すべてのおすすめ
他人がお前に関して言ったり書いたりしたこと
それを通して自分を知ろうとするお前
そこに最大の過ちがある
自分で書いたことをもって自分を知ろうとせよ
自分は外部に存在するのではないことを忘れるな ....
雨粒がポタリポタリと落ちるのを
ショッピングモールの四階の暗い駐車場で
一緒に見ていた
やわらかい君の太ももはあたたかかった
じっと雨粒を見つめているその長めの睫毛は
ぼくにとてもよく似てい ....
生きてるってサイコーなんですかね?

まだ生まれたばかりの赤ちゃんに
その耳元で囁いたって
泣き出すだけです だけですよね
 この世界に産まれてこれてサイコーかい?
聞いてもちんぷんかんぷ ....
更けゆく夜はひたすらに
孤独の深い陰影を
白けた顔して曝け出し
薄い涙がつと流れる
薄倖の人、天破り
漆黒の闇に降下する

幼い記憶の光景が
眼前に広がり来たるまで
ひたすら遡行し孤 ....
ぼくを見捨てたもののためにぼくは死ねるだろうか


晴れた日の正午に
だれの記憶にも残らないやり口で


光のなかで明かりを消すように


永遠より午後の芝居を好むように夜は長 ....
僕は思うのだ
空を 僕は
でも この 目に
僕は壁を感じさせられながら
そのとき私は十六歳で
まだ何も罪は犯していないと思っていた

電車に乗って席に座ろうとしても空いていなかったので
つり革をつかんだ
そして
向き合った席にいる人の姿に
私は驚いて
目が ....
雨の気配が春を連れてくるから
煙草の味がわからなくなるくらい
泣いてしまいたいのに
涙は出てこない
小さな井戸からかなしみを汲み上げても
ここまでの距離は数えられないのだ

どこかへ向か ....
これでもかと歯石を取り尽くされ

すかすかすっからかんの帰り道です

もう何も持っていません

昨日までの悲しかった人生も

明日からの悲しいであろう人生も

もう何処にも無い ....
失態

追及

責任転嫁


ベロ出しチョンマ
昨日より
今日食べたいちごは甘い
そうやって僕は春を感じる

砂漠の中で
獣とぶつかって
探り合いながら破れた
ポケットの穴に
吐き出せない種を撒くから
ここには雨が降って欲しい
 ....
空を見上げて歩いていた海で 
カレイを拾ったことがある 砂の中にいた
それを投げ上げたけれど 空の下で
ざらついていた それを 拾わず帰った
たぶん僕は悩殺よりも瞬殺派だ
まわりくどい締めゴロシよりは死刑が良い

ときどき趣旨を忘れたりするが
詩みたいなものを日記みたいに描く

僕にはまっとうな友達がいないみたいだ

アビー ....
前方不注意で迷い込んだ森で
僕の死骸は笑っていた

それが実に正夢で
私は確かに発狂している

もう望んでない
もう恨んでない
上澄みだけが
強がって

僕を守ろうとした
無意 ....
         - Der Traum, wieder


一瞬で、どんな夢だったのか忘れてしまうが

胸が潰れるような氣持ちのさなか目覺める

かたちのないもの

かんがえにな ....
すっかり日々は暖かくなり
桜もいよいよ開花間近
なのに私の心は鉛の様
不安と恐怖が波打って
奥底から沸き上がる
(昨夜は凶暴な悪夢に襲われ
汗みどろで目が覚めた)

すっかり日々は暖か ....
米って左右対称じゃない
犬歯のように少し欠けてる
その犬歯みたいな米は
臼歯で噛むと甘くなる
そういえば
オオカミの犬歯を
あの人はお守りにしていた
もっと噛んでくれてもよかったのに
白い皿をニトリで手に入れたのだ
栗を置くための土台として
アスファルトには一体何が置かれるべきだろう
ゴムボールを手に 考えていたのだ
ロザリーは十五才
廃業したスクラップ工場の敷地の外れで
ハーケンクロイツみたいなかたちになって転がってる
もう腐敗が始まっていて
あらゆるおぞましい虫に集られて喰われている
ささやかな雨 ....
{引用=焼香}
{ルビ鶫=つぐみ}を威嚇する
{ルビ鵯=ひよどり}の
声は形より
広々とこまやかに
震えた
春の微粒子
住宅地の雪解け水を
長靴で測り
黒いコートに受ける
日差しを ....
絵柄のないパズルでも揃えなきゃ
無ってそういうことなのかも
湯気のような靄のような
差し込んできた光か照らし出された明かりか
今はどちらとも信じたいと思った

失ったものや別れた人や
 ....
葉っぱが
ひとり遊んでる
くるんと
まるく
じぶんをすてて
も一度
ハラり
わらって泣いて
あたたかさはいつも
敵わないほどに傍らで咲いて
叶わないたびに散り
地面をひたすらに覆い尽くす
 
しあわせという匂いにむせて
風のつきあたりでは
くるくるくるくると
止むことなく空へ ....
血の色を塗り固めたような阪急電車と





薄い水臭いグリーン色の市バスが



 ....
寒さはもう感じない
生暖かさが
ウキウキ感を連れてくる

何をやっても上手くいくような
何とも言えないポジティブな流れ

新年度が始まり
落ち着かない日々が続いても
嫌な気持ちになら ....
少し高めの なるべく太い枝に飛びついて

ぶら下りながら 木の幹を歩き上がり

背面飛びで足元から滑り込むように あの枝に座り込む

もうひとつ上に行けるかな 立ち上がり 

手をかけ ....
どうにもこうにも
食指が動かねえ

こんまり師匠の言葉を借りれば
「ときめかない」ってことだろうさ

わかってるかい
そこのキミ
 
 
塩水を買って帰る
安かったから、と妻に渡すと
またこんなもの買ってきて
そう言いながらも大事そうに抱えて
海に帰っていく
今日のおすすめはこれです
テレビの人が言った
(午前 ....
{引用=読みたい本がある
明日にしようか
明後日にしようか
書店に行き
お金を払って
買って読みたい
詩でなくとも
ロマンスでなくとも
料理でなくとも
指で頁を繰り
じっと ....
気配を交わす
凪いだ水面に立ちこめる霧のような
気配を交わす

かたちあるものは
言葉にしたものは
どんなにいとおしくても
見つめつづければ

 シュ

 ル
  ト
  ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鏡に向けての檄文- 六九郎自由詩2*21-3-21
笑顔- 道草次郎自由詩10*21-3-21
生きてるってサイコーなんですかね- こたきひ ...自由詩221-3-21
孤独の檻- ひだかた ...自由詩1221-3-19
観光バス- 末下りょ ...自由詩5*21-3-18
どこかの道で- 番田 自由詩221-3-18
アルビノ- 佐々宝砂自由詩621-3-17
カウントレス/未遂- 橘あまね自由詩521-3-17
すかすかすっからかん- クーヘン自由詩7*21-3-17
テヘ- ヨロシク自由詩121-3-17
トレンチコートの詩- ミナト ...自由詩321-3-16
潮干狩りとカレイ- 番田 自由詩421-3-16
所在- 梅昆布茶自由詩11*21-3-15
死骸- TwoRivers自由詩14*21-3-15
ひとでなし- 墨晶自由詩6*21-3-15
春の肉感- ひだかた ...自由詩421-3-15
- 黒田康之自由詩221-3-15
水色の午後に- 番田 自由詩221-3-15
ロザリーはスクラップ工場の外れで- ホロウ・ ...自由詩7*21-3-14
反省なんかしない- ただのみ ...自由詩7*21-3-14
今はどちらとも信じたいと思った- 余韻自由詩121-3-14
葉っぱ- 道草次郎自由詩6*21-3-14
眩しさから逃げるように春を- かんな自由詩421-3-13
京都チキンジョージ- TAT自由詩2*21-3-13
春の日常- 夏川ゆう自由詩421-3-13
木登り- 短角牛自由詩4*21-3-12
ときめき- パン☆ど ...自由詩321-3-12
つぶやかない(二)- たもつ自由詩1121-3-12
春の本- 津煙保存自由詩7*21-3-12
気配を交わす- 塔野夏子自由詩3*21-3-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279