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時が雨として降りしきる

そして時から隔離された部屋の中で僕はぼんやりと外を眺めている

細やかな粒として

時は風に吹かれて舞う

時計は動かない

時は全て雨になってしまったか ....
高層建築物の根元に椿が凍結している

定義されてしまった人間
表面は奪われてゆく
相互関係は失われるままに断片化されてゆく
体温のある調度はあるいはパック詰めされた精神

光沢のある闇が ....
水がうろたえていた
「レセプタがないから、レセプタがないから!」
額から汗がぽたぽた落ちて
やり場に困ったように腕が
頭を抱えるそぶりを見せたり
突然ひきつけを起こしたように首が
一般的に ....
黒い独楽に心臓を奪い去られた街が
朝を待っている

メダリオンを施された靴が
血と土を踏みしめ

骨ばった指の先が
染みのついた君の前歯に触れる

君はいろいろなところに穴が開いてい ....
北大路京介さんの一般詩人-さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時の雨- 一般詩人 ...自由詩9*13-3-29
夏が来るとき- 一般詩人 ...自由詩4*07-7-19
水のこと- 一般詩人 ...自由詩4*07-7-2
半透明な休日- 一般詩人 ...自由詩2*07-6-30

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