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元旦
ぽかんと開けた口に

〈賀〉が入って わたしは   わたがし   になった   べたべた   甘すぎて   たまらん   と
〈誰〉が逃げだ   し
   わたがし  ....
数字がまた一つ増していくのを
昔より 特別なことだとは思わなくなった

人の恩 もらうは易し 伝え難し
僕は人の気持ちを何に変えてきたのだろう

ランドセル 背中の家路に 刻む罪
すべて ....
麗しい時間が
高速のように
過ぎ去るのは
なぜだろう

新雪を踏む
この一時の喜びも
同じ気持ちなのだろうか

淡い月夜の匂いも
沸騰したての湯気も
机上での思わぬ発想力も

 ....
いったいなんのつみがあろうか

しょうねんしょうじょに

おさないものに

つみをかす

だれにそのけんりがあるのだ

うたいながら

きみとつなぐ

あたたかな

ゆ ....
与えられた役割が重厚な鎧に見えてしまう。
それが羨ましいといつから思っただろうか。
先に進むに連れて、薄氷は深淵の暗さを際立たせてくる。
近くを見れば、多くのまやかしの灯台が暖かみを帯びて誘惑す ....
うしろめたさに それでも
かなり へこんでいたんだ
いつも みてくれているようで
さんざんな めにあいながら かくことば

あしたにつながる ちからをのせて
りんとしたまなざしで おくって ....
朝起きてテレビを点けると
ドキュメントをやっていた

2011年に何かの賞を
受賞した作品らしい

「記憶障害の花嫁」というタイトルで
車椅子の女性が映し出されている

年末でぼんや ....
ちっさなもやのなかで
あいまいにふわふわとうごく
じぶんがこわいからえをかいた
まっくろなかたまりのえをかいた
にっこりわらってる
まっくろなからだに
ぴかぴかしためで
にっこりわらって ....
蛍光灯が点滅する風呂場で濡れた身体が
一つになろうとして、震える手を抑える。
「痛い」とお前が言うから離した手を強
く、お前は繋ぎなおす。

お前は、ご丁寧にゆっくり身支度をする。
離 ....
客引きを振り切って
ビルに入った

エレベーターに乗って
3階に上った
扉が開くと
目の前に雛壇があって
女達が30人並んでいた
一斉に俺のことを見た

品定めしているのは
女達 ....
気まぐれを起こして
本棚を眺めていた
とある晴れの日
辞書のそばに
転がっている言葉
揺り起こしてみると
眠りから覚めた言葉は
おれに向かって
悲しそうにつぶやく


自分は
 ....
僕の一番真っ直ぐな言葉は
消えてしまった
僕が出来る全部のことは
終わってしまった

さよならが向かう場所は
知るだけ無駄だったんだ
悲しさは武器になって
世界とだけ戦える

 ....
死にたいけどジェットコースターは嫌 産声をあげて
もう一度、マリアを描こう

描いた幼きものは
旅先での思い出とともに
苦しむが
それでも魂を取り戻すには
時間がかかりすぎる

辛さを埋めるために愛し合ったが
さらに ....
      薄黄色に染まっている
落日直前の千切れ雲をかいくぐって
     どこで生まれ育ったのか
 どうしてここまで飛んできたのか
  ひたすら北風のなか生き生きと
     庭の柿の裸 ....
種は零れる
つゆの光る朝に
手紙を黙読する

ゆき場のない言葉を
ほほに風そう庭のお墓に埋めた
涙に黙礼をする

血筋を経た
自分が今ここにいることを
みつめれば
温 ....
働かないおじさんは
今年一年働かなくても
生き延びられたのを
自分自身に感謝しつつ
来年も
働かないで済むことを
心の底から願っている

「それは全てあなたたちの
年末の頑張りにかか ....
花のように生きることが夢だったのに
こんなに老いてしまった

何もかも失くした私には
魔法が残った
沢山の花を枯らせる魔法
心に咲くどんな花も
枯らせてしまう

私は魔女ねと
窓辺 ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
昔の彼氏に
あたいを捨てたことを
後悔させてやるとばかりに
AカップをJカップに
豊胸した姿を見せに
東京に出てきたものの
「そこじゃないんだよね」と
もっと他に直すとこあんだろ的なこと ....
弱虫の夜明けはまだ来ない
弱虫の夜明けはまだ遠い

優しい話をしておくれ
悲しい話しは運べない
嬉しい話をして欲しい
愛しい人がしておくれ

俺はきっと
いつまでも
弱虫のまま
 ....
           131227
今朝も断続的に雪が降る
大動脈を絶たれない訓練が
湿り気を帯びた雪を降らすんだ
知ったかぶりを披露する乗客たちを
スコップでいっぺんに運んでゆく
線路脇 ....
思想と無縁に庭の茂り

知識は及ばずの緑みどり

なにか悲しい主無しの蜘蛛の巣

なにも冬に咲くことなかろう薔薇

及ぼせはしない

そこに膝ついて

深く覆えよ雪と

枯 ....
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ

 小川一本の県境
 だからといって
 
 天候が
 変わるわけでもないのに
 天気予報は変わる

 水の性質が ....
漠然とした倦怠感。
終わりゆく夕陽を見つめ
今日を悔いながら
眩しかった昨日を懐かしむ。

少し深い方をみれば
生き生きと今日を抱きしめている人々がいる。
絶望を噛んでいる場合じゃ ....
αは叔父さんだった

叔母さんだった

ぼくは友達から聞いて知っていた

それはひどく納得できた

その日いつものように夕飯を食べながら

からだじゅうが痛かった

叔父さん叔 ....
納得はしない
納得する問題はない
走馬灯のように
旅の思い出が映える
仲間がいた
今はいない
逃げるように生きた
生きるためには逃げざるおえない
レコードを回転させる
唄は選べなかっ ....
手の平を見つめる

指の間から零れるものは
幸福の粒と
不幸の砂
選ることもなく
一緒に零れ落ちる

頭上から降るものは光
雲に閉ざされた陰も降る
選ることもなく
一緒に降り注ぐ ....
からかいが善になれと夢見て眠った
心がほしいと思う人の柔らかい心はクリスマスベルの響きのよう
リンゴンリンゴン金色の
何一つ手に入らなかったし誰一人認めることが出来なかった
弱気な心をロックさ ....
そっとしておいて

軽やかなジャンプ

手をつないでゆっくり

静かなダンス

浮きあがる心は

淡く光る

しっとりと濡れた街は

柔らかなマシュマロのような

つつ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
我田引水- 阿ト理恵自由詩10*14-1-3
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月ひとつ放り捨てたか_夜半の空- 板谷みき ...自由詩6*13-12-31
ぎゃん- うんち自由詩6*13-12-30
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