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透明なコスモスがつぶやいて
風鈴の綿雲は
はやぶさの風来坊となって消えた
かがり火ょ
赤いランプとともに
燃えつきょ
鬼火ょ
白い灯台とともに
燃えあがれ ....
やぁこんばんは、プラネタリウム太郎
星好きな座敷童子
まずは一献
詩の朗読会、即売会
駄洒落ナビ
星合いクッキングスクール
プラネタリウムだからって
星を見るだけでなくてもいいの ....
お兄ちゃん仕事は?
外回りの途中なの?
こんなところにひとりぽっちで
噴水のそばでジャムパンかじって
なにやってるのお兄ちゃん?
さみしくないのお兄ちゃん?
どうしてそんなに童顔なの?
....
おこがましいとは思わないのか
お前はなにを勘違いしているんだ
お前はなにを勝手に重ねているんだ
お前が心の拠り所とするものは
お前とは全然比較にもならないほど
熾烈な生存競争の中に身を置いて ....
股で支えていた文字が消えて 心変れずに唇にはいる
らしい歌をうたえばこの周りの空気は耳をすまして聞いてくれる
これが人だ だえきに包まれて 舌の上でゆっくり眠れる
いつも変れぬ闇を愛して 守 ....
入浴(4)
今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を
妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
手さえ握られたことないのに
あれは高校二年生の今頃だったか
「あの子ってやりまんらしいよ」
そんなあらぬ噂を言いふらされたことがある
誰かしら噂になっているなと感づいていたけど
まさ ....
歩き疲れて立ち止まる
道に雨が降り出して
静かに静かに降り出して
道に輝く石畳
次第に次第に濡れてくる
並木の青いプラタナス
静かに静かに濡れてくる
歯を食いしばり空を見る
見 ....
宇宙はぼくらを試すことがない
あらゆる事象は試練などではない
この愛をつづかせようとすることに
なにかひとつ肯定的なものさえあれば
たとえばそう
風わたる空に揺れる
....
私の
白い爪の先を
撫でる
あなたの大きな
親指
電車の隅に座って
人目を避けて
生きてきたのに
手鏡を見つめる
自分の顔と
その向こうに流れる
車窓の景色
懐かし ....
ふたりで眠り込んだベッドの窓辺には
二週間まえ満月と金星がいてくれた
急斜面に生えた常緑樹たちの縁どりが
この五年かんおまえに微笑んでくれていたんだね
みどりになりたいよ
....
ハスの花は
決して幸せではありえない
どれ程の穢れと
どれ程の辱と
どれ程の悔しさの中で
生きながらえて
どれ程 他人が怨めしいことか
凍った心は石化して
永遠に解けることはない
死 ....
船着場で紫の
アメフラシのひだひだが素敵
こいきに落下してくる小さい音
左舷右舷
手がヤニで光っている
かざす指の間に夜空
羽虫が落ちたり飛び上がったり
ひだひだの
包帯の隙間から何か ....
うすら寒い夜にはホットジュピター
地球人はずっと宇宙人を探していたので
まず宇宙人のいそうな星を探すことにしました
ぼんぼこ燃えてる恒星よりは
生命体には惑星だろうと
まずはカニ座の55 ....
愛してるを
生きているうちに
どのくらい
伝えられるんだろう。
愛してるって
伝えられることの
素敵さや
大切さに
どのくらい気づけるんだろう。
....
薄くめくってゆけば出口があると
思うのだろ
決めてるのだろ
片手を壁につけて
ゆくんだよと教えた
両手を水平に保って
おぼつかない足取りで
リズムにあわせてすすめば
ほらついた ....
もう解約したはずの
父のメールアドレスに
メールを送る
すぐに返事がくる
なんだ
やっぱり生きていたのだ
Delivery Status Notification (Fai ....
誘惑に楔を打ち込んで
眠る時間まで起きていると
耳元で死に際を忘れた
昆虫が床に爪を研いでいる
仕事の量で計るものでは
ないのかもしれない人の生に
僕はまだ何も成し遂げていない
長い ....
君に愛されなくなったら
あたしの心臓も
止まってしまえばいい
君の目が 声が 手のひらが
あたし以外を愛おしそうに触れたら
その瞬間
まるでオーバーヒートするみたい
体中 ....
リクルートスーツとかマジありえねぇんだけどーきゃははははぁははは、とか言って左手で膝叩いて右手で指さしてたら、その女が奈津子だったから俺のちんこは死んだ。
マジ勘弁なんだけど、このブサイク、死ね ....
電話がかかってきて
行ってしまった
幸せになるんだ
といって
コケリンドウの
花をみつけた
ちいさな青
の付け根のあたり
淡く
消えそうなものに
私はいつも憧れる
たくさ ....
骨のコツコツ鳴ります
糸の編むように眠ります
サバ缶とサケ缶の区別はつきます
お尻から椅子に座ります
迷路の続きにまた迷います
....
プロポーズは
提案なのだ
コンフェス
告白でも
意を決した
まなざしでもない
明日
映画は何にする?
って
当たり前の
昨日と今日の
あわいに
そこに咲いている
....
安っぽいパフェのような
ありふれたクリームの
ことばなら
いらない
たとえば
リンゴ
歯ごたえと
その甘さ
いずれをも味わえる
絶妙のスライスを
私は
常に意識する
....
運び出された棺は小さかったので
担ぎ手は四人で足りた
会長は、喜寿を過ぎても出勤していた
迎えの車がリムジンだったのは
会社の沽券に関わるだけの事で
カーヴに技術を要するサイズだったのは
....
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ....
早朝に雨が
鳴いている
目覚めもままならない夢現の耳元を騒ぐ
水の弾きと滴り
薄暗い窓辺は濡れたまま空を映す
うなだれ余した昨日までの日照りが
一清されるように流れる中で
肌を掠める ....
一定、一定の過去を創りだす
わたしの
しんぞうのうらがわの、
思想力と安楽死を求めてる、
わかく
やわらかく
なまぬるいそんざいかん
…
宇宙葬に関わっては、
いまだ周囲 ....
私の小さな声が聞こえますか?
この小さな息づきが聞こえますか
心臓を
守って
眠っている
今にも落ちそうに
大きく揺れている 鈴の音は
広すぎる世界の隅々まで
響き渡らせるには ....
切り立った断崖の道を
あなたは独り 駆けていく
何物にも動ぜぬ 意思を以て
もしも その先に待つ
あなたの夢が
輝き放ち続けるなら
私もあなたの背中を押そう
あなたの手を取っ ....
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