すべてのおすすめ
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの裸の子供たちの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた ....
笑えない日も
笑いたい日も

目がなくなって
頬が落っこちて

明るい場所で
一緒に探そう

楽しいこと
嬉しいこと

同じじゃなくても
笑えるように

心は隣にあるから ....
居場所のないことにすっかり慣れてしまった
居場所があったのはたんに周りが優しかっただけ

革命の年にテントとシュラフを積んで
やさしい風景を捜しに行った訳なのです
いまも漂泊中の修羅猫みたい ....
不自由な直線で描かれた雨に
うたれている
肉体

つまりきみは
一歩も動かないまま
ふるえてある

姿という姿はめくられ
白紙というには色褪せたページが
きみの瞳のなか ....
在ることの
謎に触れたとき
ウォーターと
手のひらに
書いてみる

初めて地球を生きた日のように
その鮮烈な霊気に貫かれ

ウォーターを
感じて、感じて
独り大地を
舞い踊る
 ....
五十四歳で友人女性が亡くなった
新型コロナの影響で
家族葬で済ませ香典も郵送した
最期の別れをしたいから
四十九日を迎える前に
もう一度会いたいと思っていたら
昨晩夢枕に立った

バス ....
金が全てとお前は鳴くが



















銭を呉れろとあの娘も啼くが



 ....
白い死神の背ビレに切り裂かれた
ふかいふかい空の底から
ぽろぽろと
こぼれおちてきたものの正体を
ぼくは
知っている。

それは
まき散らかされる
おびただしい数の安売りの愛だ。
 ....
香る。見える。
金木犀と遠く突き抜けるような空
何年経とうが鼻の奥に、目蓋の裏にあるのだから

泣くほどのことでもない。
「思い出す」と書くには頻繁すぎるほど
些細なことが引き金になって
 ....
 

 嘆く人の呟き
 呟きのなかの

 きみはきみの
 多様を生きる
 
 その眩しさの
 一つ眼を閉じ

 指に照らすは
 その人の見る
夜の空気
夜の雰囲気
夜の独特な世界

窮屈に感じない静寂
寧ろ開放感に浸れる

不思議な夜
独りでも寂しくない
想像力が豊かになる

テレビはつけていない
つけると気が散って ....
ときおり
訪れる
叫びの衝動
だけど
そいつを
信じてしまったら
たぶん
終わりの始まりだろう


暖かいとも
冷たいとも
言いがたい
どっちつかずの夜
寝床の中で
 ....
石地蔵と夏
ゆうだち

金木犀のこぼれる石畳
空に続いてゆく秋

ちゅーはい飲みながら豆を摘んでおもった
僕をつまんでくれたきみを摘んだ僕
こんな日に君を思う意味はある
こんな日に君を思う意味、
もう会えない確率の方が高く
嫌われてしまっている現実を差し引いても
好きな人が居たことの記憶に
すがれるなら
こんな日に君を思う意味 ....
光有れと叫んだとき
光は此処に有った
言葉有れと叫んだとき
言葉は此処に有った
行為有れと叫んだとき
行為は此処に有った
何としても生きようと
悲しがる君の横顔を見てそう思った
いつで ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶の余韻が響く

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ ....
君の翅を食べた
君がそうすることを望んだから
君の翅はよくできたお菓子のように
心地よい甘さで
もろくあわく溶けていった
最後に君の背に残る
翅のついていた痕をそっとなぞると
それも夢の ....
送電線のカラスたちは
つぎつぎと不協和音を課題とした合唱隊となってゆく
さよなら、と言われて
西のお寺で鐘が鳴った
こめかみの血管のように青ざめてゆく
夕暮の空
ぎおんしょうじゃのかねのお ....
5月の連休に韓国岳に登った
山頂はいつもの10倍ぐらいのにぎわいであった
山頂では若者たちが
あちこちでいろんなポーズで
自撮りしていた
僕も今春初めて自撮りというものをやってみた
発電所 ....
自らを裁く法廷では花火が上がり始める
どどーん
おれは負けまいと声を張り上げる
被告は! ドーン、パ!
自分をいい人間だと思っているド、ドーンパ、
パンパンパン
他人の心臓を移植された人間 ....
網戸の外は青い空
網戸の内は灰の心

青はあくまで深さ増し
鬱はどうにもどん底で

世界と私は無関係
私が無くとも世界は続く

ああ、全くそれなのに
涼風が肌を不意に撫でる
その ....
人生の走行距離はもう僅かかもしれないが
スーパーカブ程好きな乗り物は無いと思っている

角栄大臣の日本列島改造論で大陸との現実の橋ができていたら
スーパーカブに跨って日本のあるはずもない誇りな ....
ひっきりなしにしゃべっている
ひっきりなしにしゃべっている

沈黙の間が恐いのか
それは確実にやって来る

それは傍らに忍び寄り
それは傍らに息づいて
沈黙の間を押し広げ
未知なる問 ....
自分と誰かを比べて
育たない森の中で
迷った日々は暗かった

腕を組んだり
足を曲げたり

時間の逆へと
進みたくなる

ピカソに会えたら
僕の心は
ルーブル美術館にあるはずだ ....
あすへ かえりたい

         。

 明けの星
 大きな鳥が舞う 静かな街
 ぼくは飛び乗ったのだ
 
 正しいものを、正しい答えを、正しい何者かを、
 真実を探して、 ....
何もかも全てを
忘れられたらいいけれど
そういうわけにもいかない

リセットしたつもりになれば
意外とすっきりするから不思議

様々な出来事
良いことも悪いことも
自分自身を通過して ....
なけなしの金でコーラの大瓶、一本と
インスタントコーヒーと三温糖を買って
あっという間にコーラは空になり
インスタントコーヒーと三温糖で
アイスコーヒーを作って
スーパーから貰ってきた氷を入 ....
 『この春に』
私十九のこの春に命を捨てに参ります
積丹半島神威岬念仏トンネルくぐって行きます
私の好きなあの人は関係無いと行ったけど
耳の聞こえぬその事であの人の親が反対しています
都会じ ....
秋は仏頂面のヒゲ男を察知してイヌやネコも傍らに近づいては来ない

積み石で寝仕度を整えているのは巣を閉じた青蛇の一団だろう

まあるくそれでいて刈り取られた雑草の刺々しさがのこる畦道
 ....
愛の言葉を探しながら
一晩かけて手紙を書いて
十四日の朝お菓子屋さんで
高そうに見えるチョコ買って

手紙を添えて綺麗に包んで
そっと鞄の中に入れ

授業中も上の空
早く放課後と待ち ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
潜行- ひだかた ...自由詩421-10-16
スマイル- ミナト ...自由詩121-10-15
居場所のないうた- 梅昆布茶自由詩1421-10-15
クロッキー帳の夜- 新染因循自由詩1221-10-13
ウォーター- ひだかた ...自由詩14*21-10-12
ゴーストメール- イオン自由詩2*21-10-10
ZIPANG或いはザナドゥ(上都)- TAT自由詩4*21-10-9
- 草野大悟 ...自由詩821-10-9
秋の。- 印あかり自由詩12*21-10-8
人の光- 津煙保存自由詩5*21-10-8
不思議な夜- 夏川ゆう自由詩321-10-8
ありがとう、おやすみ- ホロウ・ ...自由詩4*21-10-7
ゆうだち- 梅昆布茶自由詩1121-10-6
こんな日に君を思う意味について- 杏っ子自由詩221-10-5
此処に有れ- 渡辺亘自由詩121-10-5
残響- ひだかた ...自由詩621-10-5
君の翅- 塔野夏子自由詩13*21-10-5
西の鐘- 本田憲嵩自由詩321-10-5
ジドリ- ホカチャ ...自由詩2*21-10-4
決着をつけない勝負をしている- ゼッケン自由詩221-10-3
鬱と青- ひだかた ...自由詩12*21-10-3
スーパーカブ讃歌- 梅昆布茶自由詩1721-10-3
TVピープル- ひだかた ...自由詩421-10-2
僕の色- ミナト ...自由詩121-10-2
夢明列車より- 津煙保存自由詩7*21-10-2
リセット- 夏川ゆう自由詩221-10-1
令和の闇2- ジム・プ ...自由詩2*21-9-28
二十歳に書いた歌詞_- 板谷みき ...自由詩3*21-9-27
善師アキの空- アラガイ ...自由詩15*21-9-27
バレンタインデー- 板谷みき ...自由詩1*21-9-26

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