すべてのおすすめ
時々苛立ちが頂点を極めると
そこらへんのタクシーをとめて
『この世の果てまで頼むよ』
なんて 言ってみたくなるんだ

もちろんやらない


訳もなく感情がたかぶれば
もみじが ....
少しだけ遠退いた
あまりにも幸せすぎた日々と
ゼロ距離すら保つ事無く
自分の聖域を荒らしていく 日常


昨日は何も無い良い一日で
今日はあれこれあったけど良い日だった


 ....
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
普段はつけずに眠る
豆電球の明かりを残した

それを月に見立てたら
荒んだ胸のうちも
いくらかは
和らいでくれるだろうか


この開きやすい扉の鍵は
まだ 開かないでいる

こ ....
聞こえは格好良さげだが
労働の質土返しで
十把一絡げっちゅうのは
無しにしような
自称詩はすべてクソだと言うのと
話しが違うんだからさ
何せ金が掛かってんだから
1円にもならない
クソ ....
誰かを探す
竹林の静謐に
池袋の喧騒に

アラワレナイ
現れはしない
のか、
もう二度と
洗われたいんだ
その見守る微笑みに
ホッと ホッとして
冷気に目醒て息しながら

な ....
君は黒く煌めくシーツを
その身に纏って
こちらを見ている
そうだね 寒いからね

僕は月のスイッチを消して
君と共に
夜の深くまで潜り込んだ


重ねる
委ねる
二人のすべ ....
どのひとにも
一途な恋心を抱けないままに
わたしのこころを占めてきたのは
往時の少女だった
生きる糧であり
源泉であり
なにもかものすべてだったと
いま 振り返ってみても

わたしは ....
ヘリコプターが入道雲を迂回して行くから
早く仕舞わないと
また夕立ちが来るかもね

おおよそ六千年前
あなたは埋められた
たくさん食べ物が採れ
家族がいつまでも一緒に暮らせるようにと
 ....
一枚の紙に、一年十二ヶ月のカレンダーを縦横十個ずつ並べたら、百年カレンダーの出来上がりだ。もちろん一番左上にあるのは、今年のカレンダーだ。

今年四十八のわたしは、確実に、このカレンダーの四列目か ....
未来、成功しているじぶんと

未来、過去を悔恨しているじぶん

しっかりとイメージしろ

はっきりとイメージしろ

いずれにせよ、時は今だ

いずれにせよ、ぼくは今にいる


 ....
夜の帳おり
扉が開いていく
次々と開いていく
が、
何もない
真っ白な虚、真っ白な虚
みっしり充満するばかりだ
俺は恐怖に襲われ
恐慌の際の際で
時の矢となり
疾駆疾走しながら
 ....
街の端っこの更地を囲うフェンスに絡みついたまま枯れた蔓の落書きのような交錯の隙間から血走った目が俺のことを見ていた、俺はその目に見覚えがあった、鏡で確かめるまでもなかった、斜視で歪んだ照準はそ .... すすめてくるのは
だいたい
訳アリなんだよね

首をすくめて
あなたが言う
そうだね

結局はお金かなあ、って
身も蓋もない
そんな世界に
なってしまった

男気に散る
あ ....
通り過ぎてゆく人々
通り過ぎていった人達
何なのだろう、何だったのだろう?
あれらこれらの出来事が
今は嘘みたいに消え去って
僕は嘘みたいに落ち着いて
ただ目を閉じる、ただ目を閉じる
あ ....
広い邸宅など要らない
ベッドは
身体を横に出来るスペースがあれば良い
食卓には
茶碗の置ける隙間があれば飯は食える
とうそぶいて

新聞が 雑誌が 広告が 
テーブルに積み重なり
ベ ....
勇気ある者が勇者と呼ばれる者ならば
少なくとも自分にはその資格は無いのだと思う
此処へ至るまでの道中
幾度と無く故郷へ帰ろうか悩んだ
目の前で幼子が喰い殺されたとき
冬山で食糧が尽きて木の根 ....
道端で死んでいる動物ばかりみてしまう
どんな気持ちだったのか

空が青くても
遠くても
顔をあげなくては

死はある
どこにでも
私の隣で
まただれかがうまれかわるのだろう

 ....
恋人達が
お互いをおもいあう夜
ひとり
横恋慕のわたしは
さみしさにうちひしがれて
死神の力を借りたくなるに違いない

都合のいい女を捨てて
合理的に行動できたら
あたたかい場所で暮 ....
黒曜石の瞳を閉じて
秋風とともに往ってしまった君は
そろそろ成層圏あたりにいるはずだ

ただ
ぼくにできることといえば
天空にそびえる岩壁をノロノロとよじ登るだけだった
君に届けとばかり ....
退職して五年
すっかりリタイア暮らしが
身についたところへ
突然友達から仕事を手伝ってくれ、と言われた
はじめは断るつもりだったが
その話が来てから
なんとなく女房の機嫌がいいので
つい ....
白夜のように月が燃えあがる夜に暗色のシーツに包まれた寝床におまえは横たわる、清潔な寝室のそこかしこに蛆虫のように蠢いている憤りの欠片、それはすべておまえが隠した懐から零れ落ちていったものだ、も .... 深夜
耳たぶを踏まれ目を覚ますと
肋骨が無い事に気がついた
慌てて起き上がろうとしたが
胸がクラゲのように揺らめいて起き上がれない
しょうがないので首を曲げて目線を横にすると
小人達が腰に ....
車の中のあなたは雨 避けがたくとりとめもなく

一つの今と一つの場所が移動する 相づちは質量を残さない

「モノローグ」そう題された つめたい彫像として心臓まで

こと切れたままのラジオ  ....
曲がり角の雨
踊り場の雨
常に潜む雨
葉を照らす雨


理由もなく
人のかたちをしている蛭が
街を造り
歩きつづけている


空の子蜘蛛
低い青
かすか ....
昨夜も空高くに見つけたのだが

朝まだ空高く

月が浮いていた

文字どおり海月のように

どうもなんだか滞空時間が長すぎる


駅に向かうひとびとの列

左、右、左、右、ま ....
失ってから本当に大事な物に気付くんじゃなくて

失ったから本当に大事な物に化けるんだよ


なんだじゃあ負けゲーじゃないか
無理ゲーじゃんか


そう ....
寂しい気持ちになるのを
誰かのせいにしてた
流れ星の行方が
願わない場所にばかり向かうから

二人の思い出は
全ての言葉より
もっと脆いものだった
一人の気持ちが
頑なすぎて笑え ....
偽ること無く 生きろと言う

隠れることも 逃げることすら

あなたはけして 許しはしないだろう

照らされる度に 濃さを増す

影と孤独 私の姿は

恥じるものでは無いの ....
なぜ秋が嫌いかと言うと
気が滅入るからで

なぜ気が滅入るかと言うと
多分単純に温度のせいだ

簡単なことなのに

毎年盛大にこの罠に足を突っ込み
ため息をついたり
嘆いたりしてる ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自暴自棄の一歩手前で- 葉月 祐自由詩2*16-10-26
『どんな日が来ても』- 葉月 祐自由詩3*16-10-25
ひかりの空へ- もっぷ自由詩316-10-25
部屋の中の満月- 葉月 祐自由詩4*16-10-25
同一労働同一賃金- 花形新次自由詩116-10-24
どうかどうか- ひだかた ...自由詩416-10-24
- 葉月 祐自由詩4*16-10-23
部屋にて- もっぷ自由詩316-10-23
土偶- 西天 龍自由詩116-10-23
百年カレンダーにて- 吉岡ペペ ...自由詩216-10-22
じきに分かる- 吉岡ペペ ...自由詩116-10-22
底抜け舞台- ひだかた ...自由詩416-10-22
ブラック&ホワイト- ホロウ・ ...自由詩3*16-10-22
リコメンド- umineko自由詩3*16-10-22
転〇生- ひだかた ...自由詩3*16-10-21
狭い部屋- イナエ自由詩17*16-10-21
かつて勇者と呼ばれた者- たいら自由詩116-10-21
- 朧月自由詩216-10-20
棲み家- はなもと ...自由詩116-10-20
黒い瞳の君へ- レタス自由詩516-10-20
再就職- zenyama太 ...自由詩116-10-20
判らないものがおまえを生かしている- ホロウ・ ...自由詩2*16-10-20
肋骨の小人- 5or6自由詩9*16-10-19
ダブルスライド- ただのみ ...自由詩14*16-10-19
しずく_手のひら- 木立 悟自由詩516-10-19
浮月- 吉岡ペペ ...自由詩216-10-19
- TAT自由詩3*16-10-17
後悔- 竜門勇気自由詩4*16-10-16
太陽- 葉月 祐自由詩3*16-10-16
ひのこ- ガト自由詩4*16-10-15

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