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農家のおばあさんが
小さな乳母車に載せているのは
自分の畑で育てた花だった

生まれながらにして背が低かった
歳をとり腰も曲がってしまった
それでも車いっぱいに花を積み込んで
今日も花を ....
君の横顔を覗いてみよう

少しうつむきがちなそのまつげに

触れてみよう

僕は

君のかけらを

毎日拾い集めては

つなぎ合わせて

毎晩君を想う

 ....
冬の雨が上がって
しっとりと潤った空気に
小さな蕾が目覚め始める

春と呼ぶにはあまりに早く
陽射が弱々しく届いて
蕾の外側だけがほんのり白く染まる

冷酷な北風には
他愛もない出来 ....
死ぬときって
今までの人生を思い出すって言うじゃない
君が亡くなるときに
君と出会ってからの いろんなこと
どんどん頭の中に浮かんできたんだ

君が亡くなったとき
もう愛することは やめ ....
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ

切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって

ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
 ....
ブリキのロボットはひとり
旅先の浜辺に{ルビ佇=たたず}んでいた 

羽織った黒いマントを 
浜辺の風になびかせて   


( 振り返れば 
( 浜辺には長い足跡 


拾った ....
 待っていたわ

貴方とあたしは 今だけ 絆を持つ


 期待してるの

もう我慢の限界 焦らさないで さぁ


薄い隙間から溢れだした 熟れた果実の香りは

あたしには何も感 ....
Happiness
ひとつくちずさめば
あなたの笑顔のように
すべてがキラキラね

Loneliness
ひとつくちにふくめば
あたしの瞳のように
すべてがブルーになる

Addr ....
何故だろう
生まれ落ちた言葉のひとつも
君に伝えられない

やさしく降りそそぐ
木漏れ日に
いまは心を委ねたい

目を覚まして
君がそばに居てくれたら
最高

 ....
逃げる 逃げる
追いつかれないように 脚を追いかける


逃げる 逃げる
追いつかれませんように と 祈りながら


追いかける 追いかける 逃げるように 追いかける
 ....
あなたの髪に触れるしずくは
花びらのように
キラキラと咲いて散っていく

あたしもそんなふうに綺麗に映ればいい

住み慣れたはずの町が
やけに他人行儀に感じた
折れた傘が
歩道の脇に ....
アスファルトに影が伸びて

君の横顔がフラッシュバック

あの頃は些細なことも

可笑しくて仕方がなかった


公園で寄り添って食べた

焼き鳥の味がフラッシュバック

あの ....
 ままならないのが人生劇場
 その中でいろんなことを学びとる
 自分の足で立ってない頃には
 すべての刺激は自分を責めていたっけ
 
 叔父に殴られ
 母は青ざめ
 父は妾をつくり
  ....
或る 陽射しが穏やかな午後
風はゆるやかに 丘を流れる
窓枠に切り取られたその風景の
ずっと彼方を 少年は見ていた

鳥かごの中
「日常」は夢のまた夢
その身には 穢れなき白と
何もの ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
夜が更けていきますね
送電線を伝わって
ふらりふらりと麦畑を行けば
ほら
電線が囁いている
星屑をまとった天使たちが
口笛を吹きながら散歩しているんだ

軍用ブルドーザーに破壊されたガ ....
あと二回満月に逢えば
わたし、ひとりと眠る

僅かに欠けた月を眺め
煩雑な世界に目を瞑り
生きて死ぬことだけを考えた
それからカァテンレェスを畳んで
大洋に堕ちる一滴の雨粒のように
短 ....
私のクラスには、紅色のあいつがいる。

真赤に染めた髪
赤い唇と頬
そして左手の小指には
外れることのない
紅色の指輪がはまっている。

あいつは席順にかまわず
いつも窓側に座り、一 ....
勝手にしやがれ
気狂いピエロ
煙草も珈琲も菓子も嫌いなら
勝手にしやがれ気狂いピエロ
手淫も性交も愛撫も嫌いなら
勝手にしやがれ気狂いピエロ
食事も性交も睡眠も嫌いなら
勝手にしやがれ ....
「僕のお母さん」

そういう題名で作文を書くようにいわれた

でも、僕にはお母さんがいない

死神さんがお母さんを連れて行ってしまったから



お母さんは病気で死んじゃったんだ ....
屈葬の密度で眠りにつく夜も
優しい体温の横で大あくびしながら起きる朝も
情緒不安定になりながらも仕事している昼も
君を染め上げるひとつの要因としての私
恐らくは

いつも化粧っ気なくてごめ ....
ひまわりが枯れて
バラが枯れて
チューリップがこぼれて
シベリアだけがまだ 
咲き誇っている

切られた花の優しさしか
あげられません
あげたくても
あげられません
 ....
{画像=070313231143.jpg}
{引用=

  ? 妖精


真摯すぎる球体に圧縮されて
解凍できない孤独

絶望は安らかな顔で
未だ眠っている

秘密にも行き場所 ....
ある朝に、新宿駅東口で待っている

(白くうずくまっている 無音の質量を
回転している(絶叫をとおりこした)声が
雨 のおくへと響いていく

来るのかしら
(いつ?)
遠くはるか遠く
 ....
君の怯えた目は ボクを煽るんだ

狂い泣かせたいって 思ってしまうんだ


止まらない 止まれないけど・・・

やっぱ 刺されたいかも どこか

黒光りするナイフで 貫かれたいのかも ....
暁の一瞬

星達が地平の先に落ちて

僕ら鮮烈な赤を見る

スタートの合図 瞬きすら出来ずに

世界が僕らを焼きつけて

日常のフレームに収めても

掌の星は逃がさないで

 ....
あたしのスカートの
端っこを切ったのは あなたでしょう?

羽をばたばたさせて 空に浮かぶ
髪が伸びたので あたしは飛べるようになった

まっさらな夜を
あなたの匂いをたよりに飛んで
 ....
世界同時革命の僅か数秒前――
雪の溶けた路面に滲んだ血の色を見下ろす
LED信号機と、旧いアナログの時計台、
やがて爆撃されるであろう
銀行、教会、幾多の官公庁

崇高な思想に値しない愚者 ....
海なんか大嫌いだ 幽霊が泳ぐ異界
海なんか大嫌いだ 凡てを飲み込む

 足がつく地面と清さが欲しい
 夢中になれる楽園が欲しい

競争主義、格差社会、全知全能、無能、猟奇犯罪
 ....
久しぶりに目覚めた無限は
世界中の空気を吸い込むように
息をした

どこまでもどこまでも
果て無き肺へたどり着くまで
空気たちは無限の中を彷徨った

無限はときおり
ほ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
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【母海】- 穢土自由詩2*07-1-17
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