すべてのおすすめ
仕方なく離れていく 気持ちの整理もつかないまま
とめどなく流れていく 風や川のような感情が
言えるはずの無い言葉を 言わせようと囁きかける
それを無視できるほどの 強い僕じゃないし
自分を慰め ....
引越しの時に見つけた
ほこりまみれのアルバム
手を止めてめくってみる


生まれた時の自分は
信じられないほど小さかった
小学生の頃の自分は
今大嫌いなピースサインばかり
高 ....
お前が素通りしたあの人は、次の日に消えたよ
お前が素通りしたあの世界は、次の日になくなったよ

しらなっかたから
興味なかったから

お前が素通りしたあの人は
お前が素通りしたあの世界は
臓腑の裏側にまで入り込んだ言葉を引きずり出して
今夜俺はあらゆるカテゴリーに唾を吐きかける神になる
すでにあるものならもう二度と追いかける必要はない
安全圏で無頼漢気取るなら筆 ....
街灯の先にある交差点、ボーッと浮かび上がる黒い物体 誰も顧みることの無い深夜 行き交う車も無い漆黒の深夜、黒い月

それは奇妙な物体、人体様のものだが、部位それぞれが異なる。体毛はうっすらと生えて ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
その夕刻は
果てなく寂しい金色でした

誰か、
いや、何かに
からめとられたような拙さが
その時ばかりは輝いて
どんなに小さな約束ごとでも
あなたにやさしい髪飾りとなって
わたしは長 ....
俺たちはもうそんなに遠くへは行くことができない
俺たちにはもうそんなに力が残ってはいないし
それにもうじゅうぶん遠くまで来てしまったから

石段を降りた水面の高さから
今度は二段昇った水の上 ....
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで

空っぽになった 言葉の引き出し

錆びたシャベルで庭を掘った 
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
いろいろな君のこだわりを
僕らはようやく
理解できるようになったけれど
それでもまだ
十分とは言えなくて

突然君が流した涙の理由を
推し量ろうとして
時々僕らは
右往左往する

 ....
恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか

ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように

私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている

も ....
 ゆするくんが席をゆずった
 ゆずる君が席をゆすった
 ゆするくんが席をゆすられた
 ゆずる君が席をゆすり受けた


 ゆするくんがゆずる君を揺する
 その順番をゆずる君 ....
ある日 目覚めると
世界は少し 変わっていた。

ある人は そう思って
すべてを好奇心の目で見る。

毎日 目覚めは同じで
世界はいつも 同じ顔をしている。

ある人は そう思って
 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


あしたてんきになあれ
ふたりでデートにいこう

きょうは週末ハッピー土曜日
いっしょにあそぼっ ....
あの日、あなたは逝ってしまったと
聞いた
ぼくはドーン・グロウの朝焼けを
小さな宝石にして
ポケットにしまった

憎しみは残り続けるかもしれない
しかし、憎しみとはなんと
陳腐 ....
五体満足であった頃
僕は不完全だった
すべて整っているのに
僕には自分に
見える物が
聞こえる音が
感じる手触りが
踏みしめる足跡が
遠くの祭囃子みたいに
理解しようとして
 ....
夏の終わりが
僕をくすぐるようだった

沸きだした熱が
いつの間にか
きみのかたちになって泣き出すと
僕は立ち止まるばかりだ
ここがどんな道でも
同じ

夕暮れの光は
ふたりを隠 ....
誰もお前なんか見たくないんだ
視界に入っているだけなんだお前は
フレームの中にお前がいるから
見たくもないのに見えてしまうんだ
だから早くパンツを穿いて家に帰れ
公務員試験の勉強を始めるんだ ....
すずめをひいた
会社に出勤途中
青空の下でひいた

フロントガラスからみえた
ちゃんと道の上を横切ったのに
なんですぐ私の車の下に引き返すの
くちばしから餌を落としちゃったのか

あ ....
君の用事を手伝って古い港に僕はゆく
頭上は悲惨な曇り空、八時というのに薄闇で
足下転がる野良の子猫は適度に餌を期待する
「午後には雨が降るらしいからなるべく早いうちがいい」
 ....
飛べサクラマス  二丁拳銃前に突き出しドアを蹴破る。
 ナイフの風が吹く。二の腕、頬を切り刻む。
 赤い光が目に刺さり、黒から白へ、警報が鳴る。
 天井から落ちる滴が水溜まりを走る。
 心臓は腐っていた。
寝る前の入浴
妻は顔と手と
背中を
すっかり
洗ってこすってくれた

それから
ぐっすり寝て
朝の鏡には
若くなった
自分が

ありがとう妻よ
君のために
こうして詩を ....
どんな時も星空はある。
雨の夕方にも曇りの真夜中にも
青々と広がる空が頭上にあるときも。
その青空の、雨雲の、曇天の、
その上には常に闇があり星があり、
この世は闇に閉ざされた空間こそが常で ....
「頑張らなくていいよ」

君はいつもそう言った

「頑張れ」「頑張れ」「頑張れ」と 応援している人に雑じって
「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」
一際大きな ....
「はい、二五十円ね」
安さ(そこそこうまい)が自慢の弁当や
座って食べれる気さくなところ

小さな厨房は午前二時から真夏の修羅場で
汗と油と大さじ少々がフライパンのような熱でうたって踊る
 ....
それが大事なら

少しの失敗だって堪えるもんだ

そんなことが重なれば

意外と脆くも混乱する

なんとか眠るのが

精一杯な夜もある

それすらできず

気持ちの溢れる ....
セーブポイントがないから




ダンジョンの最深部で極上の宝物抱えて






持ち帰れずに死んでゆく






 ....
夏の踊り子たちが、フロントラインで
そろそろお終いみたいな
けだるさをステップし始めた
ウェイターは素知らぬ顔、だけど少し冷汗をにじませて
「お帰りはあちら」と色褪せたドア ....
とかげたちが庭の敷石の

こんもりしたのに静止している

とかげたちが静止しているのが

なにかに似ていると思った

ちいさな蛇のような

ちいさな恐竜のような

ながいしっぽ ....
鵜飼千代子さんの自由詩おすすめリスト(8366)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロボット- SEKAI NO RET ...自由詩110-8-23
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【文字における】_ゆするくんとゆずる君_【リズム感】- ヨルノテ ...自由詩3*10-8-22
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入浴(3)- 生田 稔自由詩410-8-19
想像せよ- 佐々宝砂自由詩4*10-8-19
ループクリーナー- 愛心自由詩5*10-8-18
弁当やの麦茶- 乾 加津 ...自由詩4*10-8-18
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さらりーまんが_あらわれた!- TAT自由詩4*10-8-18
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星座たち- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-17

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