すべてのおすすめ
聴いても構わない
人間のために奏でるのではないが
聴いてもいい
ただ
邪魔はしてくれるな
私は
私の妻になるはずの
鈴虫のために
奏でる
遠くからでいいのなら
許す
だから
静 ....
逃げ水の中で魚が跳ねて

アスファルトが柔らかい



太陽は無関心な発光体




空はどこまでも遠く



僕は許されている






「だけど」 ....
僕の体重で沈むクッション
赤い残像が
まだ眼の隅にチラついている
暗転した部屋

何が起きたのか分からない
あれからときおり
たくさんの音が囁くのをやめたり
残像が色を取り戻したり亡く ....
気付いたら
ダムが幾つも
出来ていたんだ
必要なのかどうかも
分からないような
そんなダムばかりが

川はすっかり干上がって
何も流れていなかった
もしかしたら
 ....
その機械は
複雑に絡まり
複雑に絡まることで
それ独自の形態を
私たちに対して
維持し
対立項の焦点は
いつも限られた香りの中で
現前をする
風の匂いも
身にまとい
人の心を和ら ....
トマトの正しい食べ方は
生のまま
程よい大きさに切って
塩と
胡椒と
オリーブオイルと
酢をかけて
そのまま食べるのだと
ずっと思っていた

どんなに凝った食べ方をしても
これ ....
ぼくからのおこがましい忠告。

世俗に住んではならない。
世俗に慣れてはならない。
世俗の言葉に惑わされてはならない。
世俗は君のいる所じゃない。

君は真っ白なんだよ。
それに気づい ....
これだけは誓おう
君だけは幸せにしよう
子供だけは幸せにしよう
いつでも立ち会おう

空気の様な存在でいよう
存在を忘れてしまうが
無くては生きられない様な
そんな存在になりたい。
 ....
墓石の上で寝そべってると
神々の光が肌を焼く
彼女はいい人
君たちが思うよりずっと
僕なんかよりもずっと
でも
  彼女は死ななければならない
僕が身代わりになればよかったのか
 ....
右手の中指 深爪している 朝からなんだかテンション高くて
バレリーナの真似 爪先立ちで 歩いていたら 足首ひねった

無敵と無敗の遺伝子操作で できてる雲雀がピーチクパーチク
鳴けど騒げど ギ ....
なんだろう
似ているきみがいたのに
ぼくはびっくりしている
もしも前世というものがあるのなら
たぶん兄妹だったのかもしれないね

線路ぎわのトタンのバラックがぼくの家でした
毎日が地震の ....
パチパチと産卵する月光が
きめの細かいモルタルを舐める
チョコレートの銀の包みを
一生懸命に剥がしている

見よう見まねで月まで来たけれど
なにも食べるものがなかった
太陽が地球の裏側に ....
おれが日中、腰を据えて
ハシタ仕事をやっているところにゃあ
育ちの悪い10匹ばかりの豚が居て
資本主義という餌を食べて肥えに肥えている
無差別爆撃的に身体に張り付いた  ....
碧き湖

哀しみの涙は

湖底に沈めた

やがて涙は天に昇り

癒しの雨となるだろう

昇華された哀しみは

いつか喜びに変わるだろう

水神の住む碧き湖

いつでもあ ....
春の田んぼ
ミジンコ百万匹
夏の牧場
たい肥積み上がり
秋の終わり
もみ殻焼く匂い

そして冬
降り込められた
あなたとわたしの時の匂い

いい香りじゃないけど
嫌いじゃない
 ....
真夜中に飛ばす
しゃぼんだま
闇夜に透けてゆらめく

触れてはだめ
われてしまうから
そっとみつめる
そっと飛ばす

唇に力こめないよに
泣いてしまわないように

ふう っと
 ....
結婚したぐらいで
作風変えやがって 
内なる獰猛や、不吉な真実、そうしたものが産み出すいっさいの抑揚は、俺の魂のすべてに奇妙な烙印を残す…ろうそくの炎のようなリズム、分かるだろう、それが俺という人間のすべてだ
近くの裏通りをずっと ....
私の母は料理が得意
毎日毎食作る。
親父は外食が嫌い。
毎日愛情を貰う。

外の人は
今日のご馳走は何だろう
あ、ニンニクの臭いだ!
肉の臭いだ、魚の臭いだ!と

思って通り過ぎる ....
君が居なくなってから

脱け殻だと感じたけど

今の私はもろ脱け殻だ

幼虫に戻りたかった訳じゃない

国道沿いのポプラの木に登って

ちびっこの帽子で捕まえられたい訳じゃない
 ....
散歩という言葉を聞いただけで
ちぎれるほどしっぽを振って喜ぶ犬

雨が降る朝「傘を持って行かなきゃ」
という言葉を聞いた傘は

きっと同じように嬉しくてはしゃいでいるのだろう
黙っている ....
お砂糖は、夕陽のヴァーミリオンで、お塩は、深い森のモスグリーンなの、分かる?
洋ちゃん、ここをまず押さえてね。
〜えっと、砂糖がヴァーミリオンで、塩がモスグリーンね。
あのね、だから、単に色だけ ....
喫茶クラムボンは
小さな谷川の水底にあります

室内の照明はもちろん幻燈
ではなくって
窓からの水明かりだけですが同じ青です

マスターご自慢の
かぷかぷカプチーノは350円
代々の ....
 レースの白カーテンだけが息をしている
         独り暮らしのリビング
  さざなみを打つ少腹に
            組む腕をのせた
うずくまる追憶の入江で
           ....
 先輩
 なんでいきなり
 旅に出ちゃったんすかねえ

 旅とは言っても
 時刻表旅行みたいなもんだよ

 先輩
 なんで引きこもっちゃったんすかねえ

 まあいわゆる
 君と観 ....
遠くまで逃げたら
僕は救われるのかな

いや
逃げきれない
逃げる道なんてない

世俗の破片が体に刺さる
どこまで行っても降り注ぐ

そんな僕を見て
君は泣いている
涙を流して ....
01
私の世界は

私自身の 過去として

私の言葉は

私自身の 映像として


02
木の葉は

それ自体の 皮として

白の色は

それ自体の 一日として

 ....
両の腕に
とまれよ 今朝の光りたち

昨日のため息と俯いた顔は
洗った顔の水に捨てたよ

澄んだ空気に
ひらかないペエジに
はじまれよ 今日の
私の時間

かかれたスケジュウルの ....
四つ角に生まれた風が
光になって踊っていました
六月の紺碧 空の下
オークの木のどの枝たちも みな夏に呼応して
新緑に色づく

私は、これが最後だと思うのに
あなたは、いつも明日を口にす ....
紙の上の御伽の国に
一人の少女が住んでいた

幼女という思い出の名を持ち…

幼女の想いはただ一つ
愛し愛されることだった…

彼女は子供で
俺も子供
紙の上のこの王国で
愛よ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8446)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鈴虫は今夜に賭ける- 曲がり屋 ...自由詩1*10-6-25
七月の揺らぐ景色- 自由詩13*10-6-25
言葉は嘘をつく- 相田 九 ...自由詩310-6-25
ナミダのダム- くなきみ自由詩5*10-6-25
機械- 真島正人自由詩4+*10-6-25
トマトの食べ方- ふくだわ ...自由詩310-6-25
世俗- izumi自由詩110-6-24
誓おう- ペポパン ...自由詩6*10-6-24
太陽光線- 寒雪自由詩110-6-24
パライソオレンジ- 香織Blenda自由詩3*10-6-24
同人- 紅糸自由詩310-6-23
アコースティック・エミッション- 瀬崎 虎 ...自由詩4*10-6-23
育ちの悪い10匹ばかりの豚- ホロウ・ ...自由詩1*10-6-23
碧き湖- うずら豆自由詩110-6-23
いのちの匂い- 西天 龍自由詩6*10-6-23
しゃぼんだま- 朧月自由詩710-6-22
上機嫌- 吉岡孝次自由詩110-6-22
黒い猫は巨大な鳩時計を- ホロウ・ ...自由詩1*10-6-22
家の母は- ペポパン ...自由詩6*10-6-21
蝉時雨- 伽茶自由詩110-6-21
散歩- ミサイル ...自由詩410-6-21
全相関する砂糖と塩- 草野大悟自由詩1*10-6-20
喫茶クラムボン- 海里自由詩310-6-20
水のわめき- 信天翁自由詩210-6-20
- 藪木二郎自由詩1*10-6-20
歩み- うずら豆自由詩110-6-20
2個- 番田 自由詩210-6-20
今日の光り- 朧月自由詩310-6-20
夏の風- 月乃助自由詩17+*10-6-20
結論、あれはただの絵- 一 二自由詩110-6-20

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