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穴を掘る
私たちは穴を掘る
深く
硬い地面に埋もれた
季節の輪郭をなぞるように

穴を掘る
私たちは穴を掘る
さらに深く
地中を飛ぶ鳥たちの
淡い心臓に届くように

手紙を拾う ....
僕にとって坐禅は
自分の心に戻る時間だ
ただすわって
息を吸ったり吐いたりするだけだけど
心が落ち着いてくる
ナニカガ ウマレ ソウダ

言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル


夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟
汗流し
その頃 ....
深々と雪が降り積もる
かじかむ手に息を吹きかけ
ウイスキーで体を温め
スタンドの灯りで短編小説を読んで過ごしていた
時計の針だけが闇の中に響き
孤独に耐えていたあの冬の夜
寂しくて気が狂い ....
火ようびの2じかんめ

としょのほんのじかん



わたしはほんをえらぶのがおそくて

いつもクラスでさいごだった



ほんのさいごのページの

かしだしカードを ....
迷子です
私がいない
大勢の中で見失った

さがさなきゃ
あせる気持ちと
捨てちゃえ
ささやく気持ち

別人の顔して歩こうか
今年はじめてのみち
いつも気になっていたのは
君の鼓動、
タイムリミットのある
運命みたいに
乱ざつに履きかえた内靴と外靴
しろくおもみのないものが
花びらの速度で降りつづける夜
水平線の見える
駐車場へ ....
チクタク チクタク  柱時計が
ゆがんだ時を刻み   

マネキン人形が    ほほえみかける

枯れた花一輪が    テーブルの上に
何気なく置かれ

リモージュの      コーヒ ....
早すぎた朝の向こうに夜があるように
遅すぎる夜の向こうに朝があるように
光に狂った雪街の景色を
僕たちはビルの屋上から見下ろしている
それは何の不幸でもなかったのに
苦い思い出としていつの間 ....
子供たちはそれぞれに武器を手にして、頭を押さえつけてきた街の中に飛び出していった、程なくいくつもの銃声がこだまする、男の声、女の声、年寄の…さまざまな悲鳴がビル街を跳躍して夜空の黒の中へ消えて .... 軽やかに頭を垂れながら
逃避行の挨拶はこっそりと

カメラに背を向けた
二人きりのエレベーター
秘め事にもならないな
車のキーが揺れていた

流れていくフロアの景色
わたしたちは大丈 ....
文章の欠片が部屋の隅で笑う
僕の脳内で言葉に白髪が生えてきて
杖のない単語がよく転んで痛がってしまう

今日は元旦
「あ」から始める餅つき
「け」「ま」りで祝う祈願成就と健康第一
「 ....
自分の中に決め台詞があると
生きやすいのではないかと思う

イキオイは
指先にではなく
足先にあった方がいいとも思う

年が明けてすぐのせいか
理由がないと歩けない
冬の光に抱かれて
こくり と 眠るように
夢の浅瀬を渡るように

用事はすっかり忘れ
身ひとつ
見知らぬ風景
懐かしい街を往くかのように

身を切る冷たさ
かじかむこころ魅かれるま ....
誰がいるかもしれないダンスホールで
奥底を知っているはずの
あなたが無邪気にはしゃいでいるから
私は何にも言えなくなって
黙り込んでシャンパンを飲んでいるだけだ
音に体を揺らしもせずに

 ....
踏み出さないと
見えなくなるよ
こころ
身体
ばらばらになる

もう一度
逢いたいなって
それは
そんなに
悪いことなの

爆破したり
乱射したり
私は
張り裂けそうにな ....
にげろ
さめろ
夢の末路は今
のしかかって笑ってる

全速力で走ってる
動いてないと
死にそーさ

噛みつきの花
真っ赤で
くさくて
にやけてる
最後までついてくる花
 ....
白く燃えている
白く
詩の言葉のなか
わたしはもはや
この世の物ではなく
白く燃えている
白く


純白の壁取り囲む
純白の壁走る
純白の耳鳴り
純白に総毛立ち

体が空だ ....
あすなろう あすなろう

明日は檜木になろう

あすなろう あすはなろう

明日は理想の自分になろう

ずっとそう思っている

自由を求め続けている
扉のそとの明るい闇に
つっかけ一つで飛び出すと

石焼きいも屋さんがいた
おいちゃん、わたし千円持ってる
三つあげよう 特に美味しいのを選ぶからね
家には人間は一人しか待っていなかったけれ ....
歳は後ろから突然にやってくる
ある朝目覚めたら
俺は六十歳になっていた
俺はいつの間にこんなに
歳をとったのだろう
隣りのおばあさんが言っていた
気がついたら
八十歳になっていたと
歳 ....
三日月の横に
ちょこんとほくろみたいで
セクシーね星

正月の仕事帰りの私
つまらない気持ちを
もてあます

月と星の関係に
あこがれてひとり
2017きらきら〜.。☆

禁煙したらきらきら〜.。☆

だから今からきらきら〜.。☆

とわの明日まできらきら〜.。☆
ストロベリーショートケーキな
エクトプラズム
ムキムキに割れた腹筋の
エクトプラズム
ネバネバ挽き割り納豆な
エクトプラズム
全身餡子で覆った伊勢名物の赤福な
エクトプラズム
重症の潰 ....
子どもの頃は
お正月が待ち遠しかった
「もういくつ寝るとお正月」と指折り数えた
ご馳走は食べられるし
テレビはゆっくりみれるし
中でも最大の楽しみがお年玉だった
ふだん現金というものと縁が ....
〇ばかり欲しがるのは

自己承認できていないから

劣等感の現れだ

健全な魂は欲しがってばかりいない

常に与えることを考える

与えることが喜びだ

私はそれこそを望む
一月
朝から
「言った!」
「言わない!」で
口喧嘩になる

二月
携帯はどこ?
眼鏡はどこ?
財布はどこ?
オレに聞くなよ、自分でやっておきながら

三月
おでかけまえのチ ....
愛の掟とは 与えるとは
と裸の人間が宣う

悦楽のマリファナに酔いながら
夜の街をさまよい歩いても
孤独な亡霊達に笑われるだけ

太陽の中に蒔かれた矛盾という種は
滅びという果実を結ぶ ....
綺麗にするぞといきまいて
部屋の掃除をしてみました
どんどんどんどん捨てていくと
いらないものの多さに驚きました
どうして私は買ったのだろう
いらないのに
ためこんだのだろう
その時の自 ....
ハートを撃ち抜いて
つまり、死なせてちょうだいってこと

ハートを撃ち抜いて
わかりやすく言うとね
なんだって委ねちゃうってこと
あなたにだけは

ハートを撃ち抜いて
遠回し ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
穴を掘る- オイタル自由詩6*17-1-7
坐禅のすすめ- ホカチャ ...自由詩217-1-7
在るの根っこ言葉の根っこ(改訂)- ひだかた ...自由詩8*17-1-6
越冬- 星丘涙自由詩3*17-1-6
としょのほんのじかん- みたま自由詩2*17-1-6
なりすまし- 朧月自由詩217-1-6
融解- 本田憲嵩自由詩717-1-6
夢の映像- st自由詩4*17-1-6
楽園の春が萎れていく- 日々野い ...自由詩10*17-1-6
引き算の挙句、最後に記入される解答となるために- ホロウ・ ...自由詩4*17-1-5
ラストダンス- 青の群れ自由詩517-1-5
あけまして- 乱太郎自由詩10*17-1-5
理由- 朧月自由詩417-1-4
ヌード- ただのみ ...自由詩13*17-1-4
宛名不明- 日々野い ...自由詩1*17-1-4
世界の真ん中にじぶん- umineko自由詩4*17-1-3
航海- 竜門勇気自由詩3*17-1-3
反転記憶〇赤チン小僧- ひだかた ...自由詩5*17-1-3
あすなろう- 星丘涙自由詩3*17-1-3
扉のそとの明るい闇に- もっぷ自由詩917-1-2
- ホカチャ ...自由詩2*17-1-2
月と星の関係- 朧月自由詩317-1-2
三叉路- もっぷ自由詩3*17-1-1
エクトプラズムがいっぱい- まいこプ ...自由詩317-1-1
お年玉- ホカチャ ...自由詩117-1-1
- 星丘涙自由詩2*16-12-31
ホカチャンカレンダー(ボケ編)- ホカチャ ...自由詩116-12-30
冬の花- 星丘涙自由詩8*16-12-30
影分身- 朧月自由詩416-12-29
ハートを撃ち抜いて- 千波 一 ...自由詩216-12-29

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