すべてのおすすめ
ずた袋が歩く
今日の虚しさ
昨日の悲しみ
入れてない人はいない
一人もいないさ
みんなずた袋
明日になんてお絵描きしない
だからさー電車で
対面の頭ごしに
すっかり縁遠い昼間の空見た ....
遠くのほうで 貝殻色の天蓋に
やがてちいさな穴があき
こぼれる石笛の一小節を縫い付けた
あかるい羽衣の 恵みを象徴してもたらされるもの


鉱物たちがふくんでいる 大きな知恵の営み ....
 よく晴れた夏の日の朝、私は海岸沿いを走る電車のシート
に座っていた。ふいに砂浜のぬるい風が窓から吹き込んでく
ると、私が飲み干したペットボトルの中に、しゅるしゅると
渦を巻きながら吸い込ま ....
丈の短い幸せと
待ち伏せしている
控えの衣装コロモた(経)ち。

煮詰まる水あめが
とうとう金色かかってしまった。

「どうして、こうなるんだ・・・」

「焦げる」とは
きっとそう ....
不条理な夢で目覚めた朝
もの憂い倦怠感で
頭の芯がズキズキ痛む

夢とか希望とかそんな言葉で
ちっぽけな人生を飾ってみても
掴めるものといえば
ほんのひと握りの砂だけ

現実をみろ
 ....
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた

嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように

鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ....
体が溶ける謎は説けぬ

君は去った街に残るのは

涙の水溜まり

途切れなく続いている毎日

心の端の方では落ち着くらしい

ほどけなくなった靴紐には

最終的にハサミの刃をあ ....
優しかった思い出や

それにまつわる様々な笑顔や話し声を

忘れたわけじゃなかった。


ただ時々蹴飛ばしたくなる。


散らかった洗濯物みたく。

転がった空き缶みたく。
 ....
杉の林は等間隔に植えられている
不要な(人間にとって)
細い横枝は
ばっさり切り落とされて
そのまま
そこらに置いておかれる

君らは要らない枝なんだ
役にたたないものを
育てるなん ....
            細胞のひとつひとつが
            ふつふつと沸騰しはじめ
            身体ぜんたいが熱を帯びる

            生きている ....
ミセスキャンプリングは夫をうしなった

だから彼女はもう夫に手紙をかけないのだよ


ミセスワトソンは夫のデビッドとぼくとジョージーとウイッジーがトランプゲームをしている時にプラムをふるまっ ....
部屋の東側にある窓の向こうから
そろりそろりと気配を感じた
冷たい空気にかき回されて
輪郭はひどくぼんやりとしている
わからないけど
生え際にだって届きそうな気がした


ベランダで育 ....
白紙はいつまでも白紙のままで

書いては消されるアイデアの断片が

残る事なく散らかっている


昨日作った雪だるまは

半分溶けかけていた

滴る雫のひとつひとつに

私の ....
ある日 人類は自分たちが 
    たったひとりの人間から生まれたことにした
ある日 人類は自分たちが 
    七十億人いるということにした
ある日 人類はアフリカとかいう大陸をでるとき ....
耳が動いて
ふゆの知らせ
どこもかしこも
なんの匂いもない
白い犬並んで
黒い犬と並んで


でかけながら
遠ざかる 町
みどりの橋のほうで
あるく人はどこへ
しるしを付けて
 ....
 無性に活字の大きい本を読みたくなつた。老眼だから。出来れば薄つぺらい本がよい。根気が続かないから。一五〇頁位が手頃だ。しかも中身が空疎なものがよい。血の巡りが悪くなつて頭まで血が行かないからだ。重要 .... 雨の日は嫌いじゃない

君を抱きしめている時も
まるで
雨が僕らを包んでいてくれるようだし

こんな日に君が
傘差して迎えに来てくれることなどを
想像するとわくわくするんだ
いつか聞 ....
さらりとした湿気
2月なのに春の匂いがする
懐かしいアイスクリンのような砂浜を
僕の手ですくって歩いた

空と海の境目なんて
とっくにきえている
僕はきみと少し
距離をとってあるい ....
しがみついていた

おっぱいを静かにきつくすっていた

ぼくのあたまは撫でられていた

もうひとつの手は優しいゆびで

ぽろんぽろんと撫でられていた

このまま眠っていいですか
 ....
どうもはじめまして
わたし「くまちゃん」と申します
とあるアパートの集合ポストの上に置かれ
かれこれ一年くらいでしょうか

わたしが「何か」と申しますと
まあ一言で分かりやすく申しますなら ....
今年こそ行こうねと やっとのことの格安バスツアー

強制イベントは トイレ休憩のサービスエリア

お土産ひとつ 幸せひとつ



 
なまぬるい浴槽は
たいていの私の体温を許容する
魚が泳げるくらいの
水質で呼吸をする


ああ
この浴槽の水がすべて
蒸発してしまうのはいつだろう
それは、
とても怖い

 ....
散在する
おと、おと、おと、おと、
らせんれんさになり
からみついてくる
どんな祈りや鍵さえもねじまげて  ....
これで終わりだ
哀しみの淵に佇んで
棺桶に片足を入れてみる
そこは冷んやりとしていて
おそらく恋しいとか愛しいとかいう
奥底から生まれるそういった波に襲われて
目覚める前の君の体温 ....
球い地球の表をめぐる水の一部が
立体の水槽に拉致された

 左右にたなびく水草を移植し
 静止した
 とうめいな境界線まで
 眼光のアフリカンランプアイが群れる
 コントラストにまぶした ....
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
ピアスの片方を失くしてしまった
お気に入りのピアスだったのに
あの日 あなたとふたりで
ショーケースを覗き込んで選んだ
高価だからと遠慮する わたしに
いつも着けてくれるならと
あなたが贈 ....
{画像=120205233911.jpg}


{画像=120205233928.jpg}


からっぽな心 / 電車の影を追って


電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
きょうはみどりといういろを
おしえてもらった
というけれど
だけどそれ
あっちも
こっちも
みどりで
みどりったって
ぜんぶちがうみどり
じゃないの
あれは?
いろえんぴつの ....
  チャイ屋の少年ラムクマールは指先で
  その裸の指先で
  皿やカップの料理を食べる
  コツをかれに教えてくれた
  ふるくからの言い伝えだと話してくれた


     ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
感じ- salco自由詩8*12-2-9
即興(春を待つからだ)- あまね自由詩2012-2-9
ぬるい風- 壮佑自由詩11*12-2-9
四時限.待ち受け- yuugao自由詩212-2-9
【_夢の中へ……_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-2-9
尊敬をこめて- ただのみ ...自由詩12*12-2-8
とりあえず全部なくすことにした- こめ自由詩1112-2-8
明日になったら- 永乃ゆち自由詩2*12-2-8
杉林- そらの珊 ...自由詩5*12-2-8
ささやく細胞- 石田とわ自由詩8*12-2-7
マルグレイブ_ストリート- 梅昆布茶自由詩10*12-2-7
冬ざれの朝、光の生え際- あ。自由詩12*12-2-7
白紙- ミツバチ自由詩412-2-7
うまれかわり- るるりら自由詩11*12-2-7
手紙- 根岸 薫自由詩4*12-2-7
愚痴- ……とあ ...自由詩8*12-2-7
- きりはら ...自由詩3*12-2-7
ヴァカンスのメモ- c自由詩512-2-7
おっぱい- 吉岡ペペ ...自由詩312-2-7
完成品- ただのみ ...自由詩14*12-2-7
お土産ひとつ- 殿上 童自由詩21*12-2-7
なまぬるい嘘- AquArium自由詩212-2-6
『メトロノーム』- あおい満 ...自由詩6*12-2-6
夜明けには死が待っている- 士狼(銀)自由詩612-2-6
立体の水槽- 乾 加津 ...自由詩23*12-2-6
このわたしを超えていくもの_2012- たま自由詩47*12-2-6
【_ピアス_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-2-6
からっぽな心_/_電車の影を追って- beebee自由詩28*12-2-5
みどりといういろ- 美砂自由詩2*12-2-5
バリにて、カメラマンK氏は- 石川敬大自由詩11*12-2-5

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