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声を置く
場所がある

かつて
あなたの声が
聞こえていた
時に

声がなくても
時は
流れている

その琉心に
時々あらわれて消える
記憶の岸辺から
泳いで ....
別の道を選んだ僕は今 何処を歩いている?

僕達が交わる
終わりまでの距離を

心の何処かで測っている
 
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した

クレープは売る前に
クレープは包むものだ

経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ....
僕の青春はアオコだった
腐った光の届かないヘドロ
泡で緑色になった水面
ソウ魚は大量死していた。

それを愛して
ボートの免許を取り
水草に救いを求めた
燐と窒素の量を測定した。
キ ....
三ミリ
ほど
白い部分が見えるまで伸びた爪

今日も放置した
自分の


誰かの爪が
食い込んだ
自分の爪より大きく厚い/turn off.



痛みには種類が、
 ....
デートをした。


中国の女の子で、
体は僕の3分の1くらい。
にこにこしながらくすくす笑う。


出会ってしばらく離れていたけど
思い出したように手紙を書いては
それぞれ送り合っ ....
さてね
何だっけ
真昼の太陽が
斜めに

今日は水曜日
何だっけ
ちっとも風が吹かない
秋は更けゆく

妻が本を読む
何だっけ
ハハギキホウセイ
よく売れそうな名だ
美しくない
生き方をするのなら
おまえは
蟻んこ以下なのだ
田畑を耕し
土を作る
蚯蚓たちよりも
醜いのだ
おまえが実現することのできる
その精一杯は
美しく
生きることより
 ....
敬老の日に
長寿と書かれた饅頭を
仏前に供える

おじいちゃん
困惑気味の笑顔になる

夕食どきには
NHKみてた人だもん
きっと納得してくれるよね
敬老と長寿はセットになってるん ....
おれはおまえに似ているのか

だれかに言われたそのことを

おまえから聞いたのは十年前

秋も終わりかけのころだった


ふたりのあいだのせつじつを

わたり鳥のようなせつじつを ....
用を足すだけなんだけどね

うら寂しい公園の片隅にあるのは決まって便所ってやつで

おおむね和式の便器しかなくて
紙なんか無くて
げげげのお友だちなんかの手が暗闇からぬらりひょん

べ ....
 
 
現代詩手帖を
ツタヤで立ち読みした

 イチローが
 内野安打を打つたびに
 子どもが一人死ぬ

というような、うろ覚えだが
そんな詩があって
胸を打った

その後
 ....
死とは何か、
そう問われる

君にとっては死は何なんだ、
そう問い返す

彼は言う


なんてことは無い
死とは 謁見すること だよ


意味がわからなかったけれど
 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
穏やかな夏の青い空に
幼い頃聞かされた赤く染められた天地が
嘘のように
頭を刈った少年たちの
淡い掛け声が響いた

誰もが歩む死への行進
だけど殺し合いは御免だ
「兄弟仲よに分けないか ....
上司にこころを許してはならない

仕事ができる部下たちのそれが鉄則だ


仕事とは愛人のようなものだ

最愛を具現化した愛人のようなものだ

愛人の白い肉を

部下にたわめられて ....
ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
窓辺からずっと虫の音がしていた

部屋をくらくしてそれを聴いている

目を閉じているのか

目を暗やみに開いているのか

もうわからなくなるくらい

虫の音につつまれていた

 ....
風邪ひいた
鏡の私が情けない顔で
くしゃみを3発
脳味噌が揺れる
くしゃみを3発
モナ・リザもくしゃみをする
その時
?泣く女?もくしゃみをする
アイスランドもくしゃみにぶれる
世界 ....
ゆるい水枠に
日常が
切り取られていく

何もかも
光をよそに
不確かさを帯びて
透けている

取り壊されてしまうと
そこに
どんな家があったか
わからなくなってしまうように
 ....
あと何分
同じ事 話し続けるんだろう

向かい合わせで
喋るなんて
テーブルを発明した人はデリカシーが足りない

雨に叩かれる窓
明かりが強すぎる店内
雑然と
雑念が
入り交じる ....
おおきな雨のあとだった

朝の坂道を電動自転車であがっていた

坂道のうえの空がいつもより狭く見えた

木々のみどりがせり出していたのだ

夏も終わろうとしているのに

せり出した ....
 
 
秋は
だれなのだろう
すずしげな顔をして
そのひとが
やってくると
しん、と
静かな音がする

みのりの秋と
ヒトはいうけれど
秋は
みのりなどではない

あまい ....
ベテルギウス

遠く遠くある物は 遠くにあるだけに過ぎず
遠くが近く感じるのは 心が距離を飛び越えるから
長く長く旅をしてきた 随分と時間がかかって
その光は とても小さくなってしま ....
朝のうちに
小さな未来を想って
二段重ねの
小さな容器を
すきまなく埋めていく


もう何も
いらないと思っていたけど
やっぱり同じに
朝はきて
そんな莫大なものに
途方にくれ ....
暗がりを作る小さなものを
目をつむり見つめる
どんなかたちも妨げない
光の矜持がある


よびさます きざまれる
ふりまかれる こがねでもあり
みどりでもあ ....
どうしようもないことばかり口にしてしまう
虫の声さえ聞こえない熱帯夜
最終電車もとっくに過ぎていってしまったのに
私は今夜も寝付けずに
見えない星を探しながら考えてしまう
私はこの世に生まれ ....
神秘を踏み外して世界が回る
その少し下 メランコリーの上辺を
飽きもせず日々の生業に傷つく
21世紀のシチズンズ・オブ・ザ・ワールド

歌うように花が咲いて
またコスモスの季節なのだと気づ ....
世の中に無駄があるとしたら
自分のことだなんておもったりして

そんなことないよって言って

無駄な会話に思ってしまって
横耳できいていた
一瞬大事な言葉がよぎり
顔みつめたけどあなた ....
ベッドの中の
君に

昼間の面影を
さがす

哀しいけれど
あれは幻

君が
瞳を閉じたような
気がする

ため息ひとつ

僕は静かに
明かりをおとした
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
声の置場- 小川 葉自由詩2*10-9-23
交差点- 徘徊メガ ...自由詩410-9-23
クレープは包むものだ- N.K.自由詩19*10-9-23
Microcystis_aeruginosa- ペポパン ...自由詩3*10-9-22
敬虔なる- 榊 慧自由詩1110-9-22
under_the_rain,_under_the_moon- は やし ...自由詩510-9-22
なんにもない- 生田 稔自由詩210-9-22
美しくない- ふくだわ ...自由詩310-9-22
敬老の日- 朧月自由詩210-9-22
わたり鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-21
流すひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*10-9-20
けっきょくすき家に投資した- 小川 葉自由詩6*10-9-20
質問- セルフレ ...自由詩210-9-20
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
彼岸入りに- within自由詩15*10-9-20
コンクリートのルール- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-19
すこしあるこうか(3)- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-19
すこしあるこうか(2)- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-19
微熱- salco自由詩11*10-9-19
ゆるい思い出- Akari Chika自由詩1*10-9-18
boring_man- Akari Chika自由詩3*10-9-18
すこしあるこうか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-18
秋に- 小川 葉自由詩6*10-9-18
ベテルギウス- itukamitanij ...自由詩4+*10-9-17
お弁当- sio自由詩8*10-9-17
不季途- 木立 悟自由詩510-9-17
バースディソング- 涙(ルイ ...自由詩710-9-17
惑星の回転する音が- 瀬崎 虎 ...自由詩210-9-17
ミラクルトレイン- 朧月自由詩310-9-17
素顔のままで- 花形新次自由詩210-9-17

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