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クラフトワークで踊るための墓場。
詩とモチーフ。
詩集を読みながら、マルとか
バ ....
「目を瞑れば宇宙に行けるよ。あなたにしか見えない星たちが、きらきら瞬いているのが見えるはず」
君はそう言う。
だけど、僕は君と宇宙に行きたいんだ。
今夜は淋しいよ
いくつもの夜に独りだったのだけど
今夜はおかしなほどに淋しいよ
友人と喧嘩したわけじゃない
さよなら もなかった
夕ごはんにパンを食べて
それからブラックじゃないコーヒーを ....
夏空がひろがる
口をあんぐりと空けて
空を見上げる
夏だなあ
夏空がひろがる
太陽が燃える
まぶしい
口をあんぐりと空け
手をかざす
夏にのみこま ....
有効期限を
“およめさんになる日まで”
から“無期限”に書き直した
孫をあやしている
父の背中は私が覚えているほど
もう大きくはない
昼間父の書斎で見つけた私が
子供の頃作って ....
優しくない気持ちは
意地が悪いのではなくて
悪意の塊でもなくて
邪な捻くれたいじけた心でも
寂しい気持ちの裏返しでも
なんでもなくて
ただ素直になれない
その程度のことだったりする
....
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半開きの口を閉じもせず
瞬きさえできず
虚ろな面持ちで空を見つめる
ソラではない
クウを見つめているのは
どこを見たいとも欲することなく
なにが見たいのかも知る由なく
目を泳がさない ....
豚になってしまったよ
養豚場で
来る日も 来る日も
餌をあたえられ
まるまると太った
豚になってしまったよ
幸せを味わいつくし
飢えも 悲しみも 痛みも
....
百に絶望し 一に救われる
それが私の日常
つらいニュースは他人事だ
殺人はおおかた身内の犯行で
政治もただの自分本位で
植物の一途さを
私たちは忘れてしまう
物質とはなんだ
....
こころ
何も無い
ただ
無いが在る
時間が止まり
永遠を往く
みつめる
何もない
無の心象風景
全てを吸い込み
不気味に
無表情なこころ
まるで真空
ここ ....
うちにはルンバがいます
お掃除ロボットルンバくん
そこら中を這い回って
けっこうホコリを集めます
椅子の足にもぶつかります
何度も何度もぶつかります
くるりくるりと回ります
割と早め ....
波の苦しみに喘いでいると
右耳の周囲にごみの磁場が形成されて
私は間も無くて
ひとたまりもなくテーブルに前歯をぶつけて
少し?かけてしまう(自慰ではないよ)
位相空間がシルクロードに出来てい ....
おそろしかった日々は雪のように溶けていった
ね 言葉は するどい雹となって 僕やあなたを傷つけた
殴る手はそこまで届かないけれど 言葉はそこに入り込んでくる
愛の言葉が ときどき僕やあな ....
満ち満ちた海を見渡していた
水平線が弧を描き
白い波しぶきが
ざわめいていた
空も海もひとつになり
心に青く染み込んでいった
魂に海がすみつき
空もすみついた
私を夏の色にそめ
心は ....
かなしみが沈殿している朝に
パンを焼いた
手紙を書くふりをして
貝を
捨てました
散乱しているおびただしい私の破片
混乱の果てに
肉体の死が訪れたら
今度は
何を捨てたらよいです ....
息をつきたくなる
息切れがしそうなとき
息をするのも苦しいとき
深呼吸で救われる魂が
動き出しそう
だから
思い切って一休み
思い切って踏み出す一歩
空を見上げて
息をついて
....
「油断に慢心に
経験から来る誤りは
事故のもと」
今までだいじょうぶだったから
だいじょうぶは
事故のもと
たまたまだいじょうぶだっただけかも
しれない
慣れると
危ないことも
....
疲れたけれど
明日も歩こう
疲れちゃったけど
云わないで歩こう
神さま疲れた
神さまだけには
疲れちゃったよ
天と地と
自分だけ知って
明日も歩こう
心の深層に潜む本当の顔は見えない
抑え込んで心の底に沈めて蓋を閉めた
葬り去った思いは蘇えることはないのか
私は幾つもの仮面を被り演じている
私でない私を
偽った私を
偽りの人生を歩んでい ....
失くした心と失くした勇気
冷たい金属のような
失くした愛
心の中で考えるから
心は悪くなっていく
良くなったただ一つの事は病気
心が健康な色になった
こうして生きていける気持ちになった
....
もしこれっきり何も書けなくなって
ただの一片の詩も落とさずに
残りの人生を生きてゆくとしたら
それはそれでその幸せを祝おうか
シ ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった
寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった
(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
小さな溜め息といっしょに吐き出す
貴女への恋は
あと何度の二酸化炭素にすればいいのでしょうか
小さく繰り出すつま先は
貴女との距離を
あと何歩で埋めてくれるのでしょうか
辛くもない ....
ぬっとり湿った夜の膜を
そっとふたつの指で広げれば
胸を裂くような光のしたを
あたたかさ、なさけなさの影が歩いていた
カーブミラーの歪みのなかの
少しだけ正しい領域を
裸足で歩くわたし ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする
アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから
天才でもないので特に高み ....
風に運ばれて揺れる髪の毛は
頬をなぞる優しい手の動きを
思い出すような恋に良く似てる
永遠の森で見つけた涙を
頭の上に乗せて歩きたい
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコリを捨ててくれた
鎖骨から心音を聴かせてくれた
それでも
ずっと前を歩いてた
先にフッと居な ....
五月晴れした 虚空に見える
すえひろがりの 長い白帯
それは 単なる 天体ショウか
それとも 平和の飛行雲か
あぁ あぁ それは摩訶不思議
卒寿のおらは 翳あわく ....
新緑の樹木を
下から眺めると
その美しさにいつも感動する
枝振りといい
葉のつきぐあいといい
まったく調和そのままだ
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