すべてのおすすめ
ゴミ箱を作ったので
いらないものを捨てた
だけど、ゴミ箱はまだ満足していなかった
仕方がないので
最近、増えすぎて
持ちきれなくなった不安を捨てた
ゴミ箱は少し満足したようだった
その日 ....
恐ろしい絵本を読みたくて
深夜の本屋に忍び込んだ
硝子を割ったのにセコムは作動しなくて
別世界にきてしまった気がした
 
グラビアから世界地図まで
滑るように見つめていると
ふとした拍子 ....
 
 
 
 
・おやゆび村
 
 
広場の真ん中は
噴水が陣取っていて
そこには
何人かの子供と
一匹の動物がいた
 
動物は
子供たちの真ん中で
小さくなって
子供 ....
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら

刻々とすぎてゆく日々


選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら

それは、きっと
わたしが ....
{画像=080522023223.jpg}
五月十七日は土曜日でした。
窓から外を見るぼく。
向かい合うアパートの窓に、
立っているぼくの姿が映っている。
身体を揺すり、
ヘッドホンに独り ....
あなたは花が好きなだけだった
大輪の花が咲くポピーと信じていた

それだけだった

けしの花
禁じられた花

大地に根を張るけしの力強さ
足に力を込め手応えを感じながら
何本も何本 ....
或る日世界が限り無く黒い、灰色の霧に覆われるような頭痛に襲われ

眠れない夜がほんの微かなやる気を咀嚼しきれずに、腹痛へと変えてゆく

私ときたら、その場に立たされている事が

嬉しいのか ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
楽しい楽しい
心頭滅却すれば
人生もまた楽しい
幸せだ

体が重くても
心が軽ければ
生きてゆける
悪い事はできない

自分を殺し
他人を生かす。
人は評価してくれる。
自分 ....
小花の、シナモンとマーブリングしている
庭先で教科書を開くキミの紅茶
ユルユルした{ルビ蜉蝣=かげろう}になる朝

キライなともだちのプリクラ
姉妹の関係に似ている 笑顔
笑顔笑顔笑顔 ....
吊り皮を枕にした朝
素肌の味を思い描き
定時を目指す


学食を想い
立ち止まってはみたが
正門のサイズが合わない
すれ違った後輩が
陽ざしに目を細め
素肌をにじませようと
侵入 ....
あなたの瞳の中に揺れている青い花
いつか見た海を思い出していたの

遠くでかすかに聞こえる潮騒
繰り返す想いはさざなみのように
私の中に満ちあふれるけれど

あなたの海になりたい
こん ....
私の指が透けて通るほど

大気は爽やかに留める

木々と眼球の間
透ける空気に樹木は裸になり
沈黙の呼吸を続けて 地球は浄化され
透明な気体が絞り出されて 私は深呼吸する

透き抜け ....
銃を
彼女は手に取った
筆を
彼は手に取った

人差し指と筆先
どちらもが
せわしく動いて
どちらもが
同じことを叫んで

語りは美麗
語るは無粋
道行く中
片方の目にかかった伸びた前髪の
その隙間から
思いっきり白けたムードで視線を飛ばす



誰に対してでも
何に対してでもないんだよ


ほんのちょっと
笑顔でいるのが ....
シャッターを切るよう
指で切り抜く仕草

ゆっくりと人差し指で
黄金比率を探してみる

無数の頂点を結んでいくと
地球の作り方がわかる

とどめられないものだから
測ろうとするけど ....
異国の時計塔を真似たチャイムが
終わっていない今日を告げ
青白い街路灯や
オレンジに仄めく窓の
表面をなぞる高音は
濃紺の夜に飲み込まれ
いつしか遠い列車の轍の軋みや
姿の無い鳥の声と同 ....
あの淡い月光のなか、あなたの姿は砕けていった。
神聖な森の泉の中に。




もがいていた指先が今もまだ見える。





あなたはわたしを殺したかったですか?

いいえ、 ....
わたしのなかの夏、が
嘘をついている

生まれたばかりのやさしさと
おぼえて間もない過ちに
うっすら、として
汗をかき


絶え間ほどよく
やわらかく
涙の意味が熟するよ ....
夜のドレープに裂け目が入る
夜明けが裾にそっとくちづけると
私はすべてを脱ぎ捨て
一羽の鷹になって飛んでゆく
まとわりつく冷気を翼で切りながら
あなたを求めて飛んでゆく


   私は ....
「 抵抗することに疲れた 」 
そう言い遺してある友は 
自ら世を去った 

思い通りにならない日々の 
不自由な鎖を巻いたまま僕は 
しばらく横になっていた 

ランプの灯りの下 
 ....
僕達は容易に 
たくさんのものを失ってしまう
取り戻す事のできないものですら

時計はその時を
刻み付けたまま沈黙している
瞼の裏に
残響だけを刻み付けて

無くなってしまったものを ....
呪いをあの人にかけてあげよう
神様に祈りを教会で捧げて
災難に見舞われますようにと
ロザリオを提げながら
十字架に祈りを

この胸の痛みをどうか
あの人にも伝わりますように
私だけを見 ....
確かなものが欲しい、と泣いた


そんな日々には

野良犬たちも

たんぽぽも

いつもの帰り道さえ

他人だった





君の小指と僕の小指を何度絡ませて

 ....
悲しみやら
目につけば
水に腕をくぐらせ
滴のきらきらと落ちかがやくさまが
この雨降り以外
かわかし続ける陸のうえ
路の上で

美しくなどないよ
とりあげられたある日は
何 ....
寂しい日には鏡の前でうずくまる
そこには彼が必ずいるから

やあ
僕は手をあげる
彼は黙ったまま手をあげる
彼は何も語らない
ただ
僕の言葉をぱくぱくと飲み込む
彼の糧は僕の言葉なの ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
 悩むことは苦しい
 出来たらいつも美味しいもの食べて
 美しい衣装纏って仲間と愉快に
 愛情に囲まれている方がいいに決まってる

 あえて悩むことなんかない
 悩む力を持っている人は ....
電気をつけないままの部屋で だらり 弛緩
久しぶりの死体ごっこ

死体の損壊状況は脳みそが酷くただれている位
胃の内容物は八海山と寒梅、久保田
最後に電話で話した人物は元バイト先の先輩
ホ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゴミ箱- 小原あき自由詩32*08-5-23
命と本屋- ゆるこ自由詩508-5-23
てのひらの街- 山中 烏 ...自由詩308-5-23
光に思う- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-22
クマのぬいぐるみ- わら自由詩20*08-5-22
寮生に_/_想い出す情景- beebee自由詩808-5-22
禁じられた花- kauz ...自由詩6*08-5-22
地獄の入口にて- Honesty自由詩2*08-5-22
朝のスケッチ- 乱太郎自由詩22*08-5-21
情けは人の為ならず- ペポパン ...自由詩6*08-5-21
MY_SWEET_HOME- 西日 茜自由詩11*08-5-21
三本脚- 佐々木妖 ...自由詩10*08-5-21
コーンフラワーの海へ- 未有花自由詩9*08-5-21
五月の風- アハウ自由詩508-5-21
つぶやき- FUBAR自由詩5*08-5-21
そもそも- 高杉芹香自由詩108-5-21
ぼくのつくりかた- たりぽん ...自由詩708-5-21
夜の声が- 銀猫自由詩10*08-5-20
辻褄あわせの問いかけ- 水島芳野自由詩108-5-20
五月の薫り- 千波 一 ...自由詩9*08-5-20
五月の鷹- 石瀬琳々自由詩16*08-5-20
太陽の瞳_- 服部 剛自由詩408-5-20
- rabbitfighte ...自由詩20*08-5-20
呪いの教会- AKiHiCo自由詩408-5-20
朧月- COCO自由詩15*08-5-20
らくじつ- 水町綜助自由詩708-5-19
1ピクセルの境界- プル式自由詩3*08-5-19
音の回廊- 渡 ひろ ...自由詩22+*08-5-19
ほっとする時- 山崎 風 ...自由詩2+*08-5-19
死体ごっこ- 朽木 裕自由詩408-5-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528