すべてのおすすめ
後ろ向いた
舌出した
べろべろべー
ちょんちょんと飛び跳ねて
あなたの心を引き寄せる
遠く彼方に浮遊する
あなたの心が近くなる
もっとここへ来て
私はあなたの好きなひよこ
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった
さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
誰も手をつけないハート型のクッキーがある
目覚ましの音が鳴ったら
脊髄からの命令でボタンを押す
腕をフトンに引っ込めたら
脳が朝に在るあたしを認識する
薬は早期覚醒を抑える
暗闇でのしかかってくる壁は消えた
もう少しの辛抱 ....
着くまでに予習するはずだった
隣のおばさんは
自治会の会合に熱心すぎる
向かいのおじさんは
信心深くて線香を焚きすぎる
あたしは
隣の女子高生のアニメ友達だし
向かいの大学生とはテニスをする
純粋培養の仲良し ....
乱雑な色彩に紛れた美しい蝶
鈴のように澄んだ歌声は皆を惹きつけた
キラキラとした鱗粉をまとい、
ゆらゆらと魅惑する舞を皆が愛した
幸福を囁き癒しを与える蝶もまた皆を愛した
そんな平和がぐ ....
虹の空を歩いて跳ねた
遠くでは
雨粒が水たまりに幾度となく指紋をつけている
灰色の朝、続くまどろみ、
曇天の間を隠れ現れ 隠れ現れして
時は止ま ....
きみに抱きしめられたとき
気が遠くなりそうだった
だからあたしも
力をこめてきみに抱きついた
気を失ったらダメだ
って思ったんだよ
そんなことで
あたしを責めたりしないでよ
....
美辞麗句には見向きもしない
辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ
鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら
それは決して暴かない
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。
「○○さんが沖縄から来て
この近所で詩の展示をやってるよ」
* ....
振り回した腕が
どこかにぶつかって
赤い血の線が走り出した
あたし傷ついてたんだ
だから痛いんだこころ
あなたに言わない
ことばがみえた
赤い線は
いつか文字をえがく
あ ....
僕は違うと言う
君はそうかなぁと言う
僕はまぁまぁと言う
Aが疼くまっている
Bが心配して、声をかける
Cは早く立ってくれないかなと思っている
彼、彼女らはこれから
宿した魂をおろし ....
牙を剥いた真夜中が俺の脳髄に噛みついて、裂傷のような夢ばかりが繰り返される、血を吐き、枕にしがみつき、気がふれる一歩手前、予感と結果が刺し合い、あらゆる思考が血まみれ、血まみれ、血まみれの ....
キレるところじゃなかった
歩いても歩いても見つからない。
だから、人生は続いていく。
探しても探してもわからない。
だから、人生には終わりがある。
繋いでも繋いでも変わらない。
だから、世界は ....
今の自分を乗り越える
自分の限界に 髪をかきむしって 悩むのは
それは 乗り越えるため だろう
背伸びした自分が そのまま力尽きたら
あとは 奈落へ落ちるだけだ
自分の限界は 自 ....
詩が好きです。特に現代詩が。自分で書くこともありますが、もっぱら読む側です。もっとも、読むようになったのは高校生になってからです。
図書館が好きでしたし、本も好きでした。周囲があまり読まない本を読む ....
はす向かいの煙草屋から2メートル借りて
となりに住む大学生から4メートル借りて
街頭募金を装って6メートル借りて
それでもたりなかったから交番へいって3メートル借りた
夜爆発して
住人が ....
○
喪失 は
まとわりつくのだ!
○
おぎゃあと出現し
A 何をすべきか・・・時代からの問い
B 何がしたいのか・・・自身からの問い
C 何ができるのか・・・生存す ....
どうしてすかれられないのか
それはなにか
ゆがんでいるからと
いったとして
きっと
もう
でも
クッキーをわたそうとおもう
まがっていてもわたす
かってないいぶんだがわたす
それが ....
私が死んだら
悲しんでほしい
私がもういないことに
私が死んだら
笑ってほしい
私が生きていることを思い出して
私が死んだら
忘れてほしい
生きてるあなたが何よりも大切だから
....
冬の音なんてどうせしないとおもう
私たちの前にはなんの音もない
空に浮いた私のカラダを
かろうじて文字が支えている
悲しくなんかないのに
雪がふるから痛いよ
まるで忘れていた場所か ....
揺すらないで
覗かないで
ノックしないで
猫はいや
汚いものが沈んで
息がつまる
追い詰めないで
掬わないで
閉じ込めないで
逃がさないで
窓はどこ
酸素が欲しい
....
充足させるけれど
後腐れない
都合のいい場所には
都合のいい関係が出来上がる
手と手を取り合って行く
吉祥寺あたりのラブホテル
目指していた楽園も
朝にな ....
死について、
突然、その時は訪れる
死の実感は
高校二年の春だった。
いつもの朝の登校時
いつもの郵便局の角を曲り
いつものとおりのバス通り
いつもの調子で渡ろうと
いつもの歩 ....
夜になると何度も鳴りだす
その電話にはもう出ないで
そのストーカーは貴方が疲れ果てるのを見て楽しんでいる
無視が一番よ
何かに没頭すれば少しは気も晴れるでしょう
そうね 例えば恋 ....
切符があるから、電車に乗れた。
食券があるから、ラーメンを食べた。
パスポートがあるから、異国に行けた。
それならば
鏡に映る(わたくし)が
一体何者なのか?という
最も不思議な秘密に ....
真鍋かをりの
なんとか国大出て
結構学歴高いです
みたいな振る舞いには
鼻汁擦りつけたくなっちゃう一方で
そのニキビ肌にエロスを
感じるわたしは
プロアクティブに
怒りすら覚える
....
悲しみより圧倒的に遅い窓、電車の。
価値の違いを理解できない、爆音の。
情報を情報で重ね続ける、液晶の。
ユーモアの先端に知性が宿る、海馬の。
春風に乗る言葉たち包む、木綿の。
深い深い闇よ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283