すべてのおすすめ
あなた若しくは私が
何故今そのことについて
書かなければならないのか
あなた若しくは私が
必然と感じて書いたものが
読む人にとっては
全くそう思えない
あなた若しくは私が
読む人にとっ ....
最後の瞬間
かける言葉は無かった。
ただ
流されるがままに
「ありがとうございました。」と
言っただけ。
「お父さん死ぬな!!!」と
耳元で叫んだ人の話を聞いていたのだが
....
あなたは、ぼくじゃない
ぼくは、あなたじゃない
でも、わかりあえないわけじゃない
若葉はだんだんと濃い緑に変わり
空の青には白い雲がまぶしく輝く。
生命が萌えたつ
五月のさわやかな風・・・
新しい生命が生まれるということは、
それと同数以上の生命が消えて ....
何年も前の事だけど
「紀伊国屋なう」というメールを
貴方がくれた
その時は
電車に6時間も揺られなければ
紀伊国屋のあるその街へ行けない土地に
住んでいたから
「今その町に私がいれば、
....
ジョージ、君がいなくなって、今年でもう三度目の夏が訪れようとしています。
ピンタゾウザメがいなくなったことで起きる弊害は今のところ
私の生活に訪れてはいません
アインシュタインや夏 ....
私は貴方の事をよく知ってる
でも貴方は私のこと何も知らないの
だから少しのきっかけで貴方に話しかけられて光栄なの
でもね私に向けられた視線は貴方の少しの興味ではなく
睨みつけてきた女の子と目が ....
雨上がりのそら
草原に敷かれた鉄路
長大な貨車を曳く機関車が
ゆっくりと風景をよこぎってゆく
産業革命をささえた心臓が
風景のなかで鼓動している
そんないまではめったに在り得ないシ ....
ある古本屋に行きたまたま開いたページに
弱音が書いてあった
「苦しい」と
私はそれを買い、それに返事のようなものを書いた
「私もだよ」
それだけだったのに
なんとなく赤の他 ....
花咲け大地
叶わぬ夢も
素知らぬ顔で
天まで昇れ
いずれは雲に
やがては雨に
今日もどこかで花が咲く
色とりどりの花が咲く
幼なじみ
ってくくりたくない
ボーイフレンド
はベタベタしてて恥ずかしい
彼氏
なんてもちろん呼べない
最初にあの娘のことを相談された時
こいつバカじゃないかって
思って
そ ....
命 淡雪 散れ、桜
人 夢見て 儚いや
俯くな俯くな 寂しさで
忘れるな忘れるな 皮一枚さ
花 女 紅を差す
欲 男 仇を為す
壊れるな壊れるな 切なさで
忘れるな忘れるな 悲しくな ....
おはよう
僕のベットの隣に君がいる
肉と皮を蒸発させた君がいる
地上に置いていった骨だけの君がいる
ろうそくの炎が揺らめいている
数本の線香のか細い煙が揺らめいている
僕の ....
150524
過去問はすべて解くこと
それが常識
それがここに居られる最低条件です
過去問が解けないようでは、これから先に進めるわけはないでしょう
そんなこ ....
パンツが脱げない
言葉からパンツが脱げない
たった一枚なのに
その時、人間って、神様が彼に逢いたいために作ったんじゃないかなって、思ったんです。
謝って、嫌なこと全部はねよけようとするところ、わたし好きよ。あなたの人間性の塊だもの。
君が生まれるまで ....
弾丸に撃ちぬかれる
触れたものはすべて幻
熱情も
安らぎも
痛みさえも
何度目か数えるのはとっくの昔に止めた
ただそっぽを向いて
最初から分かっていたと嘯く
しみったれた未 ....
かれらが、一体なにを
言いたいのかちっともわからず
ことばのなかにひらめく暗闇をさがした
目を凝らして 耳を澄ませて 鼻をとがらせ
けれども本当はかれら ....
僕は脇役になるのが好きだ
目立つのは嫌だけど
一人ぼっちじゃない
かなしみにあいにいこう
イドを掘って地下の水脈から
どこにもない抽象的なものに
‡音の出ない笛
書けない手紙
飛べないロケット
固定化された夏の行事と
....
ベットの上に横たえて
死体のような日々は過ぎる
頭は割と冴えてるが
歩くことすらままならねぇ
ダラけてるわけじゃないさ
病気でもないよ
大げさにしないでくれ
眠れやしないだろう
....
いつか妖精と化すまえに
あどけないふりをしてくれないか
ひとけのない昼下がりに
しどけない昨日の夢を見たいのだから
広辞苑にも大辞林にも誰の日記にも描かれていない
ひそかな言葉で約束をし ....
幼い頃の私
皆から愛されたいと
思っていた
永遠に不可能な事に
気付かさせてくれた
私を嫌ってくれた人達よ
感謝の意を贈るよ
とても魅力的な
マリリン・モンロー
皆から愛されたい ....
境内につづく階段は長くて
手をつないでいると
歩きにくいのに
離したら二度と会えなくなりそうで
はじめて着た浴衣の
袂をゆらしていた
あれは
いくつの夏だっただろう
抱きかかえ ....
「妻の庭」
温かい光が
いっぱい,紅、桃、イエロウ
さーつと、蝶々が
訪れて、あいさつして
去った
風が吹いて
五月、青い空
お花は
沢山、沢山
今日は幸せです。
私は何か失敗したり
悩みごとがあると
気持ちをくにゅくにゅさせる
細く伸ばして弾ませて
くにゅくにゅさせれば
ちょっとだけ楽になる
問題は解決しないけれど
背筋を伸ばして
首をぐるぐる ....
生きててごめんなさい
安易に
そんなこと想ってごめんなさい
あやまってすまして
ごめんなさい
あやまるなんてなんでもない
傷なんてついてないんです
生きているから
生きてい ....
「冷えていく鉄」
鉄だとわかっている
何度目かの純情だから
素直に信じる
うん、わかっている
その熱では溶けてしまう事もない
背中が曲がる前の、愛しているは、信じない
少女の ....
寝起きの熊のよう
ボンヤリ不機嫌
だぶだぶの部屋着
クロックスを引きずって
それでも花
今朝 三つめ
ピンクのチューリップ
黄色い水仙
真っ赤な髪の少女
重そうにコンビニの ....
手袋をした手が 器から
大量の人を掬い上げていた
その指の狭間から 夥しい人が
こぼれて落ちていった
器の底から
呻き声や悲鳴や嗚咽が聞こえても
泡がはじけるように消されて ....
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