなって
結局わたしは変われないのだと、思い知らされて

他人を責めるたびに
申し訳なくなって
結局わたしは嫌なやつなんだと、思い知らされて

わたしにこの ....
僕は君がすきだと思う
その細い指で君が
未来みたいなグレープの
ジュースを淹れている

夜のさらりとした空気が
僕らの間に横たわって
少しかしげた君の首を
そっとこちらへむける

 ....
ゆがんだ
細長い背もたれのいすに座って
ぼくたちは半日を
大きな絵のように過ごした

首筋を汗が
降りていく牧場で

太陽が庇の縁をなぞって
ゆっくりと半円を描き
ぼくたちは昏い絵 ....
季節風を操作して
思い出を計測するための
単位を探している


藍色の総譜には
奏でられない音符
アレグロの雲の行進
秋の実りにむけて
受け取りきれない
痛みと喜びを
 ....
仲間面して
左手の銃をぶっ放す


撃ち抜かれた心臓から
どす黒い血液が
・・・・・・おれが
人間だって
わかったか?


裏切られた右脳が
風に吹かれて
泣いてた
貨物列車が
運んでいく
悪夢を
受胎する 駅
怒りで熟した
果実を齧り
したたる 未来

過去と未来の反復→恍惚

君の名前を叫んだ
花の名前 可憐な響き


舌 ....
スーツが似合うようになりましたね
わたしは褒めているのではないよ
代わりに隠してしまったあなたの素顔が
しかたないさとため息つくから

あの誰にも壊せなかったあなたの庭を
閉ざした扉は ....
りゅうおうがせかいのはんぶんを






お前にやろうとか何とか












そう言ってるが









 ....
ぼくは一人で
柱の陰に背をあてている

柱の外の
広がる世界のそこここに
ヤスコとトシユキとマユミとアキラと
たぶん立ったり座ったり けがを負ったり
だれかの太ももをたたいたりしているけ ....
冬瓜は夏の瓜
翡翠色に煮あげて冷やして食べます

石敢當さんの好物で
石敢當さんは
「これを食べると力が出るんだ」と
夏中ほくほく食べてたそうです

今では季節以外にも見かけるようにな ....
{ルビ迸=ほとばし}るような闇を消す
{ルビ脆弱=ぜいじゃく}な朝の光が 嫌い

せっかく隠すことのできた
僕の醜く{ルビ霞=かす}んだ心を
いとも残酷に {ルビ曝=さら}け出す


 ....
なんか違うんだよね

しっくりこないんだよ

居心地が悪いっていうか

今日一日ずっとだぜ

ずっと

最悪だ

ああ嫌だ

実を言うとさ

本来は

右寄りなんだ ....
グレープフルーツは嫌いだ
皮をむくのも 半分にして食べるのも
じょうずじゃないから
取り切れない実を見ていると
罪悪感で目が細くなる

なのに夜に飲んでいる
コップの中にジュースとして入 ....
角砂糖ひとつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個室
父が一杯の水を差し出す
母が一輪の花を差す
それがかつての始まり
最後に望む光景

角砂糖ふたつ分のダリで歪んだ
そんな私の記憶の個 ....
 眠らないバスにのった
 眠れないぼくは
 あの野性化した雲といっしょに
 あかるい夏の海辺をどこへむかっていたのだろう


 写真でみただけの
 マリアナ諸島の鮮やかなブル ....
               100722




90日間で世界一周!
80日と君は言う
休みを入れない旅先で
10日間が惜しいのか
元気いっぱい歩いてた
どこかに消えた十日 ....
ある夜
金平糖を舐めながら
階段を上っていると
月がけらけら笑うので
気分を損ねた僕は
ふっ!っと金平糖を月にむかって
吐き出した
すると金平糖は鉄砲玉のように
月を貫いた
ぎゃ!っ ....
古本をさがしに
町に出たのですが

足をひねって
歩くのがつらく

花屋の前に
すわりこんでしまい

どこからか来た
蜂の羽音に

彼の目的が
花だと思いながら

か ....
{ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
 ....
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ

目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる

椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ....
北西からの冷たい冬の風
少し青空が覗けているけれど
私の頭上、分厚い雲はまだ去らない
大人だから、辛いときも耐えなくちゃ、ね

誰もなんにも言ってはくれないけれど
守られる前に守ってもらう ....
きちがいのきれいな歌声が
鞠のように転がる夜明けの街路
途切れた記憶が空気に触れて
朝露となってショーウィンドウでこと切れる
ぼくは眠れなかった
きちがいの歌声 ....
『ビュービューの実』の











俺は風人間















打撃も斬撃も




 ....
こうやって、

毎日毎日絶えることなく

詩は生み出されているのに


ひとつとして同じものがないことに

人間の心の

多様さと

宇宙のような広さを感じて

驚きを隠 ....
しなければならない事


それは
靴底を磨り減らす事
それは
足跡を固める事
それは
書簡を認める事


先に潜む物を
胸の奥深く捕らえよう


週末には
ビー ....
きょうは雨曇りで涼しくてからだが楽だった
オフィスの窓に雨粒のしぶきが散らばっていた
ふがいない部下を怒りながらじぶんをダメ上司だと思った

なにこいつに、オレの自尊心傷つけられてんだよ、
 ....
 突然だが、自分の居るのはいつも辺地だ。と、最近あらためて思った。君はどう思う。数百年の歴史を持つ、世界有数の人口稠密地に暮らす君には、ちょっと迷惑な話かな。
 各自にとっての中心は各自自身だとする ....
 
豆腐がテーブルの下に入ったまま
出てこようとしない
いくら呼んでも
何の反応もしないでじっとしている
仕方なく椅子をどけて
自分がテーブルの下に入る
特に豆腐に恨みがあるわけでも ....
全うできなかった
今日一日が
人生なのではないか

あれもしたかった
これもしたかった
と思いながら
終わるのが
人生なのではないか

それでもまだ眠れずに
朝まで起 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8467)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
牛はどこで死ぬ- 曲がり屋 ...自由詩5*10-7-24
疲れ気味- ゆず自由詩2*10-7-24
腕の中の君- 朧月自由詩210-7-24
休日- オイタル自由詩9*10-7-24
思い出の単位- あまね自由詩610-7-24
陽気なペシミスト- 寒雪自由詩110-7-24
快楽という名の終着駅- 桐谷隼斗自由詩110-7-24
あなたの庭- まひ自由詩3*10-7-24
りゅうおうがあらわれた!- TAT自由詩2*10-7-24
かくれんぼ_2- オイタル自由詩1*10-7-23
冬瓜売りと石敢當- 海里自由詩310-7-23
苛立ち- 薬堂氷太自由詩110-7-23
違和感- 花形新次自由詩4*10-7-22
夜の苦味- 朧月自由詩410-7-22
記憶の個室- 瑠王自由詩9+*10-7-22
うつつと夢の間を縫うバスに乗って- 石川敬大自由詩1910-7-22
十日間- あおば自由詩3*10-7-22
新月- 國朗自由詩310-7-21
反応- まひ自由詩5*10-7-21
水面下の塵- 薬堂氷太自由詩210-7-21
瞬き- 薬堂氷太自由詩210-7-21
曇りのち晴れ- かのこ自由詩310-7-21
まるでおだやかな宿命みたいに- ホロウ・ ...自由詩3*10-7-20
自然系(ロギア)の悪魔の実- TAT自由詩2*10-7-20
ほら、今だって- くろきた自由詩310-7-20
逆襲- 寒雪自由詩210-7-20
ひかりに照らされた洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩310-7-20
手紙- 「ま」の ...自由詩110-7-19
冷奴- たもつ自由詩910-7-19
- 小川 葉自由詩210-7-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283