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古びたバス停で 
僕を乗せてくれる
優しさを持つバスが来るのを
かれこれ数日は待っている


そろそろ
待ち疲れてしまいそう
もうすぐ
自分の中の最後の糸も
切れてしまいそ ....
FRONT。

笑顔を向けた瞬間、ふと見せたきみの、海
苔の付いている前歯に、堪らなく欲情して
しまい、唇と、唇を触れ合い、前歯に、舌
を這わせていた、きみと、彼女の、息の色
が変わり始め ....
すっかり寒くなってきた、土曜の早朝
僕はいつもの様に
四階にあるベランダで煙草を燻らす

景色はいつも通りのようで
いつもとは違うように見えた
特に、空が違う
だから、空が好きだ
一度 ....
囲炉裏ばた。なまはげがつくってくれたチャンプルゥがすさま
じくマズく、涙目でごちそうさまをいうと、「ドウダッタ」な
んて、あんのじょうの禁断の問いだ。このばあい、ぼくが悪い
子にならないためには ....
         161027

お人形のような可愛い目をして
青眼視してくれる君たち
人生至る所に青山あり
白眼視に負けるな
一茶此所にありと
裏山の雪が陰るところにも
要求された青 ....
人の話というものは
必ず話された部分と
話されない部分とがある
話された部分だけで
判断すると
判断を誤りやすい
自分の不都合なことまで
ありのままに話す人は
まずいないのだから
年を取ると
ポケットは
一つでよい
いくつもあると
どこへ入れたか
わからなくなる
今夜の秒針の音は
よろこびのうたの様に
暗闇に波紋をつくり
この夜に響いている


昨日眠りに就く瞬間には
je te veuxに似た
優しいリズムを
針の音が刻んだ
 ....
将棋ソフトの飛躍的向上が
遂に深刻な事態を引き起こした

現役の棋士が
対局中に
スマホ遠隔操作により
PC上の将棋ソフトで
次の一手をカンニングしたと言うのだ

真偽は定かではない ....
あらかじめ充たされた{ルビ紅葉=こうよう}の場所は
ただ ここに ある
風に吹かれていることにとらわれず
枯れ葉になることにとらわれず
ただ ここに ある

蛇口をひねれば水がでる
その ....
昨日のおかずを忘れても
さっき言われた頼み事を忘れても
折り畳み傘を忘れても
妹の誕生日を忘れても
何を忘れたのかすら忘れても
何もかも忘れても
指輪の裏に刻印されたその日と
いつか出世 ....
心の底から
「ありがとう」と伝えても
相手は
形式的な
「ありがとう」としか思わないことがある




形式的に
「ありがとう」と伝えても
相手は
心の底からの
「ありが ....
近所の高校の校庭を
囲む様に佇む木々達は

僕達、紅葉なんてしませんよ!

そう主張しながら
形の無い冬を目の前にして
己の緑の濃さを増しながら
その精神を保っている様だった


 ....
息子よ
いつまでも
ママのおっぱいを
欲しがっていてはだめだよ
今度は
パパの番だよ
いつだっていまだって青い
地球は朝で昼で夜だ
なのに地表の隅っこで(あるいは真中で)
いまブルーライトに照らされぽつねんと
もの思いに耽っているわたしには律儀にも
朝昼夜は朝昼夜と巡り訪れる ....
深夜番の仕事が終わり
朝方
実家の庭に建てたプレハブ御殿に入ると
布団に猫がいた
目を細めて丸くなってやがる
多分窓から入ったのだろう
開けっ放しだったからな
取り敢えず猫に
何だチミ ....
筆絶した空に浮かぶ星は、
迷路をつくるかのように、
地に落ちていった。
私はその落ちた星たちを、
拾い集めてことばをつくった。
死にながら生きていたことばたちは、
息をしながら低く輝いてい ....
名前を変えると
書いたもんだけでは
誰だか分からなくなると思って
得意気になって変えるバカがいるが
そうだとしたら
おまえの書いたもんには
何の特徴もないか
今まですごく読んでくれてたと ....
時々苛立ちが頂点を極めると
そこらへんのタクシーをとめて
『この世の果てまで頼むよ』
なんて 言ってみたくなるんだ

もちろんやらない


訳もなく感情がたかぶれば
もみじが ....
少しだけ遠退いた
あまりにも幸せすぎた日々と
ゼロ距離すら保つ事無く
自分の聖域を荒らしていく 日常


昨日は何も無い良い一日で
今日はあれこれあったけど良い日だった


 ....
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
普段はつけずに眠る
豆電球の明かりを残した

それを月に見立てたら
荒んだ胸のうちも
いくらかは
和らいでくれるだろうか


この開きやすい扉の鍵は
まだ 開かないでいる

こ ....
聞こえは格好良さげだが
労働の質土返しで
十把一絡げっちゅうのは
無しにしような
自称詩はすべてクソだと言うのと
話しが違うんだからさ
何せ金が掛かってんだから
1円にもならない
クソ ....
誰かを探す
竹林の静謐に
池袋の喧騒に

アラワレナイ
現れはしない
のか、
もう二度と
洗われたいんだ
その見守る微笑みに
ホッと ホッとして
冷気に目醒て息しながら

な ....
君は黒く煌めくシーツを
その身に纏って
こちらを見ている
そうだね 寒いからね

僕は月のスイッチを消して
君と共に
夜の深くまで潜り込んだ


重ねる
委ねる
二人のすべ ....
どのひとにも
一途な恋心を抱けないままに
わたしのこころを占めてきたのは
往時の少女だった
生きる糧であり
源泉であり
なにもかものすべてだったと
いま 振り返ってみても

わたしは ....
ヘリコプターが入道雲を迂回して行くから
早く仕舞わないと
また夕立ちが来るかもね

おおよそ六千年前
あなたは埋められた
たくさん食べ物が採れ
家族がいつまでも一緒に暮らせるようにと
 ....
一枚の紙に、一年十二ヶ月のカレンダーを縦横十個ずつ並べたら、百年カレンダーの出来上がりだ。もちろん一番左上にあるのは、今年のカレンダーだ。

今年四十八のわたしは、確実に、このカレンダーの四列目か ....
未来、成功しているじぶんと

未来、過去を悔恨しているじぶん

しっかりとイメージしろ

はっきりとイメージしろ

いずれにせよ、時は今だ

いずれにせよ、ぼくは今にいる


 ....
夜の帳おり
扉が開いていく
次々と開いていく
が、
何もない
真っ白な虚、真っ白な虚
みっしり充満するばかりだ
俺は恐怖に襲われ
恐慌の際の際で
時の矢となり
疾駆疾走しながら
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8464)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バス待ちの青年- 葉月 祐自由詩3*16-10-29
BACK/FRONT- 5or6自由詩1*16-10-29
霜月の空- 小林螢太自由詩3*16-10-28
なまはげがつくってくれたチャンプルゥ- コトコレ自由詩2*16-10-28
忘れかけの青- あおば自由詩1*16-10-28
話半分- zenyama太 ...自由詩216-10-28
ポケット- zenyama太 ...自由詩116-10-28
秒針の旋律- 葉月 祐自由詩3*16-10-28
限りなく透明に近い灰色- 花形新次自由詩116-10-27
続_秋の蛇口- 白島真自由詩12*16-10-27
1025- たいら自由詩116-10-27
心の底からの「ありがとう」_形式的な「ありがとう」- komasen333自由詩2*16-10-27
校庭のふたり- 葉月 祐自由詩3*16-10-27
乳離れ- zenyama太 ...自由詩116-10-27
地球的青さ- ただのみ ...自由詩16*16-10-26
俺とねこ- 5or6自由詩4*16-10-26
筆絶した空- あおい満 ...自由詩1216-10-26
変名- 花形新次自由詩116-10-26
自暴自棄の一歩手前で- 葉月 祐自由詩2*16-10-26
『どんな日が来ても』- 葉月 祐自由詩3*16-10-25
ひかりの空へ- もっぷ自由詩316-10-25
部屋の中の満月- 葉月 祐自由詩4*16-10-25
同一労働同一賃金- 花形新次自由詩116-10-24
どうかどうか- ひだかた ...自由詩416-10-24
- 葉月 祐自由詩4*16-10-23
部屋にて- もっぷ自由詩316-10-23
土偶- 西天 龍自由詩116-10-23
百年カレンダーにて- 吉岡ペペ ...自由詩216-10-22
じきに分かる- 吉岡ペペ ...自由詩116-10-22
底抜け舞台- ひだかた ...自由詩416-10-22

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