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いま美しかろうと

美しさは日々崩れてゆくだろう

でも見た目じゃないから

抱きごこちじゃないから

セックスも散歩も日々の暮らしも

合図しなくても

おなじものを見つけて ....
{引用=

 まだ肌寒い春の
 朝が
 ひかりのプリズムに屈折して
 すきとおっている

 とおくに海をのぞむ
 住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
 愛犬といっしょに回遊しているとき
 ....
痛いか痛いか

一緒だった

痛いか痛いか

自分に聞いた

痛いか痛いか

おまえに聞いた


こころの周りは悲しみばかり

指先までが悲しくしびれた

逃げられな ....
暖かいものを食べると
鼻水が出るのには
理由があるんです
言わないですけど

今は言いたくないんです
イヤです
お断りします
ラーメン食べてるんです
なんなんです?
ひとが食事して ....
雪が
ふってはつもり
ふってはつもり

別になにかを隠したいわけじゃなかろうに

そこまで想ってまわりをみまわした

自分の心のひもを
きゅっと結びなおす

こぼしていいはずない ....
俺の中に奴がいる
どれほど嫌って憎んだろうか
私の中にあの人がいる
どれほど悩み苦しんだろうか

苦虫を潰したような表情で俺を見た奴
深い溜息をしては私から目を逸らしたあの人

何もか ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
世界から受けた鮮やかな光を
この腕に受け止めて

いつかあなたに
返さなければならない
優しいひととの明るい朝に

逢いたくて

電話をきって

優しいひととの明るい朝に


会いに行こう

たくさんの心

嘘つきたくない

離れたくない

やわらかな心 ....
知らないうちに
ヒトを傷つけることがある
それを知ってから臆病になって

すごく慎重に歩いているのに
そのせいでだれかの邪魔になっている

なにもしたくない
そう思ってとぼとぼ歩く
 ....
夏の香りがする鉢を
あなたは両手で持っている
鉢の中にはひまわりの
枯れた
ひまわりの花だけがひとつ


えんじ色のマフラーには
秋が詰め込まれている
冬のよう ....
地に伏せながら
黒布は一身に熱を浴びている

欲するものは
明るみの向こうの
静寂な守り

守り、という信仰



容易くは脱ぎ捨てられぬ
軟らかな哀しみに
黒布は濡れて ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった

鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
もうろうとしている
外を回るにも力も無く
コーヒーを飲んだスタバの中には
めぼしい女の子はいなかった
木々の数を数えながら歩いた
コンビニでは手数料が取られる
僕のカード契約
おじさ ....
考えることで

乗り越えたことなんて

たかが知れてる

祈ることで

乗り越えたことのほうが

多いような気がした


理屈は勇気を萎ませる

祈りは勇気を固まらせる
 ....
トンボになって飛んでいた。
桜の木もすっかり葉を落とすころに。

翅は なんにも思考せずに
ただ
トンボのこれからをひたすら羽ばたいていた。

大きな樹の小さな木陰で
すこしばかりの休 ....
雨は
嘆きを代弁しない

風は
怒りを
代弁しない

おまえを語れる
他者はない



星は
だれをも照らさない

花は
だれをも誘わない

おまえは
 ....
24時間ぶっ続けで
無修正エロ動画を見ていたら
何にも感じなくなってきたぞ
これはスゴい
エロを超越するためには
極限までエロに浸れってか
なるほどね
これって
悪人ほど成仏するっての ....
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
ヒトは
どうしようもないことに出会ったとき
どうして無言になるんだろう

文字も言葉も
そりゃ知ってるし使えるし
だけどそうなの?
ちゃんと知ってる?

そんな確認も意味ないけど
 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
難しい言葉を並べるのだけが詩ではない
と陽だまりに抱かれたばあちゃんが言った

ちょうど春の終わり頃
小学校で書いた詩を先生に褒められたあとだった

知っている言葉をずらずらと
 ....
全てのものは
混沌としている
一秒だって止まることはない
絶え間なく
濁りつづけている


ぬかるみに
足をとられたとして
転んでひざをすりむいたとして
傷口がしくしくと傷んだと ....
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ....
ありがとうと
一日に一度は言いたい

ありがとうと
誰かに言ってもらうためでなく

ありがとうと
自然に言える自分でいたい


   ※


きみがいつもと違う顔で教室にきた ....
触れた時だけあたたかい
そんな関係でいい

いっぽんと
いっぽんでささえあう

そんなくににしたいなあ
ほどほどの空間を
あいしている
よるにいて
こころを届けたかっただけだ

何のためにならなくてもいい

ただこころを届けたかっただけだ

受けとってもらえなくたっていい

邪険にされたっていい

あなたを全肯定できるなら
 ....
こどもの頃は
自分が消えてなくなるのと
同じくらい
いや、それ以上に
母さんがいなくなることが
怖かった
母さんがいない世界なんて
考えたくなかった

それは
一人で湯船に浸かって ....
言葉は
意識にあやつられるのではなく
無意識のなかに生きていた。

わたしがわたしそのものである
…とはいえない。

わたしは、エンピツではなく
たばこではなく
雪ではなく
 ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歓喜世界- 吉岡ペペ ...自由詩413-2-9
春一番がふいた日に- 石川敬大自由詩10*13-2-9
痛いか痛いか- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-8
暖かいものを食べると- 花形新次自由詩213-2-8
氷柱- 朧月自由詩413-2-8
もう一度- 文字綴り ...自由詩1*13-2-8
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
断片1- 赤青黄自由詩3*13-2-8
優しいひととの明るい朝に- 吉岡ペペ ...自由詩413-2-7
さんぽ- 朧月自由詩413-2-7
季節のあなた、そして、季節のぼく- ホロウ・ ...自由詩4*13-2-7
ソレイユ- 千波 一 ...自由詩3*13-2-7
針金ハンガー- そらの珊 ...自由詩23*13-2-7
その日- 夏美かを ...自由詩29*13-2-7
イカのように生きたい- 番田 自由詩213-2-7
祈りと理屈- 吉岡ペペ ...自由詩913-2-6
晩秋- 草野大悟自由詩6*13-2-6
恥知らず- 千波 一 ...自由詩10*13-2-6
悪い奴ほど- 花形新次自由詩313-2-6
さいごの一枚- 石川敬大自由詩17*13-2-6
鏡文字- 朧月自由詩313-2-5
花々- 多紀自由詩17*13-2-5
羅列- 川上凌自由詩5*13-2-5
呪ってんじゃねえ、光にあふれろ- あ。自由詩11*13-2-5
【_冬の吐息_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-2-5
「朝おきて鏡の前でつぶやくこと」- ベンジャ ...自由詩11*13-2-5
よるの空間- 朧月自由詩413-2-5
俺は俺を突き放す- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-4
母さん- 花形新次自由詩213-2-4
崩壊としゃぼん玉- シホ.N自由詩413-2-4

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